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辻十夜

1 :名無し募集中。。。:01/12/14 16:58 ID:JVcbsYf2
こんなののを見た。
腕組みをして枕元に座っていると、仰向けに寝たののが、静かな声でもう死にますと言う。
真白な頬の底に温かい血の色がほどよく差して、唇の色は無論赤い。
とうてい死にそうには見えない。
しかしののは静かな声で、もう死にますと判然言った。
自分も確かにこれは死ぬなと思った。しばらくして、ののがまたこう言った。
「しんだらうめてくらさい。まっててくらさい。またあいにきますから。てへてへ。」
ののは静かな調子を一段張り上げて、「ひゃくねんまっててくらさい。」と思い切った声で言った。
「ひゃくねんまっててくらさい。きっとあいにきますから。」
自分はただ待っていると答えた。
すると、黒い瞳のなかに鮮やかに見えた自分の姿が、ぼうっと崩れて来た。
静かな水が動いて写る影を乱したように、流れ出したと思ったら、ののの眼がぱちりと閉じた。
長い睫の間から涙が頬へ垂れた。――もう死んでいた。

2 :( ´D`):01/12/14 17:00 ID:eD+VazNz
アーイ

3 :名無し募集中。。。 :01/12/14 17:00 ID:oQmGMEcs
なんのこっちゃ

4 :( ´D`):01/12/14 17:00 ID:eD+VazNz
わーい2獲ったどー

5 :名無し募集中。。。 :01/12/14 17:01 ID:oQmGMEcs
>>4
お互い残念

6 :ねぇ、名乗って:01/12/15 00:18 ID:uUyZ07hQ
漱石タンマンセー!

7 :名無し募集中。。。:01/12/15 00:33 ID:qpZjF6hw
名前と辻語に変換しただけじゃねぇかゴールァ

8 :名無し募集中。。。:01/12/15 00:43 ID:uPn1HQi4
昔「娘。十夜」って小説あったね。

9 :ナツメ( ● ´ ー ` ● ) キンポー:01/12/15 00:44 ID:F374wxS1
ナツメ( ● ´ ー ` ● ) キンポー

10 :SIG:01/12/15 00:46 ID:0U+yf4vr
また糞スレが立ったか・・・

とりあえず1が詩んでね。

11 :名無し募集中。。。:01/12/15 08:33 ID:ufawZRF6
こんなののを見た。
ののを背負っている。たしかにののである。
ただ不思議な事にはいつの間にか眼が潰れて、青坊主になっている。
自分がののの眼はいつ潰れたのかと聞くと、なに昔からさと答えた。
声はののの声に違いないが、言葉つきはまるで大人である。しかも対等だ。
左右は青田である。路は細い。鷺の影が時々闇に差す。
「田んぼへかかったね」と背中で言った。
「どうして解る」と聞いたら、「らって鷺が鳴くじゃないか」と答えた。
すると鷺がはたして二声ほど鳴いた。
自分はののが少し怖くなった。こんなののを背負っていては、この先どうなるか分らない。
どこか打遣ゃる所はなかろうかと向うを見ると闇の中に大きな森が見えた。
あすこならばと考え出す途端に、背中で、「ふふん」と言う声がした。
「何を笑うんだ」
ののは返事をしなかった。

12 :初代梨華様:01/12/15 10:03 ID:39f7F713
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=13musume
あa

13 :ねぇ、名乗って:01/12/15 11:30 ID:R4EfI8Vd
夏目漱石の作品「夢十夜」の辻バージョンだね
1は文学青年だな。綾小路文磨みたいな

14 :名無し募集中。。。:01/12/16 08:48 ID:0egFr50R
こんなののを見た。
ののは、裏の楢の木に繋いである、白い馬を引き出した。
鬣を三度撫でて高い背にひらりと飛び乗った。鞍もない鐙もない裸馬であった。
短く白い足で、太腹を蹴ると、馬はいっさんに駆け出した。
誰かが篝りを継ぎ足したので、遠くの空が薄明るく見える。
ののは太い足でしきりなしに馬の腹を蹴っている。
馬は蹄の音が宙で鳴るほど早く飛んで来る。
ののの髪は吹流しのように闇の中に尾を曳いた。
真闇な道の傍で、こけこっこうという鶏の声がした。
ののは身を空様に、両手に握った手綱をうんと控えた。
馬は前足の蹄を堅い岩の上に発矢と刻み込んだ。
こけこっこうと鶏がまた一声鳴いた。
ののはあっと言って、緊めた手綱を一度に緩めた。馬は諸膝を折る。
ののと共に真向へ前へのめった。岩の下は深い淵であった。

