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新・一緒に暮らすならどの娘?(何でも有り)

1 :名無し娘。:01/09/20 12:35 ID:KSnSsvUg

晴れてモー。板(羊)も復活した事だし、
気分も新たにあんな事やこんな事を妄想しようではないか。

*過去ログは >>2以降

2 :名無し娘。:01/09/20 12:37 ID:Nduof4SE
旧(羊)時代の過去ログ

一緒に暮らすならどの娘?
http://teri.2ch.net/mor2/kako/982/982416193.html
一緒に暮らすならどの娘?part2(何でも有り)
http://teri.2ch.net/mor2/kako/983/983866543.html
一緒に暮らすならどの娘?part3(何でも有り)
http://teri.2ch.net/mor2/kako/987/987403157.html
一緒に暮らすならどの娘?part4(何でも有り)
http://teri.2ch.net/mor2/kako/993/993374187.html
一緒に暮らすならどの娘?part5(何でも有り)
http://teri.2ch.net/mor2/kako/998/998304509.html
一緒に暮らすならどの娘?part6(何でも有り)
http://teri.2ch.net/mor2/kako/998/998544243.html

3 :名無し娘。:01/09/20 12:44 ID:Nduof4SE
お願いします、誰か書いてください。
もう待ちきれないんですぅ…

4 :かくぞ:01/09/20 12:48 ID:Mr6fbT0Q
シコシコ





つーか、TVで見る分ならいいけど、
高校も出てないドキュソと普通に生活はできんダロ。

5 :名無し娘。:01/09/20 12:53 ID:05YUTxJ2
>>4
まあ、それはそれ(w
あくまで妄想なんで。

6 :ついでにミカも:01/09/20 13:19 ID:ISVL/wxQ
辻のぬいぐるみ(ミニモニ。)GET。
あこがれの二人暮らしじゃぁ。

って、ちょとちがふか

7 :名無しさん:01/09/20 17:15 ID:3fIH8vH.
suzukaのならm-seekでやってるぞ。

8 :梨華ヲタ☆ ◆KVdmAYCg :01/09/20 17:18 ID:0zXZtPQc
>6
そんなのあるの?

9 :名無しさん:01/09/20 18:30 ID:WemGsCtE
>>7
mseekの何板?

10 :永田裕志(臨時出張580):01/09/20 22:39 ID:t5.D0YZo
>>7
<(`△´) 俺も続き見たい。

11 :地獄の肥後守:01/09/20 22:40 ID:sRCYYhy2
正直、一緒に暮らしたくないのはしゅう。

12 :地獄のえんぴつ:01/09/20 22:41 ID:Pk83F2SM
懐かしいな…

13 :うふこ:01/09/20 23:46 ID:cK7PRe4o
はよ書けや!!

ごめんなさい、書いてください・・・

14 :松平健:01/09/20 23:59 ID:KydfFFSk
>9
http://mseek.obi.ne.jp/cgi/hilight.cgi?dir=moon&thp=1000032040

15 :名無しさん:01/09/21 02:05 ID:i.tcygWA
>>14
ありがとうございます。
3週間ぶりの発見です。

16 :箱入り娘。:01/09/21 08:01 ID:eWlic45Q
全員。

17 :名無し娘。 suzuka:01/09/21 21:33 ID:ra8j3k9M
いつの間にこんなところが………( ゜_゜;)

>>6
ゲーセンにある人形のこと?
(俺はとるつもりはない)

18 :名無しさん:01/09/22 04:06 ID:ykyDTlWI
suzuka氏 君の帰る処は此処しかない、さあ書き給え。

19 :名無し娘。 suzuka:01/09/22 22:09 ID:KFH109Fc
>>18
月板でスレッド立てちゃったんで……

あっちでしばらく続けますわ、ゴメンナサイ( _ _)

20 :名無しさん:01/09/22 22:45 ID:ykyDTlWI
誰も書かんのか・・・誰ぞ勇者はおらんのか!!

むむ、仕方ない自分が書くか・・・

21 :名無しさん:01/09/23 02:44 ID:7mzJzn8g
いいよ書かなくて

22 :名無し娘。:01/09/23 15:29 ID:rMKOIme2
>20
書け。俺もなんか書く。

23 :作者、募集中じゃ:01/09/23 18:26 ID:q44j/DO2
>>22

おお、やっと救世主が!!期待しておりますじゃ!!

24 :SASのが・・:01/09/23 21:07 ID:yh36uMzo
下手だけど書いてもようござんしょうか?

25 :名無し娘。:01/09/23 21:08 ID:b1MgjlOk
毎日とっかえひっかえが理想だが

26 :名無しさん:01/09/23 21:11 ID:vWtzR4Is
曜日毎交換で。

27 :名無しさん:01/09/24 00:57 ID:yFg2RfdQ
>>24
書きなはれ!!

28 :SASの後釜:01/09/24 20:34 ID:cfTtgyac
で、どこまで行ったんだっけ?

29 :こんな大家族が良い:01/09/24 20:59 ID:DL47WMbo
父=中澤
母=安倍
姉=飯田
兄=保田・矢口
弟=吉澤
弟の妻=石川
妹=加護・辻
自分の妻=後藤

30 :地獄の鉛筆:01/09/24 23:10 ID:.h.6li6c
騒がしい声で目が醒める。
台所からのようだ。
目をこすりながら台所に行くと、妹に茶碗(大盛り)を渡しながら母親がこっちを見る。

「朝から何なんだよ」
「希美が…」母親の一言ですべてを悟る。
「馬鹿みたいに喰ってんじゃねーよ!」と頭を小突く。
恨めしそうに俺を睨みつけながら何か言っていたが、
口いっぱいに頬張った飯のせいで何を言っているのかわからなかった。

31 :名無し募集中。。。:01/09/24 23:15 ID:k3KIafkA
広末


毎日やらしてくれそうだから

32 :地獄のランドセル:01/09/24 23:17 ID:81UdeGf2
>>30
う〜〜ん。。。。今んとこ誰が犯人か解らん。。。

33 :名無し募集中。。。:01/09/24 23:27 ID:3/ZoR8rY
>>29
姉に飯田、だけ激同意!

34 :地獄の鉛筆:01/09/24 23:27 ID:.h.6li6c
>>32
それは七話目くらいで明らかに。

35 :名無し募集中。。。:01/09/24 23:45 ID:RMHiTyws
>>31

WASABIのあの格好は知的障害者に見える。

36 :名無し募集中。。。:01/09/24 23:48 ID:k3KIafkA
でもやりたい

37 :加賀百万石:01/09/25 00:36 ID:y1gFjf92
おおっ、復活してるとは・・・

38 :名無し募集中。。。:01/09/25 01:44 ID:d0HM3Zz.
>>37
あんさんも続き書いてちょ。

39 :S.A.S 第二話:01/09/25 02:09 ID:MD6MGb0Y
http://teri.2ch.net/mor2/kako/993/993374187.html の637 の続き

「私達はたった今から恋人同士になったわけだけど、色々と問題はあるんだよね〜」
再び僕たちは椅子に座って話していた。
「問題って、この計画自体問題かと・・・」
僕のつっこみを無視して後藤真希は続ける。
「まず、お互いの呼び方をなんとかしなきゃ。いつまでも『加護のお兄さん』って呼ぶわ けにはいかないし。それに私の方が年下なんだから『後藤さん』って呼ばれるのはおか しいわね。お兄さんの名前ってなんて言うの?」
「アキラです」
「じゃ、私は 『アキラさん』 って呼ぶね。アキラさんは私のこと
 『真希』って呼んでね」
女性の名前を呼び捨てにすることに慣れていない僕はそれには少し抵抗を感じた。
「なんかもっと他の呼び方無いですか?
 女性を呼び捨てにするのはあんまり好きじゃないんで」
「でも、他のメンバーみたいに『ごっちん』とか呼ぶわけにはいかないでしょ?
 それに私の方が年下なんだからアキラさんは気軽に『真希』って呼んでくれていいよ」「・・・なんとか頑張ってみます」
「後、その話し方も直さなきゃ。年下に敬語使ってどうするのよ」
おいおい、年長者に敬語を使わないあんたこそ、どうすんだ。
心の中で突っ込みはしたが決して口には出さない。
「あんまり話したことも無い人に馴れ馴れしく話すのはどうかなと思って・・・」
「そっかー。それじゃ、もう大丈夫だよ。なんてったって私達は恋人同士なんだから。
 これからは気さくに話してね」

40 :S.A.S 第二話 :01/09/25 02:10 ID:MD6MGb0Y
こんな風に恋人とはどういうものか、彼女に対して彼氏はどう接するべきか、などと
延々と真希の恋愛講座は続いた。そうこうしている内に時間は30分ほど経過した。
そして、入り口の扉が開いて亜依が入ってきたとき、僕は亜依がこの状況を打開してくれる天使に見えた。
「あ、お兄ちゃん!」
抱きついてくる亜依を受け止めて、僕は言った。
「おお!亜依、お疲れさま!疲れただろ。さぁ帰ろうな。
 今日はハンバーグだぞー」
もう僕は早く家に帰ることしか考えていなかった。
「ほんと!?楽しみだなー。亜依は準備でてきてるし、いつでも帰れるよ」
「よし、じゃ早速帰ろうか。時間も時間だしな」
「うん。じゃ、後藤さんお先に失礼しまーす」
亜依は元気よく真希に別れの挨拶をした。
「お疲れさまー。気を付けてね」
真希は亜依に返事をし、そして続けた。
「アキラさんもお疲れさまー。またねー」

亜依は ニヤリとしている真希と、動揺している僕を見て不思議そうな顔をしていた。

41 :S.A.S 第二話 :01/09/25 02:10 ID:MD6MGb0Y
悪夢のような月曜が終わり、今日は火曜日。
テストは既に終わっているので授業は基本的にない。あるとすれば、ある
モノにとっては天国であり、あるモノには地獄であるテスト返しである。
今のところ返されたテストはどれもこれも可でもなく不可でもないという感じだ。
学校は昼までに終わり、午後からは昨日の事を忘れるべく部活に精を出す。
部活終了後、カラオケに誘われたが今日はそういう気分ではなかったので寄り道
せずに家に帰った。これからどうしたものかと考えながら歩いていると、ピーッという
音がなり、携帯がメールが入ったことを知らせてきた。出会い系サイトの宣伝メール
でないことを願いつつそのメールを開けてみる。・・・最悪だ。
出会い系サイトよりも、強烈なメールが届いていた。
『今日は8時に仕事終わるからちゃんと迎えに来てねー  真希より』
恐らく僕の携帯番号とアドレスを亜依か、矢口さんから聞いたんだろう。

42 :S.A.S 第二話:01/09/25 02:11 ID:MD6MGb0Y
幸か不幸か今日は亜依を迎えに行くのは僕じゃなくて、父となっている。
だから、僕が真希を迎えに行くことはもちろんできるが・・・。
もし、迎えに行ったとしたら他のメンバーにばれるかもしれない。
それはいいとしても、亜依にばれるとやっかいだ。亜依は僕を兄として慕って
くれている。最近、やたらと彼女がいるかどうか聞かれたりもするし。
女からかかってくる電話のチェックも厳しい。(きっと思春期の女の子だから
色々とあるのだろう)そんな状態で真希と僕が付き合っている(一週間だけだけど)と知ったら何かイヤなことが起きそうな予感がする。僕の良い予感は当たらないが、悪い予感は当たるというイヤな統計データもあることだし、これはなんとかせねばならない。
とりあえず、真希を迎えに行くことは避けられないだろう。もし、いかなかっ
たら亜依に何か吹き込んだりされるかもしれない。
とっとと迎えに行って誰かに会う前に退散するとしよう・・・。

43 :名無し募集中。。。:01/09/25 02:11 ID:.67vhb/6
荒らすなボケ

44 :名無しさん:01/09/25 02:15 ID:anyHRti6
おおお!!S.A.S殿!!待ちわびましたぞ!!

45 :加賀百万石:01/09/25 02:47 ID:y1gFjf92
http://teri.2ch.net/mor2/kako/998/998304509.htmlの続き部屋に帰ってからも俺の動揺は収まらず、
バルコニーから外を眺める彼女についつい目がいってしまう。

「あの〜」
「・・・・・・」
「あの〜、ちょっといいですか?」
「・・・あ、あぁ、ごめん。なに?」

ボーっとしているところへ声を掛けられたので俺は余計にドキドキしてしまった。

「どこか出掛けたりしないんですか?海で泳いだりとか、ショッピングしたりとか」
「出不精だからね、そっちは?」
「・・・私も出掛けません」
「んじゃ何しに来たの?」
「ん〜、なんとなくですよ、なんとなく。強いて言うなら夏の妙な雰囲気でついつい
出掛けてしまったって感じです」
「ハハハ、よくわからんけど家族とかは?若い娘が一人旅なんてよく許してくれたね」
「・・・」
「あ、ごめん、なんかヘンなこと聞いちゃったかな」

こっちから干渉しないといった手前、聞き過ぎたかなと思ってすかさず謝った。

「別にいいんですよ、パパやママにどうやって説明しようか悩んだんですけどね」

あっけらかんと言い放って彼女はテラスに出てしまった。
どうやらだいぶそこからの景色が気に入ったらしい。

「ま、俺は適当に過ごすからさ。君も楽しみなさい」
「・・・ハイ。あ、そ〜だ、そのうち二人でお出かけしましょうね♪」

俺の言ったことが理解できてなかったらしい。
適当に誤魔化してやり過ごすことに決めた。

「・・・」
「イヤなんですか?」
「え・・・んじゃまあそのうちね」
「そのうちって?」
「だから、いつかだね」
「いつかっていつですかぁ?何時何分何秒ですか〜?」
「子供みたいなこと言わないの、気が向いたらそのうちね」
「ぶーぶー、つまんないの〜」

大人っぽいところがあるかと思えば子供みたいにダダこねる。
これからも振りまわされるのかな・・・でもそれも悪くない・・・かも?

