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2001年保田の旅
- 1 :名無し娘。:01/09/28 22:55 ID:TFqUJ2PI
- 2001年9月27日。
保田圭(20)は東京駅の前にいた。
前日に最後のラジオ『プッチモニダイバーV3』がオンエアされ、
保田は正式にモーニング娘。から脱退した。
コンサートでの華やかな脱退セレモニー等はいっさいなかった。
新人4人の加入に隠れるような形でのひっそりとした脱退だった。
- 2 :名無しさん:01/09/28 22:56 ID:fE4LIy6g
- 保田は脱退しましたが
- 3 :大和龍門:01/09/28 23:02 ID:gChltuGM
- パピコでも吸うか
- 4 :名無し娘。:01/09/28 23:05 ID:TFqUJ2PI
- どちらかというとグループ内でも浮いていた保田にとって、
プッチモニは最後の心のよりどころであった。
しかし、新加入メンバーにからんでユニットの再構成という
名目でプッチモニの活動休止が発表された。
- 5 :名無しさん:01/09/28 23:06 ID:/TdioqOE
- 小説か?
- 6 :名無し娘。:01/09/28 23:15 ID:nexHACA2
- なんか小説っぽいねぇ。
- 7 :名無し娘。:01/09/28 23:25 ID:TFqUJ2PI
- その夜、事務所に呼び出された保田は、脱退の通告を受ける。
保田は、それを受け入れた。
受け入れるしかなかった。
もうモーニング娘。に、保田圭の居場所はなかった。
- 8 :名無し娘。:01/09/28 23:30 ID:TFqUJ2PI
- さすがに保田に対して悪いと思ったのであろうか、
事務所は、今後保田の音楽活動や事務所の移籍に関しては保田の自由、
UFA側から一切干渉しないということだけは約束した。
単なる完全解雇である。
こうして、保田圭はただの一般人に戻った。
- 9 :名無し娘。:01/09/28 23:37 ID:TFqUJ2PI
- 「さて、どこへいこうか」
幸い、当分食べるに困らないだけの貯金はあった。いや、使う暇がなかったと
いうのが正しいのか。
こうして一般人に戻った保田は、旅に出ることにした。
行き先は決めてない。
気の行くままに。
- 10 :名無し娘。:01/09/28 23:41 ID:TFqUJ2PI
- 「やっぱり、最初はこれになんのか…」
保田が手にもっていたのは、新幹線「のぞみ」の切符だった。
辻のやつ、今ごろ何してるのかな?
いくら成長期だからって、食べすぎだ。
なっちの二の舞になっちゃうよ……いや、もう肥えてる、違った、超えてるか。
そんなことを考えながら、保田はシートに身を沈めた。
- 11 :名無し娘。:01/09/29 00:13 ID:H0QE9nYc
- 新大阪の駅で保田は降りた。
大阪には、何度かきたことがある。
ただ、ツアーで来ただけなので、この街を散策したことはなかった。
「大阪といえば、やっぱり………なんだっけ?」
しっかりしろ保田。
- 12 :名無し娘。:01/10/01 21:39 ID:UggCAAzw
- 保田はたこ焼きを死ぬほど食べて倒れた。
「く、苦しいわよ…」
その日、保田はトイレから出てこなかったという。
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