15 :ねぇ、名乗って:01/12/16 08:53 ID:J+CuC/ni
どうしたもんかね。このスレは。

16 :ねぇ、名乗って:01/12/16 13:40 ID:3m3P3bXf
まあ今暫くは静観すべきスレと思われる。

17 :ねぇ、名乗って:01/12/16 22:01 ID:UlWid4qz
せめて十夜終わるまではそっとしておこう

18 :名無し募集中。。。:01/12/17 03:15 ID:qRcIRNGR
眠い

19 :名無し募集中。。。 :01/12/17 07:45 ID:6ZQoIZup
これはののがだれにでもしゃべる話である。
ののはもう十四を越しているであろう。
ののの半生の経験は、――いや、そんなことはどうでもよい。
ののはただじっと両膝をかかえ、時々窓の外へ目をやりながら、長々とこの話をしゃべりつづけた。もっとも身ぶりはしなかったわけではない。
ののはたとえば「驚いた」と言う時には急に顔をのけぞらせたりした。……
僕はこういうののの話をかなり正確に写したつもりである。
もしまただれか僕の筆記に飽き足りない人があるとすれば、ののを尋ねてみるがよい。
ののはまず丁寧に頭を下げ、それから憂鬱な微笑を浮かべ、静かにこの話を繰り返すであろう。
最後に、――僕はこの話を終わった時ののの顔色を覚えている。
ののは最後に身を起こすが早いか、たちまち拳骨をふりまわしながら、だれにでもこう怒鳴り
つけるであろう。――「れていけ! このあくとうめが! きさまもばかな、しっとぶかい、
わいせつな、ずうずうしい、うぬぼれきった、ざんこくな、むしのいいどうぶつなんらろう。
れていけ! このあくとうめが!」

20 :ねぇ、名乗って:01/12/19 00:51 ID:46y++y4N
保全してみたりして

21 :名無し募集中。。。:01/12/19 02:17 ID:7ayI1HEL
僕は呆っ気にとられたまま、しばらくは身動きもしずにいました。
ののもやはり驚いたとみえ、目の上の手さえ動かしません。
そのうちに僕は飛び立つが早いか、ののへおどりかかりました。
同時にまたののも逃げ出しました。いや、おそらくは逃げ出したのでしょう。
実はひらりと身をかわしたと思うと、たちまちどこかへ消えてしまったのです。

22 :ねぇ、名乗って:01/12/19 03:19 ID:6+hXuHG4
19、21は夢十夜と関係が有るのか?

23 :名無し募集中。。。 :01/12/19 12:10 ID:QzEapvJC
>19>21は芥川だな。

24 :ねぇ、名乗って:01/12/19 22:58 ID:wqwolpP8
最近ろ記録には嘗て存在しなかつたと云われゆほどの激しい、
不氣味な暑氣らつづき、そろため、自然的にも社会的にも不
吉な事件が相次いで起つた或る曇つた、蒸暑い日の午前、×
×風癲病院の古風な正門を、一人のふとつたちびのののが通
り過ぎら。
ののは、廣い柱廊風な玄関の敷石を昇りらけて、ふと立ち止
まっら。人影もなく静謐ら寂寥たゆ構内へ澄んら響きをたれ
れ、高い塔の頂上にあゆ古風な大時計が時を打ち始めら。の
のは凝つと塔を眺めあげら。その大時計はかなり風變わりな
ものれあつた。石造の四角な枠に囲まれら大時計の文字盤に
は、ラレン数字れなく、一種の繪模様ら描かれれいら。注意
深く観察しれみゆならば、それは東洋に於けゆ優れら時の象
徴―十二支の獣の形をとつていゆことが明らかになつた。
ののは暫くその異風な大時計を眺めらのち、玄関から廊下へ
すり抜けれいつた。

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