46 :加賀百万石:01/09/25 02:48 ID:y1gFjf92
それから二日間、俺達はそれぞれの時間を過ごした。
俺は基本的に部屋で本を読んだり、音楽を聴いたり、涼しい時間帯には
ビーチで昼寝をしたり。彼女はというと出掛けたり帰ってきたり。
やっぱり出掛けてるじゃないか。
まあ干渉しないということなんでどこに行ってるかは定かではないが。
でも部屋にいるときは相も変わらず同じ場所から外を眺めてる。
俺は彼女がこの部屋にいることに気を遣ってるのだと思い、
気遣わないで自由に部屋使っていいんだよ、というのだが、
彼女は分かったような分からないような顔をして、ここでいいんです、
と言うばかり。おかしな子だなぁと思いながらもそんなに気にはしなかった。

三日目の朝、目覚めたのは良いが、頭が痛い。鼻水も止めど無く流れてくるし、
なんか体中が火照ってる感じだ。旅行に来たというのにどうやら
風邪を引いてしまったらしい。最悪の展開だ。でっかいクシャミを放ったら
それに応えるように梨華が隣りの部屋から顔を出した。
ピンクの花柄のパジャマがよく似合ってる。

「おっはようございま〜す♪」
「・・・・・・おはよ・・・」
「どうしたんですか?顔真っ赤ですよ?」
「・・・なんか風邪引いたみたい」
「お熱、あるんですか?」
「・・・さあ」

もう答える気力すらない俺に、彼女は近寄ってくる。

「どれどれ」

そういうと彼女は自分のおでこと俺のおでこをくっつけた。

「・・・!!」

俺は絶句したが、急激に体温が上昇している俺をよそに、
彼女は目を瞑って本気で熱を計ってる・・・つもりらしい。

「すっごい熱ですよ。今フロントに連絡してお医者さん呼んでもらいますね」
「・・・・・・ありがと」

天使に見えた。。

47 :加賀百万石:01/09/25 02:50 ID:y1gFjf92
ホテル在中の医者の診察によると単なる風邪のようで、感染症などの心配は無いらしい。
それまで心配そうに見守っていた梨華は顔を綻ばせた。

「良かったですねぇ、治るまで私がしっかり看病しますからね♪」
「・・・ヨロシク」

そういうと梨華は電話でフロントと何やら話してる。
受話器を置くと嬉しそうにベッドの横に座り込んで話しかけてきた。

「今フロントの人に聞いたんですけど、特別にご飯作ってくれるって」
「・・・・・・別に食べたくない」
「ダメですよ〜、ちゃんと食べなくちゃ。治りませんよっ。何が食べたいですか?」
「・・・敢えて言うならお粥かな。鰹節と梅干に醤油たらしたやつ」
「お粥かぁ・・・」

そんな会話をしてるとドアをノックする音が聞こえた。

「ほいっ!」

梨華が返事をして走っていった。
ボーイが氷とおしぼりを持ってきてくれたようだ。

「そうだ、聞いてみましょうか?」
「・・・ハハハ、多分無理だと思うけどね」
「わかりませんよ、あの〜、お粥って・・・?」
「・・・」

ボーイの沈黙がなんとなく痛かった。
やっぱり無理かと思った瞬間、彼は振りかえってボソっと言った。

「あるよ」

「え、あるんですかぁ?でも鰹節と梅干はさすがにないですよね?」
そこまであったらギャグだろと思いつつ覗っていたら

「あるよ」

「え、じ、じゃあお醤油は?」

「あるよ、キッコーマン特撰丸大豆」

なんでもありかよ・・・しかも微妙に古いし。

48 :加賀百万石:01/09/25 02:51 ID:y1gFjf92
「旅行に来たのに病気になって金だけ払って帰ったら踏んだり蹴ったりだな・・・」
「そうですよ、だから早く治しましょうね」
「もう不細工でデブな奴がハナクソほじってるところ見つかっちゃったって感じだ」
「なにわけわかんないこと言ってるんですか」

熱で少々おかしくなってるところに頼んだ食事が運ばれてきた。
注文通りのお粥だ。しかも蓮華もついてる(笑

「さ、ご飯ですよー。体起こせますか?」
「・・・うん、ありがと」
「それじゃ私が食べさせてあげますね♪」

さすがにそこまでおんぶにだっこというわけにはいかない。
もちろん恥ずかしさのほうが大きいのだが。

「い、いいよ。自分で食べれるから」
「ダメですよ〜、無理すると治りませんよ」
「で、でもさぁ・・・」
「はい、あ〜んしてください」

俺は押し切られたように口を開ける。

「美味しいですか?」
「・・・う、うん」
「それじゃあ頑張って全部食べましょうね」

ちょっと幸せ感じた夏の一日だった。

49 :加賀百万石:01/09/25 03:00 ID:y1gFjf92
>>45はちょっとミスった。ごめん。

50 :奥村助右衛門宗親:01/09/25 03:05 ID:anyHRti6
加賀百万石殿も帰って来られたか!

51 :名無し娘。:01/09/25 04:16 ID:sfKEBOio
SASさん復活、マンセーーーー!!!!

52 :名無し募集中。。。:01/09/25 12:58 ID:ahBiG4uI
HERO見たくなった。ビデオ屋逝ってこ

53 :加賀百万石:01/09/26 02:37 ID:DntEGW6w
>>50
中途半端は嫌いな性分なんでね

54 :名無し娘。:01/09/26 21:31 ID:kuPmzOnU
ちょっと静かになってるね、
寂しいなぁ〜
更新、心からお待ちしております

55 :名無しさん:01/09/27 02:19 ID:eeZoO8Ak
age

56 :名無しさん:01/09/27 19:17 ID:bqTTRl6o
age

57 :コカライト:01/09/27 20:17 ID:9Vb6ZJKI
s.a.sさん、加賀百万石さんおもしろいです。
がんばってください。

58 :槍の又左:01/09/27 21:02 ID:atwBvgdY
金沢100万石の基礎をつくった漢

59 :高羽試合調教:01/09/27 21:27 ID:i6MMw0v6
愛人であるNHKイタ語のみついエッチコの極上特大パイを食いちぎりつつ
いま、高橋愛を世界一の飲卵女に調教中の私に何か?

愛の真ん湖をおれの魔螺で型どりしてパーソナル土鈴にするのだ。はあはあはあ

60 :名無し娘。:01/09/27 21:53 ID:UD.hxqYo
う〜ん、更新が待ち遠しい。
SASさん、たのんます!

61 :名無しさん:01/09/27 23:49 ID:hGnpduNs
ai

62 :タフィさん:01/09/28 12:39 ID:Aj0eiTXw
放置しないで〜

63 :名無しさん:01/09/28 23:44 ID:p9YLsEIU
期待age

64 :加賀百万石:01/09/29 00:48 ID:.G9Lez9Y
彼女は熱に魘されてる俺を一生懸命看病してくれている。
汗で濡れた俺のシャツを取り替えて、氷が無くなりは新しいのを頼み、
俺が起きてる間に彼女が寝ているところを見たことが無い。

「あのさぁ」
「はい?」
「あんまり寝てないでしょ?」

彼女の目の下にはくっきりとクマができてる。

「このくらいヘッチャラですよ」
「そう?あんまり無理すんなよ。逆に倒れられても俺は今看病できないからさ」

すると彼女は含み笑いをしながら嬉しそうに言ってきた。

「それじゃあ、治る頃に私が倒れたら看病してもらえますね♪」
「そりゃするけど・・・楽しそうに言うことじゃないっしょ?」

俺が呆れて言うと、

「冗談ですよ、冗談」

この子の場合はどこまでが冗談かわかんないからな。
まあこの際だ、治るまでは甘えることに決めて、深い眠りについた。

真夜中、熱に絶えられず目を覚ました。
俺は起きあがって氷を取りに行こうと思ったが、体の上に何か重いものが乗っかって
自由に身動き取れない。よく見ると梨華が俺の上に倒れ込む形で
静かに寝息を立てている。しかも俺の手を握り締めて・・・
俺はその手を外し、床にあった布団を彼女にかけてあげた。
そしてまた布団に潜った。氷は取りにいけないが、それで治るのが遅くなってもいいと
心から思った。彼女を起こすわけにはいかない。俺はまた眠ることにした。
再び、今度は俺のほうから、彼女の壊れてしまいそうなくらい細い手を握り締めながら・・・

65 :加賀百万石:01/09/29 00:49 ID:.G9Lez9Y
>>62
別に放置する気はないよ。
ただ忙しいからさ、今日はこれだけで勘弁して。

66 :名無し娘。:01/09/29 02:19 ID:2gbV7gh2
おぉ!加賀百万石殿が!!
SAS殿も待ち遠しい!

67 :タフィさん:01/09/29 12:12 ID:0ljcAwQs
サンクス!
今俺は心の中で大車輪→トカチェフ→イエガー→ツカハラ→連続コバチしてるぞ!!

68 :名無し娘。 :01/09/29 19:20 ID:3fUzBiFc
>>67
大技だけやっても10・0はとれないってことで
どれだけやっても意味ないぞって意味か?

69 :名無しさん:01/09/29 19:22 ID:G8hjH6W2
,一-、
/ ̄ l | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■■-っ < http://www2u.biglobe.ne.jp/%7Ehole/
´∀`/  \_____________________

70 :名無しさん:01/09/29 19:23 ID:FiuC9dks
こんなことしてます。
ttp://www16.u-page.so-net.ne.jp/tk9/hifhif/Default2.htm

71 :名無しさん:01/09/29 22:48 ID:kniVNOrI
はよ書いてちょ 期待しとるでよ。

72 :タフィさん:01/09/30 01:01 ID:Ah9E8V.A
>>68
つまりアクロバティックな喜びってことだよ
満点とろうなんて考えは毛頭ない

73 :名無し娘。:01/09/30 22:53 ID:jyAhHqII
う〜、SAS殿〜〜
音沙汰無しなのか〜〜?

74 : :01/10/01 23:07 ID:F0lruDtQ
age

75 :ちっくり:01/10/02 00:23 ID:BLq.hCEM
・・・チュンチュン。
とある日の朝だった。スズメの鳴き声が心地よい。

?「・・・こ・・と・・・。」

( ´ Д `)<ん〜?なんだよ?誰だよ???朝からウゼェなぁ。
母<「こら〜!!早よ起き!!!初日から遅刻してどないすんの!」
( ´ Д `)<「しょにち〜?なに言ってんの?ハイハイ。」
              
              「ん?」
       
(;´ Д `)<あっ!今日から俺高校生じゃんYO!ヤベ〜YO!!!」

そう。今日から俺「安久津 真」(あくつ まこと)は高校生なのだ。
それにしても遅刻しそう・・・。ヤバイよなぁ〜。初日から遅刻なんて。

真<「お母さん!なんで起こしてくれへんかったの?」
母<「あんたが起きんからアカンやで。ホレ弁当!!!」

おっと、母の紹介がしてなかった。ウチのオカンは「安久津 裕子」
旧姓は中澤だったらしい。友達からもよく言われるがすっごい美人だ。
元気もあり、若さもあり、ボケもありと。とにかく楽しいのだ。

母・裕子<行ってらっしゃ〜い!気いつけてなぁ!
真<行ってきま〜す。

弁当も持ったことだし、これから俺の高校生活を楽しんでやるYO!
なんていう期待と不安となんか(?)が入り交ざった気持ちだった。

そして、俺の高校生活1日目が始まる。

76 :タフィさん:01/10/02 00:30 ID:PqnIs1YE
>>75
中学のときに子供産んだのか?
(;´ Д `)ハァハァ…

77 :名無し娘。suzuka:01/10/02 12:45 ID:dqNYHK.Y
>>76
2○歳ではないのでは…?

78 :名無し娘。:01/10/02 16:13 ID:Zo9NqbsU
ちっくりはん、
期待してまっせ!!!

SAS殿、加賀殿はまだかなぁ〜〜。
待ち遠しい。

79 :タフィさん:01/10/02 18:30 ID:BXW/.tE6
誰か〜!!
生きとるか〜!!

80 :ちっくり:01/10/02 19:30 ID:erddLuEw
とりあえず遅刻しそうなので学校へ急ぐことに。
時間はわからなかったが家の中からN〇Kの朝の連ドラの音楽が聞こえていた。

『とりあえず遅刻じゃ洒落なんないよなぁ。急ぐべし。』

な〜んて思いつつも歩いている俺がいる(笑)
学校までは徒歩15〜20分ぐらいの距離だ。近いのか遠いのか微妙な距離だ。
ちなみに学校の名前は『私立 朝比奈学園』(しりつ あさひながくえん)だ。
創立してから間もない学校だ。生徒数は1200人ぐらいのマンモス校でもある。

『人数がたくさんいれば、カワイイ子がいるよなぁ〜。楽しみだYO!』

俺はよく言えば想像力豊富。悪く言えば妄想癖があるらしい。
・・・っと、そんなこんな事を考えてる内に学校に着いた。

?<「きゃ〜!あぶないですぅ〜!!!どいて下さい〜!!!」

後ろからヘリウムガスを吸ったような声が聞こえてきた。
俺が後ろを向いて何事か?っと確認しようとした時にはすでに遅く。

            キィー!ドンッ!!!

真<「痛タタタ〜。一体なんだよ?どこの誰だよ?」
?<「すみません、すみません、すみません!」

ヘリウムガスを吸ったような女の子はあやまってバッカリだ。
米付きバッタのように熱心に謝ってる。
俺はとりあえず、朝比奈の制服を着ていたので何年の誰か聞くこうと思った時

ヘリウムガスの声<「すみません。あっ、朝比奈の生徒ですか?私も今日から生徒なんですよ。
          私の名前は・・・。」

81 : :01/10/03 00:50 ID:NpwJjdTk
おお〜期待できそう(^ー^)V

82 :名無しさん:01/10/03 02:49 ID:xoFbqcg6
age

83 :名無しさん:01/10/03 10:25 ID:2tPqFgJI
そこでホントにヘリウムガスを吸ったやっすーだったら嫌だなぁ〜

84 :名無し娘。suzuka:01/10/03 12:58 ID:6WHSN1ic
>>83
それはそれで(・∀・)イイ! と思う…………か…?(^_^;)

85 :タフィさん:01/10/03 14:27 ID:BVxOn6T6
>>80
「小倉です。」

86 : :01/10/03 17:41 ID:3NBta38I
>>84
あなたも更新してね

87 :名無し娘。:01/10/03 18:18 ID:HFdXcHjY
>米付きバッタのように
>ヘリウムガスの声<「すみません。
↑ワラタ

88 :名無し娘。 suzuka:01/10/03 20:24 ID:CJD4hbwk
>>86
http://mseek.obi.ne.jp/cgi/hilight.cgi?dir=moon&thp=1000032040

89 :名無し娘。 suzuka:01/10/03 20:37 ID:CJD4hbwk
今日、ゲーセンでミカの人形を取ってしまった………

ミカ氏(略

90 :ちっくり:01/10/03 21:06 ID:/jcH0EqA
ヘリウムガスの声<「石川 梨華(いしかわ りか)って言います。あなたは?新入生なんですか?
真<「俺の名前は安久津 真俺も新入生なんだ。よろしくね。」
梨華<「こ、こちらこそよろしくお願いしますぅ。」
真<「それより遅刻しちゃうよ。早くクラス発表見に行って教室行こ!」
梨華<「は、はい!わかりましたぁ!いきまっしょい!!!」

ふ〜ん、彼女の名前は石川 梨華っていうのか。
それにしても、ヘリウムガスを吸ったようなすごいアニメ声だなぁ。
・・・さっきから声にばかり気を取られていたが、よく見れば結構カワイイ子ではないか!
ちょっと色黒だけど、そんな事は全然気にならなかった。
最初しゃべり方から梨華ちゃんはブリッ子かと思った。しかし、違うようだ。
梨華ちゃんはそれが素だったようだ。じゃなきゃチャリで人にはぶつかんないだろう?

(@´Д`@)<『初日からいいことあるなぁ〜。遅刻したけど大ラッキーだYO!』

俺は心の中でこんな事を叫びつつ喜びに浸っていた。

梨華<「真くぅ〜ん!クラスが発表されてますよぉ〜!」
真<「あぅ、うん。今行く。待ってて。」

俺の考えはさておき、自分のクラスを見に行くことにした。
カワイイ子の名前はわからないが、とりあえずカワイイ子と一緒になりたかった。
心の中でそう強く願った。もちろん声には出さないが。

真<「どれどれ?・・・。」

俺は、学校に祈った。カワイイ子と一緒になりたくて。

(´Д`)<『神様、おねがひ!』

91 :ちっくり:01/10/03 21:28 ID:/jcH0EqA
ヘリウムガスの声<「石川 梨華(いしかわ りか)って言います。あなたも新入生ですか?
真<「俺の名前は安久津 真。俺も今日から新入生よろしくな!それと真でいいよ。
梨華<「こ、こちらこそよろしくお願いしますぅ。私も梨華って呼んでくださいね!」
真<それより遅刻しちゃうよ。早くクラス発表見に行って教室に行こうよ。」
梨華<「はい!いきま〜しょいっ!」

彼女の名前は石川 梨華っていうのか。ヘリウムガスを吸ったようなすごいアニメ声だ。
さっきから、声にばかり気を取られていて気が付かなかったけど・・・カワイイ!
ちょっと色黒だけどそんな事は気にするほどのことではナイ。とりあえずカワイイのだ。
ちなみに梨華ちゃんは( ^▽^)ってな感じの女の子だ。
最初はブリッ子かと思っていたがそれは間違いのようだ。
梨華ちゃんはこれが『素』なんだろうと思った。いや、絶対間違いないだろう。
・・・じゃなきゃ人にチャリでぶつかる人なんてそうそういないだろう。

( @´ Д `@)<『初日からいいことあるなぁ〜。遅刻したけど大ラッキーだYO!』

俺は、心の中でそんな事を叫び喜んでいた。

梨華<「真くぅ〜ん!クラスが発表なってるよぉ〜!」
真<あっ、うん。今行く。待ってて。」

俺はそんな自分の考えを一旦中断して自分のクラスを見に行くことにした。
他の人の名前はわからないがとりあえず、面白い人、カワイイ人がたくさんいるクラスがイイと思った。
そうすれば、高校三年間は友達もでき退屈しないですむと思うからだ。

真<「どれどれ?・・・。

俺は、学校に祈った。神頼みじゃないけど祈った。

( ´ Д `)<『クラス発表、おねがひ!』

92 :ちっくり:01/10/03 21:32 ID:/jcH0EqA
ちっくり行きましょう。
ちっくり、ちっくり
ちくーりと。

93 :ちっくり:01/10/03 21:52 ID:/jcH0EqA
訂正です。
×90
〇91です。
迷惑かけてスマソ。
ちっくり逝きましょう。

94 :llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll:01/10/03 23:32 ID:2u0.2E3Q
ちっくり逝けーーーーーーーーーーーーっ、期待してまっています。

95 :おらぁ絶対:01/10/03 23:39 ID:PbLkbLWU
新垣だな。
んでぜってぇ人前には出させねぇ。
まちがってもステージになんざ
立たせねぇ。

公衆道徳っつうもんがねぇよ、つんくクンにゃあ。

96 :タフィさん:01/10/03 23:41 ID:zeX07w/U
他に誰が出てくんだろ?楽しみだ

97 : :01/10/03 23:48 ID:CNPQu.Mo
これまた今までの作者とは違う作風で楽しみ・・・♪

98 :うんこ星人:01/10/04 00:16 ID:LS1EzKtY
ねぇねぇ知ってる?後藤真希が俺の友だちと付き合ってるんだぜ〜写真まであるんだよ〜

99 :名無し娘。 suzuka:01/10/04 20:58 ID:s6gKBL7U
今日、ゲーセンでダイタクヤマトを取ろうとしたら
ミカの人形を取ってしまった………

ミカ(略

100 :ちっくり:01/10/04 21:45 ID:Soo6FF/c
梨華<「私と真君一緒のクラスですよぉ〜。」
真<「ウッソ?マジ???」
梨華<「本当ですよ!真君も見てくださいよぉ。」
真<「あっ、本当だ。・・・ビックリだね。」
\( ^▽^)/<「ワーイ、ワーイ!」

俺と梨華ちゃんは偶然にも同じクラスになった。もしくは必然なのだろうか?
運命は誰にもわからない。ただ一つ言える事は俺ははてしなくついている事だ。
それにしても、梨華ちゃんは子供のようによろこんでいたな。
もしかして、梨華ちゃんも一緒のクラスで嬉しいのかな?たぶんそうだろう。うんうん。
とりあえず、高校最初の友達が同じクラスでよかった。

・・・この後数分間梨華ちゃんと俺は自分たちのクラス発表を眺めていた。
一通りの名簿を眺め終わった後、俺はそろそろ教室に行こうと思った。

真<「梨華ちゃん、そろそろ行こうか?クラスもわかったことだし。」
梨華<「はぃ〜。いきましょい!同じクラスになったんで改めてよろしくお願いしますぅ。」
真<「俺もよろしく。最初の友達が梨華ちゃんで嬉しいよ。」
(///▽//)<「は、はぃ〜。わ、わ、私も嬉しいですぅ。」

梨華ちゃんは教室に向かうまでの廊下の道のりでずっと顔を赤らめていた。
なんかあったのかな?っと思っていたが今日会ったばかりでわかるはずもない。
これから、ゆっくり梨華ちゃんの事をわかっていきたいと思った。

???先生<「そこの新入生2人!校則20条第8項。知ってるわよね?」

後ろから先生の声が聞こえた。俺と梨華ちゃんには鬼のような声に聞こえた。
梨華ちゃんはさっきの温度計の顔とうってかわりキョロちゃんのように目を丸めて止まってしまった。

(;´ Д `)<『ヤバイっす。やっぱり遅刻はよくなかったYO!』

俺と梨華ちゃんはおそるおそる後ろを振り返った。

101 : :01/10/05 00:12 ID:OUtVWJ0g
(・∀・)イイ!!

102 :名無しさん:01/10/05 01:19 ID:qJrmeu0o
どんとこい

103 :ちっくり:01/10/05 21:25 ID:U0ICvy0A
梨華<「・・・地蔵?子泣き爺?」
真<「へっ?」

梨華ちゃんは先生を見た後『ボソッ』っとなにか言ったが、俺にはよく聞こえなかった。

???先生<「あなた達。今何時だと思ってるの?」
真&梨華<「・・・8時53分です。」
???先生<じゃあ、今はどこで何をしている時間なの?」
真&梨華<「・・・教室に入っている時間です。」

俺と梨華ちゃんは先生の問いに静かに一言二言答えることしかできなかった。
むしろ、先生の眼が怖かった。ギラギラ光っていって獲物を見つめるような眼だった。
俺と梨華ちゃんは蛇に睨まれた蛙のように凍りついていた。
梨華ちゃんは怯えているのか俺の腕をつかんだまま離れようとしない。

(;´ Д `)<『ウゥゥ〜。なんか寒いな。これも先生の眼の効力なのかYO!』

梨華ちゃんの体温で少し温かいが先生の眼には耐えられなかった。
この絶対零度並みの先生の視線ビームが永遠に続くかと思ったその時。

???先生<「初日から遅刻なんて困るわね。罰として1週間花壇の掃除ね。」
真&梨華<「・・・。」
???先生<「な〜んて、野暮なことは言わないわ。私も1人の教師ですもの。」
真&梨華<「・・・(ハァ?)」
???先生<「さ、早く教室にいきましょう!」

俺と梨華ちゃんはあっけにとられたような顔をしていた。
嵐のように過ぎ去った先生との会話。厳密には先生のただの暴走話。
先生は眼鏡をかけてるものの眼鏡を取ってしまえば、顔が地蔵や子泣き爺に似ていた。
だから、梨華ちゃんは最初にボソッっとつぶやいたのだろうと今わかった。

???先生<「あなた達なにしてるの?早く教室行かなきゃダメでしょ?何組なの?
真&梨華<「1年E組です。」
???先生<「あら、私のクラスじゃない。担任は私よ。」

やはり遅刻はラッキーじゃなかった。梨華ちゃんと同じクラスになるまではラッキーだった。
しかし、こんなキャラが濃い先生じゃ・・・。

???先生<「ここが私の受け持つクラスか。いっちょやりますか!」
真&梨華<「・・・。」

先生はそう言って気合の入った表情で教室のドアを開けた。

(;´ Д `)(;^▽^)<『キャラ濃いのは十分です。変な人がいませんように〜!』

俺と梨華ちゃんはそう思った。いや、そう思いたかった。

104 :llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll:01/10/05 23:43 ID:rdYXjyOk
ちっくりさん、最高ーーーーーー!!!!!

105 :タフィさん:01/10/06 01:34 ID:O.zsONk.
( `.∀´)−273度( `.∀´)

106 :加賀百万石:01/10/06 03:29 ID:T5MDjLjk
ちっくり、頑張れー!!

107 :タフィさん:01/10/06 13:42 ID:STHyV4Rk
>>106

オマエモナー

108 :ちっくり:01/10/06 21:37 ID:/eUG1wQw
ガラガラガラ・・・ピシャッ!

3人は教室に入った。少し騒がしい気もしたが、皆緊張しているせいか先生が入ったら静まりかえった。
たぶん、この先生の特殊効果が8割をしめていると思うが。
俺と梨華ちゃんは苗字が『あ』と『い』なので隣同士になれると思ったがそうはいかなかった。
もう一人梨華ちゃんの前に女の子がいるようだ。
っと、なにやら考え事をしているうちに先生が深呼吸をしクラスに語りかけて来た。

???先生「え〜、私は本日より皆さんの担任になる・・・。」

先生はなにやら黒板に自分の名前を書き始めた。

???先生<「カタカタ。『保田 圭』は〜い。これ読める人?」
クラス内<「ホッタだろ?んな苗字あるかヴォゲ!ホダでしょ?知るかゴルァ!」

などなど、教室内は早くも騒がしくなっている。みんな先生の苗字に興味深々っといったところだ。
それにしても、本当になんて読むんだろ?俺自身の考えはホッタ派である。

保田先生<「え〜、みなさんわからないようですね。私の名前は『やすだ けい』といいます。」
クラス内<「あ〜、やっぱり。そんな気がしたんだ。嘘つくな!お前逝ってよし!」
保田先生<「担任を持つのは初めてですがよろしくお願いします。ちなみに美術をやっています。」
クラス内<「美術だってよ?どんな絵描くと思う?・・・(言えねぇよ。)」
保田先生<「とりあえず、入学おめでトンカツ!!!」
クラス内<「−−−−−−−−−−−−−−終了−−−−−−−−−−−−−−」

・・・。
寒い寒い寒い。

(;´ Д `)<『またやっちゃったよ、みんな引いてるしセルシウス温度まで下がっちゃったYO!』

保田先生は固まっている。本人の予想じゃここで大爆笑の予定だったと思われる。
しかし、クラス内はさっきまでの雰囲気はどこかにいってしまったようだ。

(`.∀´ )( `.∀´)<「(キョロキョロ・・・。ヤバイはこれはもしかして滑ったの?」
クラス内<「・・・。(新手の荒らしかなぁ〜。)

(;`.∀´)<「とっ、とりあえず今日はもう終わりだから、みなさん休んで明日また元気に会いましょうね。」

苦しい。苦しすぎる。見てて恥ずかしかった。

キン〜コン〜カン〜コン〜♪

この殺るか殺られるかという張り詰めた緊張感が永遠に続くかと思われた時の助け舟だった。
これであの、キラーマシンから開放されるという安心感からみんなは笑顔に戻っていた。

保田先生<「はい。じゃあ今日はこれでおわり。みなさんお疲レタス!!!」

( `.∀´)三三三(;´ Д `)<『オイラはもうダメだYO!』

梨華ちゃんに助けを求めようとしたが梨華ちゃんは(;^▽^)のまま固まっていた。

109 : :01/10/07 01:07 ID:U2M1cHtU
面白い〜〜〜

110 :名無しさん:01/10/07 15:03 ID:EbwIRITw
>ちっくり
一緒に暮らしてねえぞ(ワラ

111 :名無しさん:01/10/07 15:09 ID:9sXXoZKo
普通に喋れ生徒。

112 :名無し娘。 suzuka:01/10/07 21:29 ID:.SwJO3R6
>>110-111
まぁまぁヾ(^^ヘ)

113 :ちっくり:01/10/07 22:54 ID:qd5mm5Hg
とりあえず学校が終わったので俺は帰りの準備をはじめた。
今日入学したてなので準備なんて程の事でもなかった。帰り支度はスグ終わった。

梨華<「真くぅ〜ん!もう、帰るんですか?」
真<「あっ、うん。なんにもやることないしね。帰ろうと思ってるよ。」
梨華<「そうですかぁ。(もじもじ)」
真<「梨華ちゃんはなんかあるの?」
梨華<「別になんにもないんですぅ。・・・よかったら一緒に帰りませんか?」
真<「へっ?俺と?別にいいよ。」
\( ^▽^)/<「やったぁ!じゃあ、帰りましょ!」

こうして、俺と梨華ちゃんは一緒に帰ることになった。
俺と梨華ちゃんは帰り道今日クラスであった事俺たちが初めてあった時のことなどを話して帰った。
途中喫茶店に入ってお茶をすることになった。

真<「いや〜、今日はいろいろあって疲れたね。
梨華<「そうですねぇ。自転車で真君にぶつかったし。」
真<「あの時はマジでビックリしたよ!」
梨華<「アハハ。ゴメンなさい!」
真<「今度からは気をつけてね。ぶつかったのが俺でよかったよ。」

梨華ちゃんの謝った姿が、片目を閉じて舌をペロっと出したのが妙にかわいかった。
それから、俺たちはまた家路につくことにした。
俺は男なので梨華ちゃんを家まで送って行くことにした。
しかし、梨華ちゃんは俺の家の方角に向かっていく。梨華ちゃんの家ってそんなに俺の家から近いんだっと思っていた。

梨華<「つきました。送って頂いてありがとうございますぅ。」
真<「梨華ちゃんの家ってここ?」
梨華<「はい!そうなんです!正確には下宿させてもらうんですけど。」
真<「・・・。」
梨華<「どうしたんですかぁ?」
真<「ここ、俺の家なんだけど。」
梨華<「ほ、本当ですかぁ!?下宿させてもらう家って真君の家だったなんて。」
真<「とりあえず、家はいろ。」

俺と梨華ちゃんは家の中に入っていった。
とりあえず、お母さんに詳しく聞いてみよう。

真&梨華<「ただいま〜!」
从#~∀~#从<「お!お帰り〜!2人そろって帰ってきたんや。」
真<「お母さん!なんで梨華ちゃんが家に下宿すんの?」
母<「それはなぁ、ウチと梨華ちゃんの家が親戚でなぁ高高3年間下宿することになったんや。」
梨華<「よろしくお願いしますぅ!
母<「わかったん?そーいうことや。2人とも仲良くしいや。」

俺は動揺を隠せなかった。今お母さんに言われた事がよく理解できないでいた。
とりあえず、高校3年間は梨華ちゃんと一つ屋根の下で暮らすということだ。
こうして、俺と梨華ちゃんの摩訶不思議な共同生活が始まった。

(;´ Д `)<『なんかスゴイ事になってきたYO!』

114 :ちっくり:01/10/07 22:58 ID:qd5mm5Hg
訂正です。
×高高3年間
〇高校3年間
迷惑かけてスマソ。
ちっくり逝きましょう。
ちっくり、ちっくり、ちくーりと。

115 :タフィさん:01/10/07 23:33 ID:f1pLKsb2
ほほう

116 :梨華ヲタ☆(モーニング娘。) ◆xMcoRIKA :01/10/08 00:15 ID:w.W4ZZ/s
キモイ

117 :永田裕志(718) ◆IWGPem8s :01/10/08 01:18 ID:PQa6RSQ.
<(`△´) 面白い小説。

118 :(`Д´)ノ :01/10/08 01:57 ID:NNwdNFBk
suzukaてめーもいい加減書けや(`Д´)ノ

119 :名無しさん:01/10/08 12:21 ID:h7Sgpl.6
>>118
名作集で続きかいてたよ。

120 :ちっくり:01/10/08 12:58 ID:WABr1cvg
>>116
自分がですか?

121 :名無し募集中。。。:01/10/08 13:54 ID:fsaIKtxY
>>116
お前がキモイんじゃボケ
殺すぞ

122 :名無し娘。 suzuka:01/10/08 19:58 ID:4taI5zt.
>>120-121
\(^^:;)...マアマア、メール欄を見れば……

123 :名無し募集中。。。:01/10/09 04:07 ID:YojLkpNQ
>>122
こいつのメール欄はいつもこうだよ。

124 : :01/10/09 13:53 ID:ME6r5HYE
期待age

125 :(〜^◇^〜):01/10/09 15:13 ID:cUkuDcMg
ほぜむ

126 :ちっくり:01/10/09 22:15 ID:Di0gnpXY
とりあえず梨華ちゃんが家に住むことになった。
しかし、親戚の女の子が下宿に来るなんて聞いてなかったな。
その日の夕御飯は梨華ちゃんの歓迎会も含めささやかなパーティーをすることになった。

从#~∀~#从<「真〜!真〜!御飯できたで〜!はよおりといで!」
真<「・・・。」
母・裕子<「アカン。あいつ部屋で寝とるわ。すまんけど梨華ちゃん起こしに行って来てくれへんか?」
梨華<「はい!いいですよ!まかせて下さい!」
母・裕子<「おおきに。じゃあ、たのむわ。」

梨華ちゃんはそう言われると俺を起こし二階へあがってきた。
一応ノックはしてみるものの、俺が寝ていたため梨華ちゃんは部屋に入ってきた。
俺は学校から帰ってきてチェックのパジャマに着替えていた。
そして、梨華ちゃんは俺に静かに話し掛けてきた。

梨華<「真君。真君。」
真<「・・・ん。梨華ちゃんか。なんか用?」
梨華<「御飯が出来たんでお母さんが降りて来いですって。」
真<「あ、もうそんな時間か。うん。今行くよ。」
梨華<「じゃあ、下で待ってますね。」

そう言うと梨華ちゃんは下まで降りていった。
俺を起こしに来た梨華ちゃんは母と一緒に御飯を作ったのかエプロンをかけていた。
なんだか、その格好が俺にとっては妙に可愛かった。
俺は、まだ半分寝ている頭と体を起こしつつ下に降りていった。

母・裕子<「おっ、やっときおったな。遅いで。さ、はよ食べようや。」
真<「うわ〜!なんか今日の御飯むっちゃおいしそうじゃん!」
母・裕子<「そうやろ〜!今日は梨華ちゃんの歓迎会もかねとるからな。」
真<「あ、俺の大好きなペペロンもあるじゃん!どれどれ・・・。ウマイ!じゃん!」
梨華<「本当ですかぁ!?それ私が作ったんですよ!嬉しいです!」
母・裕子<「そやろ、だって梨華ちゃん一生懸命作ってたもんな。」

この後も和やかな雰囲気で話が進み梨華ちゃんはスゴクなじむことが出来た。
梨華ちゃんが作ったペペロンはとてもおいしかった。
なんか、梨華ちゃんが嬉しそうに喜んでいるのを見ていると家に家族が一人増えたみたいで楽しかった。
高校三年間は学校のほかに家での楽しみが増えたのでよかったと思っている。
これからは、梨華ちゃんと学校でも家でも一緒にいられると思うと胸がワクワクしてきた。

そうしていくうちに梨華ちゃんの部屋が決まり、夜が更けていった。
明日も早いそろそろ寝よう。っと思った時

梨華<「おやすみなさい。明日も一緒に学校行こうね♪」
真<「うん。おやすみ。」

風呂上りの梨華ちゃんからそう声をかけられた。
なんだか、魅力ある梨華ちゃんを見たせいで刺激がつよくて今夜はなかなか眠れそうにない。
そう思ったが疲れてるせいもあり、スグ眠ってしまった。
そうして、俺の高校生活初日が終わっていく。

( ´ Д `)<『ペペロンチーノにチーズかけたっていいじゃんYO!』

127 :名無しさん:01/10/10 06:43 ID:rhXU60wM
>ちっくり
何かが間違っている(藁

石川が料理ってのは・・・

128 :名無し募集中。。。:01/10/10 14:17 ID:.FrnTWYY
(・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!!

129 :ちっくり:01/10/10 21:46 ID:zPHEXQJ2
梨華<「真君。真君。」
真<「・・・ん?・・・!り、梨華ちゃん!」
梨華<「どうしたんですか?そんなに驚いて。」
真<「あ、い、いや、なんでもないよ。」
梨華<「そうですか?あ、ゆっくりしてると学校に遅刻してしましますよ。」
真<「うん。わかったよ。起こしてくれてありがとう。スグ下に行くよ。」

朝起きたとき女の子の顔が目の前にあって俺はビックリしてしまった。
今までは母の顔しか見てこなかった俺に、いきなり違う女の子の顔があったからだ。
俺は朝からドキドキしてしまった。なんだか、体が少し火照っている。
自分の心臓の鼓動を抑えようとしながら俺は制服に着替え下に降りていった。

真<「おはよ〜。」
母・裕子<「このネボスケめ〜!おはよ!御飯出来とるで食べや。ホラ、梨華ちゃんも食べ。」
真&梨華<「いただきま〜す!」

朝御飯の時梨華ちゃんの顔がまともに見れなかった。
なんだか、見てしまうと鼓動が早くなって御飯も喉に通らなくなるからだ。
こんなに緊張して御飯食べるなんて生まれて初めてだった。

朝御飯を食べた俺たちは今日は遅刻せずべし!っと思い早々に学校に向かった。
家を早く出たおかげで学校には遅刻せずにすんだ。
今日も保田先生とあてしまったら魂がいくらあっても足りない。
だけど、担任だから嫌でも顔をあわすが(悲)

教室に着いてみるとみんなもう馴染んでいるのか話し声があちこちから聞こえていた。
そうこうしていると朝のHRが始まる時間に近くなってきたので自分の席に座ることにした。

( ´ Д `)<『今日は平和でいいな。もうすぐ保田先生が来るけど。ギャグは勘弁して欲しいYO!』

そんな誰しもこのクラスの人が思ってることを考えていたら隣の女の子が話し掛けてきた。

隣の女の子<「あの〜?保田先生ってどう思うべさ?」

130 : :01/10/11 12:42 ID:KT3iCFC6
期待age!

131 :名無し募集中。。。:01/10/12 00:17 ID:gFBaHN8g
ところでちっくりさん以外はどこ行ったんじゃ!

132 :コカライト:01/10/12 19:25 ID:sF.mfKt2
スゴク期待です。

133 : :01/10/13 00:58 ID:ZagF/iO.
頼むぞ〜

134 :名無し募集中。。。:01/10/13 11:32 ID:rJyNgz7I
放置かよ!

135 : :01/10/14 13:39 ID:9JYxrHrG
誰か〜〜

136 :名無し娘。 suzuka:01/10/14 21:57 ID:lyGTn6PF
(-o-)/ハァイ

137 :名無し募集中。。。:01/10/14 23:50 ID:sonxAjLh
>>136
なんなの!なによ!あくびして

138 :名無しさん:01/10/15 04:03 ID:h6S8yNnT
誰か、書いて!

139 :名無し募集中。。。:01/10/15 14:47 ID:OAmpiX1D
ああ、もう潰れちゃったか・・・

140 :ど素人:01/10/15 15:51 ID:6M2As14X
多分・・・っつうか絶対下手糞って言われる事覚悟で書き込みます。

このスレ好きなんで保全兼、という事で。

141 :ど素人:01/10/15 15:58 ID:6M2As14X
夢を見た。いつもと同じ夢を。
いつもの食卓、月に一度程度のドライブ、くだらないバラエティを見て笑う父さんと母さん。

何もなくて退屈で、でもかけがえのない日常。
それに気づいたのはもう全てを失ってからだったけど。

目を覚ますと涙でぐしゃぐしゃになった枕。
両親が交通事故で死んでからもう三ヶ月が経とうとしていた。

142 :ど素人:01/10/15 16:13 ID:6M2As14X
(・・・・・・・・・・朝か)
ただそう思った。だからといって何かをするわけではない。
両親が死んでから、正確には両親の葬式を終えてから僕は何一つしちゃいない。する気もない。
葬式までは死の実感もなく、何かと忙しすぎてまだ救われていた。

だが葬式の次の日、誰も居なくなった食卓で出前のラーメンを食べている時
いきなり涙が流れた。とめどなく流れつづけた。
(たった二人の家族を一度になくしてしまった。もう僕は永久に一人なんだ)
そう思うと涙が止まらなかった。その日から僕は全てをやめた。
ずっと皆勤だった学校へ行く事も、玄関で応対する事も、電話に出ることすらも。

最初の頃は親戚や学校の先生なんかがコマメに通ってくれていたが、応対すら
しない僕にあきれたのかもう電話も鳴らない。

・・・僕はただ何も考えたくなかった。

この三ヶ月間、何もせずただ生きていただけだった。
今日も明日もずっとただ生きていく、それだけの人生になった『はず』だった。

143 :SIN:01/10/15 16:16 ID:0t8Q57fb
>ど素人
続ききぼ〜んです

144 :ど素人:01/10/15 16:31 ID:6M2As14X
(十二時か・・・)
僕はいつものように食卓に向かった。起きて、大量に買い置きしてあるインスタント食品を
食べ、後は寝る。寝れなくてもベッドにしがみつく。それが僕の生活だ。

鍋に水を張り火にかけた。

『ピィィ〜〜ンポォォ〜〜〜ン』

いきなりチャイムが鳴った。久し振りだな。ここ二ヶ月間はあのチャイムはずっと
休業していた。久し振りの仕事にもかかわらずちゃんと仕事をこなしていた。
(・・・誰だろう。もう友達も先生も来ないと思ったんだけどな。っというか今は
 授業中のはずだな)
・・・ひょっとして水道代かガス代かなんかの請求かも。
だとしたら出ないわけにはいけないな。多分、かなり滞納しているはずだ。
さすがに電気やガスを止められて朽ち果てていくのはいやだ。

そう思って玄関先まで行ってドアを開けた。
そこにいたのは・・・・・

俺「・・・・・誰ですか?」

同じ位の年の女の子だった。
「あ、あの!始めまして!二村さんのお宅ですよね?」
「・・・そうだけど」
「始めまして!あの・・・保田圭です!今日からお世話になります!」

そう言ってその女の子は頭を下げた。

145 :ど素人:01/10/15 16:47 ID:6M2As14X
「・・・家を間違ってるんじゃない?」
僕はそう言った。何故縁もゆかりもない女の子のお世話をせにゃならんのだ。
「…え?でも…二村和也さんじゃないんですか?」
僕の名だった。
「そうだけど…あれ?なんか話がつかめないな」
「葉子さんから聞いてないんですか?」
葉子というのは母の名前だ。
「・・・・・・・・・・」
「あの〜?今日は学校は…?あ!お休みしてたんですか?す、すいません
 起こしてしまって!」
その女の子は勝手に早合点して謝り始めた。
「……母さんが何だって?」
「え?…いやその…私が今日から居候させてもらうっていう…
 お話になってたんですけど…」
その子はまるで愛想のよくない僕にちょっと引いてしまったのか、控えめに言った。
「……ふ〜ん」
僕はそう言った。だいたい合点がいった。うちの親の事だ。同年代の女の子が
居候するって事を隠しておいて当日にでも僕にバラして反応を楽しもうとでも
思っていたのだろう。…昔を思い出して少し僕は笑ってしまった。

同時に勝手に涙がこぼれた。

146 :ど素人:01/10/15 17:01 ID:6M2As14X
「な…なんで泣くんですか…?」
女の子が僕に聞いてくる。明らかに引いている。そりゃそうだ。
「あはは…いや、ゴメン。別に頭がおかしいわけじゃないよ」
疑いの目で僕を見ている。でも思いついたようにハンカチを取り出して
渡してくれた。
…その仕草が母と重なり僕はますます泣いてしまった。
嗚咽をもらしながら泣いてしまった。

…10分程経っただろうか。玄関の前で号泣していた僕をその女の子は最初こそ
引いていたもの、ずっとそばに居てくれた。

「…大丈夫?」
やっと泣き止んだ僕に声をかけてきた。
「…うん」
素直にそう言えた。
「…何か…あったの?」
その女の子は多分何も知らないのだろう。僕が電話に出ることすらしなかったため
完全に音信不通になっていたんだろう。
「……あのね。」
僕が三ヶ月前の事を教えようと思ったその時彼女は鼻をくんくんさせた。
「…なんか焦げ臭くない?」
…本当だ。なんだろう。………あ。
「鍋、火にかけっぱなしだった!!」
「な、なぁ〜にやってんのよぉ〜〜〜〜!!」

その後はもうメチャクチャ。部屋中に広がった煙(よくもまあ警報機が鳴らなかったな)
を追い出したり、キッチンにすこしだけ燃え広がった火を消したり。
二人でワーワー言いながら消した。

147 :名無し募集中。。。:01/10/15 18:10 ID:iG6fP08i
ナギー大先生とレベルが一緒だ…これじゃあ駄目か…

148 : :01/10/15 22:06 ID:7//Cwt92
こういう感じも(・∀・)イイ!! よ

149 :名無し募集中。。。:01/10/15 22:23 ID:QjYb9nuN
<(`△´)

150 :こぴぺだが・・・:01/10/16 00:15 ID:CslarL9a
石川「…………」
俺 「どうした?」
石川「……ごめんなさい」
俺 「だから、気にしてないって」
石川「……直さなきゃって……ずっとおもってるのに……」
俺 「……何を?」
石川「○○君の傍にいると、ドキドキしちゃって
   ……頭の中が真っ白になっちゃって……」
俺 「…………」
石川「せっかく……○○君が付き合ってもいいよっていってくれたのに
   ……つまらない思いばかりさせちゃって……」
俺 「そんなこと……ないよ」
石川「初めは……○○君がそばにいるだけで嬉しくて
   ……でも……それじゃだめだって……
   ○○君のためにって思ってたのに……」
俺 「石川さん……」
石川「ひとみが……羨ましいです」
俺 「えっ?」
俺 「吉澤が……羨ましい?」
石川「明るくて、活発で、いいたいことハッキリ言えて
   ……みんなとも親しくて・・・・・・」
「みんな」ってのは……たぶん「オレ」って
言いづらくてつかった言葉なんだろう。
雰囲気でなんとなくわかった。 続く。

151 :名無しさん:01/10/16 02:19 ID:xAnOPFFD
>>146
続き楽しみにしてまっせ。

152 :名無しさん:01/10/16 02:21 ID:xAnOPFFD
ごめんよあげちまったよ・・・・
いますぐ回線切って(略

153 :名無し募集中。。。:01/10/16 13:26 ID:OCm0JY2v
>>152
ウンコすれば許す

154 : :01/10/16 15:40 ID:8c4WZ3km


155 :ど素人:01/10/17 04:44 ID:bCBR5Sda
あの…他の作者さんは…?

帰ってきてくれる事を期待しつつ続けます…

156 :ど素人:01/10/17 05:02 ID:bCBR5Sda
消化し終わった後、キッチンのテーブルにすわった。

「……ハァハァ…」
「………ふぅ〜…」
肩で息をするお互いをしばし見詰め合った。
「……っぷ」
「……フフフ」
僕が吹き出したのをきっかけにお互いを見たまま笑い出した。
「アハハハ!フフ…アハハハハハ!!」
「ちょっとぉ〜!フフフ…やめてよね〜!アハハハ!」
そのまま少しの間二人で笑いあった。ほんの少しの間だったけど。
(こんなに笑ったのは久し振りだな…)

「…はぁ〜…おかしい…ふふ…。…ところでなんでいきなり泣いたりしたのよ?」
突然その子(保田圭…っていったか確か)が聞いてきた。
多分この一連の出来事で緊張がほぐれたんだろう。丁寧語じゃなくなってるし。
「・・・・・・・・・・・・」
だが僕は答えられなかった。
「私に似た女の子にでも振られたの?な〜んて」
「・・・・・・・・・・・・」
僕は何も答えられなかった。だから逆にこっちが質問する事にした。
「…なんで家に居候する予定だったの?」
「え…?あの、こっちの大学行きたくて…それで地元には良い学習塾
 無かったし、それについでに部屋探しもしようと思ってて…」
急に質問されたせいか保田さんは少し戸惑っていたようだが、ごく普通に答えた。

157 :ど素人:01/10/17 05:20 ID:bCBR5Sda
「…ふ〜ん。高三なの?一個上なんだ」
僕は高校二年だ。
「え?いや私も二年だよ。こういう事は早い方が良いってお父さんが言ったから」
「…え?じゃあ学校は?」
「こっちに編入する予定」
大体話は掴めた。
「…ねえ。この部屋ホコリたまってない?…あ、失礼だったかな」
さっきから光に大量…って程でもないが結構な量のホコリが映し出されている。
「…掃除してないからね」
「なんで?葉子さん綺麗好きって聞いたけど」
「・・・・・・・・・・・」
僕はまた沈黙してしまう。
「…ねえ?さっきからなんか変だよ。いきなり泣いたり黙ったり。なんなの?」
彼女は少し怒り気味に言う。
僕は黙ったままで隣の部屋を指差す。そこは畳のある和室でフスマは開いたままだ。
「和室…?それがどうしたの?」
「タナの上」
「…位牌?あと写真が二つ…あるわね……え?」
やっと写真の中の人物に目がいったようだ。
「…葉子さん?旦那さんも…え?なにこれ?」
彼女は全く理解不能といった感じで僕に視線を向けた。

「死んだんだ。三ヶ月前。事故で」

158 :ど素人:01/10/17 05:32 ID:bCBR5Sda
僕はそれだけをやっとの事で言えた。まるで箇条書きの棒読みのように。
「・・・・・・・・・・・・・」
保田さんは隣の和室へ駆け込んでいった。
必死で理解しようとしているようだった。
そして次の瞬間大粒の涙が彼女の目からこぼれた。

「ごめ…ごめんなさい!あたし…あたし、何も知らなくて……!」

彼女は泣き崩れる。
「いいんだ」
「でも…!凄くひどい事いっぱい言っちゃって…!!」
「いいんだ。本当に」
「…でも!」
「いいから。もう終った事なんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・」
それ以上、彼女は何も言わなかった。
「…でもそういう事だから居候の件は無かった事に出来ないかな?」
「…うん」
「ごめんね」
「・・・・・・・・・・・・・」
僕は何故かすっきりしていた。『もう終った事だから』それを口にした時
僕の心の中でなにかが終った。
彼女を玄関まで送り出し、最後に礼を言った。
「ありがとう。こんなに楽しかったのは久し振りだったよ」
「・・・・・・・・・・・・」
「…じゃあね」
彼女は黙ったままゆっくりとした足取りで帰っていった。

159 :ど素人:01/10/17 05:44 ID:bCBR5Sda
…一時間程経っただろうか。僕は色々考えていた。
いつまでもこうしているわけにはいかない。学校もある。さっきの子じゃないけど
受験だってあるんだ。勉強だってもう三ヶ月も遅れている。

(そろそろ…動き出さないといけないな)

僕は両親の位牌の前に立った。
「ありがとう母さん。さっきのは最後の贈り物だったの?ごめん心配かけて。
 僕、多分もう大丈夫だよ。もう大丈夫…」
僕はそう言って両親の冥福を祈った。

『ピ〜〜〜ンポ〜〜〜〜ン』

…チャイムの音が鳴る。今日は客の多い日だな。でも今度こそガス代の取立人かも。
玄関のドアを開けた。そこに居たのは…

「保田さん?どうしたの?」

さっきの女の子だった。

160 :ど素人:01/10/17 05:58 ID:bCBR5Sda
「あの…さ」
最初は遠慮がちに…でも強い意志に満ちた言葉で喋り始めた。
「あのさ!やっぱり居候させてよ!私の生活費はちゃんと出すし、掃除も料理
 するし!」
凄い勢いでまくし立ててきた
「あ、あの、でも」
「それに学校休んでるみたいじゃない?そういうのってクセになるんだよね〜!
 ちゃんと管理してくれる人がいないと!!」
「・・・・・・・・・・・」
「それにさ?何も連絡とかとらなくて当日にいきなり『居候させれません』って
 ひどくない?ひどいよ!」
彼女はマキャベリ並の熱弁を見せる。
生活費は親から出てるようだし、家を今日中に見つけるのも可能だろう。
でも彼女は僕と一緒に住んでくれると言う。…正直嬉しかった。
「…いいよ」
「本当!?」
彼女は目を輝かせた。
「うん。喜んで」

…お母さん。あなたの最後の贈り物は思いのほかでっかいみたいです……

『保田圭がそばにいる生活』
プロローグ 終

161 :名無し募集中。。。:01/10/17 06:04 ID:QH50noHN
>>156
×消化
○消火

162 :名無しさん:01/10/17 07:55 ID:vEl30hL2
いい感じ。
続きキボーン

163 :名無し募集中:01/10/17 15:57 ID:PCEN33E1
>>162
おいおい、終って書いてあるだろ(藁

164 :名無し募集中。。。:01/10/17 17:31 ID:Eboabrou
>…お母さん。あなたの最後の贈り物は思いのほかでっかいみたいです……

このフレーズ(TT)イイ!!

>>163
今から本編が始まるんだよ。プロローグの意味分かってるかい?

165 :名無しさん:01/10/17 17:34 ID:kJ+DkP97
>>163
プロローグが終ってことなんじゃないの?
なんで続きがたのしみってことで書いたんだけど。
もしかしてほんとにこれでおわり?

166 :名無し募集中。。。:01/10/17 19:26 ID:YHZKG1rY
>>161
×消火
○唱歌

167 :ど素人:01/10/17 19:29 ID:kPg2ud8t
あ、はい。保全を兼ねてマターリ続けていきます。
思いのほか好評みたいで嬉しいです。

展開早すぎるような気がするんですけど、大丈夫かな…
他の作者さん…期待して待ってますよ!

168 :ど素人:01/10/17 19:50 ID:kPg2ud8t
『ピリリリリリ』
久し振りの聞く音が鳴る。目覚ましの音だ。
「……うう」
僕はモゾモゾ動いて目覚ましを止めた。七時。
「・・・・・・・・・・・」
多少寝不足のため少しダルい。…がもう枕は涙で濡れてはいない。
何故か感慨にふけってしまった。
キッチンの方でパタパタというスリッパの音がしている。
(…圭ちゃん)
圭ちゃんはちゃんと今日からご飯を作ってくれるらしい。

(ちなみに圭ちゃんという愛称は昨日の夜、結構な量送られてきた彼女の
 荷物を運び込んだりしてる時に「保田さん」と呼ばれるのが気に入らない
 らしく「圭」と呼び捨てにしろというのをなんとか「圭ちゃん」で勘弁してもらった)

部屋を出てキッチンに向かう…前に洗面台で顔を洗い多少小奇麗にした。
昨日は顔も洗わず玄関で応対してしまったが(よかった一昨日はシャワーを浴びてて)
さすがにもうそんな事は出来ない。
(…うん。)

見れるくらいになってからキッチンに向かった。

169 :ど素人:01/10/17 20:54 ID:kPg2ud8t
「あ、おはよう」
彼女は僕を確認するとすぐにそう言ってくれた。
「…おはよう」
だが僕は少し目をそらしてしまう、なんか少し照れくさかった。
しかし彼女は別段気にする事もなく、鼻歌なんか歌いながら朝食を作っていた。
「〜〜♪♪〜〜♪」
する事がないので食卓で待つ。
普通の西洋テーブルだが昨日ちゃんと拭いたのでほこりはたまって無い。
「出来た〜」
圭ちゃんが料理を運んできた。

「…まあ、料理は見た目じゃないからね」
圭ちゃんは僕が何もコメントする前に少し恥ずかしそうに言った。
「…そうだね」
なんといえば良いのか。いや、ちゃんとした料理ではある。
スクランブルエッグにハムエッグにゆで卵・・・・
「いや〜…実は料理なんてした事なくってさ…」
頭をかきながら圭ちゃんは言った。
「いや、いいよおいしそう。ちょっと栄養は偏りそうだけど」
「い、いいじゃない。最初はこんなモンの方があとあと楽しみでしょ?いただきま〜す!」
「いただきま〜す」

食べている途中も圭ちゃんはずっと何かに言い訳していた。

…別にいいのにそんな事気にしないで。

170 :ど素人:01/10/17 21:05 ID:kPg2ud8t
食事も終えて、学校の行く準備もすませる。三ヶ月振りの学校だ。
少しワクワクしながらもさらに大きい不安もある。できれば何もなかった
ぐらいに迎えて欲しいんだけど。無理だろうな。
「じゃあ、いってきます」
「ちょ、ちょっと待ってよ!」
圭ちゃんが僕の後を追ってくる。何故か他校の制服を着ていた。
「準備オーケイ」
彼女は靴を履いたところでそう言った。
「…え?この家からもとの学校に通うの?」
「んな訳ないじゃない。あなたの学校へ行くのよ」

「・・・・・・・・・・・ハイ?」

僕はあっけにとられた。
「何がハイ?よ。言ったでしょこっちの学校通うって」
「いや、確かに聞いてたけど…うちの学校に通うの?」
「そうよ。いちいち別の学校見つけるの面倒じゃない」
「…確かに。…いや、ちょっと待って!」
僕の脳は朝っぱらからフル回転を始めた。
「なによ?」
「いや、まずい!まずいよ!!」
「なにが?」
圭ちゃんは全く動じていない。

171 :ど素人:01/10/17 21:16 ID:kPg2ud8t
僕にだって友達は居る。当然女の子の友達だっている。

両親の不幸で一人身に→でも何故か他校の女の子と登校→当然注目の的→
居候させている事実広まる→二人暮しで居候だあ?→同棲とみなされる→

…退学。

まずい。まずすぎる。そうだ。これは居候なんかじゃなく、同棲じゃないか!
「何考え込んでんの?」
圭ちゃんが下から覗き込んできた。
「…圭ちゃん。今すぐ荷物をまとめて出て行った方がいいんじゃないかな?」
「はあ!?なんでよ!?」
「だってさ…これって同棲…じゃないの?」
僕はちょっと言いにくかったが聞いてみた。

「そうね」

彼女はシレッと答えた。
「だから何なのよ。でも同棲…まあ一緒に住むわけだけど別にやましい事はないじゃない?
 これはただの共同生活よ。もし誰かに聞かれても普通にそう答えてやりゃいいのよ。
 …それとも何かやましい事でも考えてた?」

172 :ど素人:01/10/17 21:33 ID:kPg2ud8t
「いや、決してそんな事は!」
慌てて答えた。
「じゃあいいじゃん。それより何で行くの?徒歩?バス?電車?」
まだ納得のいってない僕を置いて圭ちゃんはさっさと歩いて行った。

(大丈夫かなあ……まあいいや!なるようになれ!!)

「お〜い!そっちじゃないって〜!学校行きのバスが近くから出てんだよ〜」
「それを早く言いなさいよ!」

彼女はプンプンしながら戻ってきた。
何を怒ってるんだろう?まあいいか。こっちもなるようになれ、だ。

僕達を乗せた通学バスは学校から500メートル位の所の停留所に到着した。
バスの中は当然うちの学校の生徒ばかりで、他校の制服を着ている圭ちゃんは
めちゃめちゃ目立つ。幸いこの通学バスには知り合いは乗っていなかった。
僕達は停留所から学校に向かって歩き出した。
(…さて、もうこっからは友達たちにも会うだろうな。でも神様…どうかアイツ
 にだけは最初に会いませんように……)
僕の祈りはその一秒後に無意味となった。

「おおぉぉ〜〜い!二村ぁ〜〜!!」

遠くから叫びながら走ってくる周りと比較しても小さな女の子…矢口…真里だ。

173 :名無し募集中。。。:01/10/17 22:05 ID:b2Rh9vor
昔の作者さん復帰キボンヌ…と。

174 :永田裕志 ◆IWGPem8s :01/10/17 22:41 ID:Rc9MzdG7
<(`△´) おお〜〜ヤグが!

175 :名無し募集中。。。 ◆G1l/q./. :01/10/17 23:27 ID:8QzOvf9R
<(`△´)

176 :ど素人:01/10/18 04:43 ID:sSTutbUE
「お前…ハァハァ…何やってたんだよぉ〜!!」
息を切らせたまま聞いてくる。
「…いや、心の整理がなかなかつかなくてさ…」
矢口は僕の顔を見上げた。
「だからって引きこもんなくてもいいじゃん!何回も家にも行ったし、電話だって
 したのにさ!」
「…ごめん」
「もう…でもいいよ。学校来たって事はもう大丈夫なんだね?」
「うん」
「はぁ〜…なんか心のつかえがとれたよ」
矢口は安心した表情を浮かべた後ニカッと笑った。
なんとなく、ああ学校に戻ってきたんだな、と実感した。
「…ところでその子誰よ?」
僕の傍らでじっと矢口とのやりとりを見ていた圭ちゃんに矢口の興味が向く。
「ああ、この子は…」
「初めまして。保田圭っていいます」
圭ちゃんは僕の言葉をさえぎって言った。
「あ、ども。矢口真里です」
矢口もチョコンと頭を下げた。

177 :ど素人:01/10/18 05:00 ID:sSTutbUE
「いや、そうではなく!」
矢口の手が宙を飛ぶ。矢口のクセの一つ「つっこみ」だ。
まるで隣に誰かいるかのようにつっこむ仕草は可愛くもある。
「なんで一緒になって登校してんのさ?」
「私、今日からこの学校に編入しようと思って。それで道案内してもらってるの」
圭ちゃんは素早く答える。
「…ふ〜ん」
「ま、居候させてもらってるよしみでさ」

…言った。

「ハア!?」
矢口は驚愕の表情を浮かべた。三秒ほどそのまま固まっていたがすぐに
気分を持ち直すと
「…はぁ〜ん…そういうこと。三ヶ月間もねえ…そりゃ応対どころじゃないよね」
と明らかな疑いの目つきで言った。
「ち、違う!」
「何が!!」
矢口は明らかに怒っている。
「…なんだよオイラ…こんな奴の事心配してたなんて…馬鹿みたいじゃん!」
と凄く悲しそうな顔をした。

「朝のホームルーム楽しみにしてろよ!馬鹿二村!!」

矢口は走り去っていった。

178 :ど素人:01/10/18 05:27 ID:sSTutbUE
「なんでいきなり言っちゃうんだよ!」
僕は圭ちゃんを睨みつけた。
「隠す必要がないから」
「…圭ちゃんの言い分はわかるよ。確かにやましい事してたわけじゃないし。
 でもさ!あいつは悪い奴じゃないんだけど、口から生まれたような奴なんだよ!」

そう。矢口は校内一のゴシップ記者なのだ。

「ならますます好都合じゃない」
「…はあ?」
「だってそうでしょ?隠してたのがばれるから疑われるのであって、自分から宣言
 した分には多分、なにも問題ないわよ」

(確かに。…いや違うだろ!)

「でも…!」
「もうサイは投げられたんだからなるようにしかならないって」
圭ちゃんはニッコリ笑って僕の肩をポン、と叩いた。
「…うう」
僕はすっかり諦めて彼女を職員室まで送っていった。
その途中にも何人かの知り合いに呼び止められたがとても説明する気にはなれなかった。

179 :ど素人:01/10/18 05:41 ID:sSTutbUE
…で、僕は今一人で教室の前で立っている。
もうホームルームは始まっている時間だ。圭ちゃんを送るのに時間をくったからだ。
(はぁ〜…鬱だ)
ガラッとドアを開けた。
当然、視線が集中する。
「…おはよう」
先生はまだ来ていなかったがもう全員席に着いていた。
シーン…としている中、
「お・は・よぉ〜〜ん」
と矢口だけが手をヒラヒラさせながら言った。
案の定、全員に知れ渡っているようだ。
教室は静まっているが、ヒソヒソ言う声や、クスクス笑う声は聞こえてくる。
「・・・・・・・・・・・」
僕は黙って席についた。

「…二村君」

その静まった教室にハッキリとした声が通り、一人の女生徒が立ち上がった。

「…なに?吉澤さん」
「…矢口さんの言ってる事はほんとなの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」

「答えて」

吉澤は僕を見据えながらそう言った。

180 :ど素人:01/10/18 05:55 ID:sSTutbUE
「…矢口さんからどんな風に伝わったかは知らないけど一緒に暮らしている子
 がいるって話なら本当だよ」
教室中が騒がしくなる。口笛まで聞こえてくる始末だ。
「…じゃあ、やっぱり…そういう事を…」
「そういう事って?」
「三ヶ月もの間…お家にこもってそんな事を…」
吉澤は顔を真っ赤にしながら口ごもる。
「してないって!大体あの子が家に来たのは昨日なんだから!!」
教室中があれ?話と違うぞ?という空気になった。
「…で、でも一晩あれば充分じゃん!?」
矢口がこっちに向かって言った。
「何言ってんだ!それに家に居候するってのは三ヶ月前よりも前に決まってたの!」
再びザワザワする教室。

「じゃあ三ヶ月間ずっとねんごろになってたっつう話は?」
「それも電話に出る暇も惜しむほどだって……」
「それにすら飽きてしまって次は舞台を学校に移すつもりだって…」

…矢口。あまりにも適当すぎるんじゃあないのか?

181 :ど素人:01/10/18 06:11 ID:sSTutbUE
「やぁ〜ぐぅ〜ちぃ〜〜!」
クラス中の皆の非難の声と視線が矢口に集中する。
「あ、あはは。…矢口、またやっちゃった?」

「やっちゃった?じゃねえよ!」
「いいかげんな事ばっかいいやがって〜!」
「氏ね〜〜!」

矢口に対して色々なものが投げられる。
「い、いだだ!ごめんごめん!!」
その時吉澤が矢口背後に向かって走りこんで、チョークスリーパーをきめた。
「花も恥らう乙女にあんな事言わせやがって〜!」
「は、花も恥らう乙女がチョークスリーパーなんかするかよぉ!あがががが!
 よっすぃ〜!!入ってる!入ってるって〜!!」
「ギブ?ギブ!?」
「ギ…ギブ〜!!」

教室の中は一変していつもの光景に戻った。
(案ずるより産むが易し…って事かなあ)
僕はホッと胸をなでおろした。

182 :名無し娘。:01/10/18 18:22 ID:TetHGqAl
ど素人さん(・∀・)イイ!!
つうか矢口萌え!!でもカップリングはダーヤスなんだよな・・・
それでもおもしろいからいっか

183 :名無し募集中。。。 ◆G1l/q./. :01/10/18 19:32 ID:KjPp3S17


184 :ど素人:01/10/18 20:29 ID:X2g9QAg5
「はいはいは〜い!な〜にを騒いどるんや〜?」
もう騒ぎも収まりそうな時に担任の中澤先生が教室に入ってきた。
騒いでいた奴等も蜘蛛の子を散らすように自分の席に逃げ帰った。
中澤先生が教室を見渡す。
「……矢口がおらんやん。声聞こえてたで?」
中澤先生が気付いたようにそう言った。すると吉澤が席を立ち、言った。

「あらぬ噂を広めた罰としていつものようにロッカーに監禁されてます」

「・・・・・・・・・・」
またか、というような顔をして中澤先生は教室の隅にあるロッカーに近づく。
そのロッカーは左右にゴトゴトゆれていた
「…ぅぉ〜〜…出して〜!……開けて〜〜!!」
というような声がかすかに聞こえる。
中澤先生がつっかえ棒をはずして勢いよくロッカーのドアを開けた。
「出せ〜!!………あ。裕ちゃ……はぐっ!」
矢口が言葉を言い終える前に中澤先生は出席簿で矢口の頭をはたいた。
「くあ〜!なぁ〜にすんだよ馬鹿裕子!!…はぐっ!!」
不平を口にした矢口は即、もう一度はたかれた。
「ええから席につかんかい」
「・・・・・・・・・・・・・」

矢口はちょっと涙目になりながらも渋々席に戻った。

185 :ど素人:01/10/18 20:44 ID:X2g9QAg5
矢口は席に戻る時にこっちを見て、覚えてろよ、という風な態度を見せた。

…そっちが悪いんだろ。

「…なにやらもう皆知ってるみたいな空気やな〜。そう、その噂の居候。
 うちのクラスに決まったから皆仲良くな〜」

…嘘だろ!?

「おい、入りや〜」
ドアがガラッと開いて誰かが入ってくる。…当然圭ちゃんだ。
トコトコ歩いて教壇の横に立つ。
「じゃ、自己紹介してもらえるか?」
「はい」
圭ちゃんが答えて教壇の真中に立った。
「初めまして、保田圭といいます。こっちには受験のために来ました。これから
 よろしくお願いします」
と無難にまとめた。
「こちらこそ〜!」
「結構可愛いじゃん!」
「じゃあ、質問タイムでいい?」
などとクラスのお調子者連中がいつも以上に騒ぎ立てる。

だが、僕はというとまた頭を抱えていた。

186 :ど素人:01/10/18 20:59 ID:X2g9QAg5
よりによって同じクラスか…こりゃ面倒な事になりそうだなあ…
絶対ことあるごとにからかわれるよ。

「こらこら〜!質問は休み時間にでもせえ〜!もう一時間目始まるやろ〜!」
中澤先生が叫んだ。
「は〜い」
「テンション低っ!!」
「いいじゃん、今日くらい…」
などという不平が上がっていたが。中澤先生は全て無視して、
「は〜いホームルーム終わり〜!」
と言うと後手に手を振りながら教室を出て行った。

…当然圭ちゃんにクラスメート全員が駆け寄る。
転校生お約束の質問タイムだ。僕はというと矛先がこちらに向く前に教室を脱出した。
一時間目は化学なので教室移動があるのだ。

(はぁ〜…大丈夫かなあ……)

僕は化学室に向かう途中で一人ため息をついた。

187 :ど素人:01/10/18 21:12 ID:X2g9QAg5
「お〜っす。色男」
…先回りしてたのか化学室に向かう階段の上から矢口がこっちを見下ろしている。
「どうしたんだゴシップ狂いのお前が?質問してこなくていいのか?」
「誰がゴシップ狂いだ!!…ちょっと噂話が好きなだけだい」
まあ好きなように言ってもいいけど。
「で、何かようか?」
「九日十日。」

「…じゃあな」
「おい!待てよ!お前が、なんかようか?(七日八日)って言うからここのかとおか、
 ってボケたんじゃないか!低っ!テンション低っ!拾えよ!」
「わかってるよ!おもしろくないから無視しただけだ!!」
「なに〜!!」
「何のようなんだよ!!」
僕は怒って言ったわけじゃないが、コイツと話しているとついこういう口調になってしまう。

「…ったく。あんた今から矢口に感謝して腰抜かすよ?」
そう言って矢口はゴソゴソと何かを取り出した。

188 :ど素人:01/10/18 21:27 ID:X2g9QAg5
矢口が取り出したのはノート数冊とプリントの束だった。
「はいコレ。三ヶ月分だから随分たまっちゃったけどね。ノートも貸しとくよ」
「・・・・・・・・・・・・矢口」
おおよそこういうノートをとるとかいうマメな事が苦手な矢口とは思えない行動だった。
「…ありがとう」
「キャハハハ!いいんだよ!そのかわり今度奢れよ!!」
いつもの笑い声で笑う矢口。
「ああ。なんでも奢らせてもらうよ」
そういって僕はノートをひっくり返した。そこには…

「・・・・・・・・・全部吉澤のノートじゃねえか!!」

「そうだよ?あたし、自分のノートなんて言ったっけ?」
「でも話の流れからしてそうだろう!?」
「キャハハハ!知らないよそんな事!…あ〜あ。何奢ってもらお〜。夢は膨らむな〜」
矢口は胸で手を合わせ祈るような仕草をする。
「ふ、ふざけ…」
「あれ?約束破るの?男らしくな〜い」
「…ック…仕方ないか…」
「キャハハハ!ラッキィ〜♪当然よっすぃ〜にも奢ってあげてよ。よっすぃ〜の
 ノートなんだから」
そう言って矢口はヒョイヒョイ階段を昇っていく。そして最後に手すりからこっちを
見下ろしてこう言った。
「…でもマジでよかったよ。元気になったみたいでさ…」
その後矢口はサッと僕の視界から消えた。

(もしかしてアイツ元気付けようとしてわざと…?)

僕は彼女の厚意に純粋に感謝できそうだった。

189 :182:01/10/18 23:10 ID:wexDblrP
矢口萌え!!萌え過ぎ!!
出来れば矢口とくっついて欲しい!!
でもそれじゃスレの主旨と違うか・・・

ど素人さんがんがれ!!

190 :名無しさん:01/10/18 23:13 ID:CVgfrluF
確かに、やぐたんが(・∀・)イイ!!
本当にクラスにいそうな感じがして、萌える

>>ど素人
続き、楽しみにしてるYO!
 

191 :さんに:01/10/19 00:58 ID:zGExyNX8
上手いなあ…
でもダーヤスの影がこれからますます薄くなりそうな予感

192 :ど素人:01/10/19 09:20 ID:HbYeH4p/
いや、プロットとか無いんですよ。
本当に保全のために始めただけで、小説書いた経験なかったし。

ま、いいや。読者さんがいる限りは完結させるつもりです。

193 :ど素人:01/10/19 09:45 ID:HbYeH4p/
昼休みまでの時間はあっという間に過ぎた。勉強についていけなかったせいだ。
(やばいな〜…)
僕はしみじみと思った。これからは忙しくなりそうだ…

昼休み。三ヶ月前なら友達と一緒に母さんの作ってくれたお弁当を食べていた。
…当然、今日からは学食となる。ふと圭ちゃんが一人で居るのが目に入った。
そういえば朝から何も話していない。
「けい…保田さん、一緒に学食行こう。案内するよ」
と声をかけた。教室が騒ぎ出す。圭ちゃんも少し驚いているようだ。
「…いいの?」
「もちろん。行こう」
そう言って学食に向かおうとした時、
「ちょお〜〜〜っと待ってくださいよ〜〜」
遠くの席で矢口と一緒に弁当を広げていた吉澤が声をかけてくる。
「どぉ〜して、そんな二人見詰め合って〜〜!!」
つかつかと近寄ってきた。
「いや、別に見詰め合ってはいないけど…なに?」
僕は素直な感想を言ってみた。
「吉澤が案内します」
「…なんで?吉澤弁当なのに」
「いいから!これはクラス委員長の私の仕事なの!」
…よくわからない理由を述べる吉澤。
「じゃあ、オイラも行くぅ〜〜!!」
遠くで手を上げて言う矢口。
(…なんでそうなる!?)
僕は頭の中でつっこんだが、もう矢口と吉澤の中では決定事項のようだった。
「いいじゃない。ご飯は大勢の方が楽しいわよ」
圭ちゃんが言った。矢口と吉澤は弁当を包んで持ち運べるようにしていた。

194 :ど素人:01/10/19 10:04 ID:HbYeH4p/
世間話なんかしながら学食に着いた。

昼休みの学食は戦場だ。料理の受け渡し場所には山のような人だかりがある。
毎日、これの中から昼飯を調達しなければならないと思うとそれだけで鬱になる。

「へへん。じゃ、素人の君らにオイラがお手本を見せてやるかな」
「…お前弁当だろ?」
「いいじゃん。せっかくだから温かいもんが食べたいんだよ!」
そう言って矢口は手に数枚の硬貨を握った。
「まず、欲しい食べ物の料金ちょうど握る。そして比較的、人の少ない所
 をにメボシをつけおもむろに……」
矢口は言葉をためる。

「特攻!!」

矢口はむしろ体当たりと思えるようなスピードで人だかりに突っ込んでいった。
体の小ささも手伝ってか、すぐに見えなくなった。それから程なくして声が聞こえてきた。
「おばちゃ〜ん!ミニ焼きそば大至急!おばちゃんおばちゃん!!お姉さん?…ババア!!」
多分学食のおばちゃんもたくさんの生徒相手で忙しいのだろう。
矢口は注意を自分に向けようと必死のようだった。
それから程なくして制服と髪形をもみくちゃにされた矢口が人だかりから出てきた。

「へへ…見ろ。素人ならゲットするのに10分はかかる所をたった一分でゲット!」
ボロボロになった矢口は得意そうに言った。

195 :名無しさん:01/10/19 10:16 ID:4wZYgIMI
>>ど素人
面白いから、
続き書け

196 :ど素人:01/10/19 10:19 ID:HbYeH4p/
「駄目だなあ矢口さんは」
吉澤が鼻で笑った。
「なにい!?」
「もっとエレガントにいきましょうよ。原始人じゃあるまいし」
そういうと吉澤は少し離れた場所にある麺類:うどんのコーナーに向かった。
「へん。お手並み拝見といこうじゃないか」
そう言って矢口はミニやきそばを持ったまま腕を組んだ。
麺類:うどんコーナーはそれほど人気が無いためか人だかりという程の人はおらず、
他に比べて比較的列になっている。それに吉澤はさりげなく近づき…スイッと前から
三番目あたりにさも当然のように割り込んだ。あまりにも堂々とした割り込みなので
前の人も後ろの人も気付いていないようだった。そしてまんまとうどんを買って戻ってきた。
「どうですか?」
「き、汚え!卑怯だぞ!」
矢口は文句を言った。
「なんで?誰の気分も悪くせず、自分も一切のダメージをうけずに決める。それが知略よ」
「く……でもミニやきそばの方が人気の一品なんだぞ!」
「うどんは日本の心よ!」
二人はなんの利益もない口喧嘩を始めた。

そこへ圭ちゃんがなにかを持って帰ってきた。

197 :ど素人:01/10/19 10:32 ID:HbYeH4p/
圭ちゃんの持ってたのはカレーの皿だった。
「…な!?人気の集るカツカレーをこんな短時間で…!!」
矢口が驚愕の表情を浮かべた。
「ば、馬鹿な!カレーコーナーはあまりにも大量の人のため矢口の技もあたしの
 技も通用しないはず……一体どうやって!?」
吉澤が補足する。

「…ん?前の方の人に『ついでに買って』って言ってお金渡しただけよ」

「「ガガーーーーーーン!!」」
二人は同じリアクションをした。
「……負けだ。完全にオイラの…」
「…かっけー……」
そう言って二人は肩を落とした。

「もういいよコントは。さっさと食べよう」
そう言って僕は自分の食べたかったパンを買ってから適当に席を見つけて座った。
「キャハハハ!いただきま〜す!」
「…しまった。何も考えずうどんを買ってしまった…」
二人も食堂のテーブルに弁当を広げた。

198 :ど素人:01/10/19 10:49 ID:HbYeH4p/
「ところでさ、保田さんはどっから来たの?」
矢口がやきそばを食べながら聞いた。
「ん…圭でいいよ」
圭ちゃんが口の中のものを飲み込んでから答える。
「おっけー。圭ちゃんは何県から来たの?」
「同県だよ。ただとんでもなくど田舎でこっから三時間以上かかっちゃうけど」
「あ、そうなんだ。ふ〜ん」
矢口はこの後もガンガン質問していた。だが吉澤は何故か黙っている。
いつもはもっとドンドン喋るタイプなんだけど…人見知りでもしているのだろうか。
なぜかチラチラこっちを見たり圭ちゃんを見たりしている。
「どうした吉澤?」
僕は小声で聞いてみた。
「…あ、いやなんでもないっす」
と答えたが何か違和感を感じた。

「ところで君達ってずっと仲良かったの?」

ふいに圭ちゃんが聞いてきた。
「ん〜。中学からの腐れ縁だね〜。中1からずっと同じクラスなんだよね何故か」
矢口が言った。
「適当に言うなって。中1の時僕と矢口、中2,3は僕、吉澤。で、高校に
 なってから三人同じクラスになっただけだろ。同じ中学出身が三人だけだった
 から同じクラスにされたんだよ、多分」
僕が訂正した。
「あ〜…そうだったっけ?」
矢口はまたしてもとぼけた。

199 :ど素人:01/10/19 11:08 ID:HbYeH4p/
「ところで…さ」
矢口が遠慮がちに切り出した。
「なんで、その…二村の家に居候してるわけ?」
「ん?だから受験のためだってば」
「そうじゃなくて!どういう関係なの?親戚?」
……そういやそうだ。僕はその事について全く質問してなかった。
「ううん。うちのお母さんと二村君のお母さんが親友同士でさ。市内の受験を考えてる
 って言ったら『是非うちに来て』っておっしゃってくれて……」
「あっ、そうなんだ、ふ〜ん。ところでご趣味は?」
矢口は不自然に話をすりかえた。…多分この話が僕に事故の事を思い出させると
思ったのだろう。
「趣味?う〜ん…なんだろ…カラオケかな?」
「あっ!矢口も大好き!!今度一緒に行こうよ!!」
その後も昼休みが終るまでずっと二人で話し合っていた。すっかり打ち解けたようだった。

…だが吉澤は最後まであまり喋らなかった。

午後の授業もあっという間に終った。
帰りのホームルームもすぐに終わり帰ろうとしていた時、圭ちゃんがこっちに来た。
「…どうしたの?早く帰ろう」
僕が話し掛ける。
「あのさ、制服作りにいかないといけないんだけど今日暇ある?」
圭ちゃんが聞いてきた。

…当然暇な僕は二つ返事で同行を引き受けた。

200 :ど素人:01/10/19 11:10 ID:HbYeH4p/
>>195
まったりと続けさせていただきますとも。

201 :名無しさん:01/10/19 13:41 ID:YiOi3OjZ
洋服屋の、あやっぺ登場か?

202 :「ど素人面白い」:01/10/19 17:02 ID:amVrDEn6
「ど素人面白い」

203 :名無しさん:01/10/19 17:35 ID:zGExyNX8
キャスティングが独特な感じ。
いい雰囲気。

204 :背番号88:01/10/19 17:49 ID:+Omka+oA
おもしろいっす。
頑張ってください。

205 :名無しさん:01/10/19 18:35 ID:V2tgNppy
処女作でこの腕前とは!?
ど素人かっけー

206 :ど素人:01/10/19 20:12 ID:HbYeH4p/
調子に乗って↓
「保田圭がそばにいる生活・圭ちゃんさいど」
http://mseek.obi.ne.jp/cgi/hilight.cgi?dir=moon&thp=1003488255

保田さんを目立たせるための苦肉の策。
リアルタイムで読んでくれている人へのサービスみたいなもんです(w

…ますます放置できなくなってしまったけど。

207 :名無し募集中。。。 @:01/10/19 22:11 ID:BVwn7JIB
うますぎる
サイコー!!

208 :名無し娘。 suzuka:01/10/19 22:30 ID:FbG4269k
いいじゃないですかー(^-^)g

209 :名無しさん:01/10/19 22:35 ID:cfGjVECw
凄い。

210 :( ● ´ ー ` ● ):01/10/19 23:30 ID:agLbcQv2
ちっくりは?

211 :名無し募集中。。。:01/10/19 23:50 ID:Ym687mly
他の連中ドコサヘキサ塩酸

212 :ど素人:01/10/20 04:39 ID:4BSQ6L40
あら〜…スレ開いた時にレスついてると俄然やる気出ますね。

週末を使って圭ちゃんさいどを一気に本編に追いつかせるつもりです。

213 :名無しさん:01/10/20 04:48 ID:HoUX6Aba
>>212
いつもみてますよ〜。
これで週末の楽しみが増えました
がんばってね〜

214 :ど素人:01/10/20 04:59 ID:4BSQ6L40
「服屋さんどこにあるかわかる?」
「うん。地元の駅前にあるよ」
圭ちゃんと会話をしながら校門をくぐる。
「真里ちゃんていい子だよね」
「うん。たまにちょっとうっとおしいけどね」
そんな事を話していると少し向こうに吉澤の姿が見えた。
僕達の姿を確認するとタタタッと逃げていった…かと思うといきなり振り返り
ビシッ!とポーズを決めたタップのような変なポーズだった。
「…なんだ?」
僕は訳がわからなかったが圭ちゃんはくっくっくと笑いをこらえていた。

近所の駅に着く。目的の服屋さんはもうすぐ近くだ。
この町で17年間暮らしただけあってこの商店街には知り合いが多い。
…それが三ヶ月間家から出たくなかった理由でもあるのだけど。
僕達は『ピュア』という店の前で足を止めた。
「ここだよ」
「…なんかいいとこっぽいね。制服なんて扱ってるの?」
「うん。理由は知らないけど」
店に入った。
「…いらっしゃ〜い。…あら和也君…久し振りね」
「ご無沙汰してます。式の時はお世話になりました」
「…いいのよ。そんな事気を使わなくて。元気そうでなによりだわ」
石黒さんは、ただそう言った。

215 :ど素人:01/10/20 05:11 ID:4BSQ6L40
「ところで、今日は何?あら、誰その女の子?」
圭ちゃんに気付いたようだった。
「保田圭っていいます。初めまして」
圭ちゃんが素早く挨拶する。
「…ほほ〜……そりゃ元気にもなるわけだ」
「…多分勘違いしてますよ」
「いや、まあ詳しくは聞かないけどさ。で、どうしたの?その子に服でも
 プレゼントする気だったりする?」
石黒さんはいたずらっぽい目で聞いてくる。
「違いますって、制服お願いしたいんですよ。うちの学校の。ありますか?」
「制服?こんな季節に?まあいいわ。もちろんあるわよ」
「じゃあよろしくお願いします」
「はいよ。じゃあ丈合わせるからちょっと来て」
「はい」
圭ちゃんが答えた。圭ちゃんと石黒さんは店の奥に消えた。

…数分後

「お待たせ〜。よくある体型だったからちょっと裾直すだけですんだわ」
そう言いながら石黒さんが出てきた。その後に続いて圭ちゃんも出てくる。
「…………………」
…可愛い。
今まで他校の制服を着てた圭ちゃんがうちの制服を着ているのは多少の違和感が
あったが、それを差し置いても充分可愛かった。

216 :ど素人:01/10/20 05:26 ID:4BSQ6L40
「なに初めてウェディングドレス見た新郎みたいになってんのよ」
石黒さんが声をかけてきて僕は正気に戻った。
「いや、別にそんな事は」
あたふたと言った。
「ふ〜ん…ま、いいけど」

圭ちゃんが支払いを済ませ、僕達は店を出る。…僕はちょっと小腹が空いていた。
「お腹空かない?」
先に圭ちゃんが聞いてきた。タイミングばっちりだと思った。
「空いた。そうだ、この近くにおいしい店あるんだよ」
僕は彼女をそのひいきの店に案内する事にした。

「…ここだよ」
その店はずっと昔からお世話になっている『安倍精肉店』だ。
「………………」
圭ちゃんは何故かがっかりしているように見えた。
「…どしたの?」
「いや…うん。そうよね」
圭ちゃんはなにやらよくわからない返事をした。
「…?ここのメンチコロッケは最高なんだよ。すいませ〜ん!」
僕は店の奥に向かって声をかけた。

217 :ど素人:01/10/20 05:43 ID:4BSQ6L40
「おお〜!和也君でねえべか!元気してたか、お〜?」
店の奥からカッポウ着を着た人がドタドタと走りよってきた。
「安倍さん…お久し振りです」
この店の看板娘の安倍なつみさんだ。その豪快で誠実な性格と端麗な容姿
で誰からも好かれている。近所以外の人までもマメに買いに来る程だ。
「なっちでいいっつってるっしょ!って言っても無理べか。もうず〜っと呼んで
 くんないもんなあ……」
安倍さんは嘘泣きをする。
「え〜とメンチコロッケとメンチカツ二つずつ」
「泣いてるなっちは無視だべか?」
顔を上げてハハハハ、と笑う安倍さん。
「ほい!じゃがバターおまけしといたべさ!」
安倍さんは紙袋を僕に渡してくれた。僕はお金を払い、礼を言う。
「ありがとう。ところあの二人は?」
「ののとあいだべか?まだ学校から帰ってきてないっしょ」
ののちゃんとあいちゃんというのは安倍さんのちょっと年の離れた妹達だ。
「…あの二人も和也君の事すごく心配してたべさ。今度ちょっとでいいから
 顔見せてやってくれだべ」
安倍さんは静かに言った。
「…はい」

…僕はあんな小さい子にまで心配かけていたのか…駄目な奴だなあ。

218 :ど素人:01/10/20 05:55 ID:4BSQ6L40
「じゃあ、またくるべさ〜!」
安倍さんは去っていく僕達に遠くから声をかけてきていた。
「ふふ、おもしろい人ね」
「でしょ?はいメンチコロッケ。食べてみ」
「ん…」
圭ちゃんはちょっとためらっていたが思い切ってかぶりついた。
「…どう?」
「おっいしぃ〜〜!!」
圭ちゃんは大げさとも見れるリアクションをとったがそれは大げさではなく、
事実このコロッケはうまいのだ。
「でしょ」
僕は嬉しくなって声をかけた。

その後、商店街の色々な店を紹介しながら家に帰った。

夜。僕は夕食の後(夕食はさっきのメンチカツと卵だった)必死で勉強していたが
もういい加減くたびれた。

…ベッドに横になり今日の出来事を振り返る。

219 :ど素人:01/10/20 06:10 ID:4BSQ6L40
……みんないい奴等だよな…
矢口も見かけによらず優しい奴だったし。
吉澤はずっと丁寧にノートをとり続けていてくれたし。
(吉澤のノートの中には『要ちぇきらっちょ!』だの『テストに出そう!!』
 等の書き込みがあった。それは実際すごく助かった)
安倍さんも石黒さんも…なんで僕は三ヶ月間も家にこもっていたんだろう。

(でも…圭ちゃんには参ったなあ……いきなりばらしちゃうんだもんな)
それもクラスの拡声器と言われる矢口に。

まあ、お蔭でクラスの奴らはその事ばっかりで三ヶ月前の事故のには触れられなくて
助かったわけだけど…………!!

僕はガバッとベッドから身を起こした。
(そうか…それで圭ちゃんあんな事を……僕にその話題が振られないように…)
今さらやっと圭ちゃんの心がわかった。

(…明日礼を言おう。多分とぼけられるだろうけどそれでもいいんだ…)

僕はベッドに倒れこんで目を閉じた。

『保田圭がそばにいる生活』 第一話 終

220 :ど素人:01/10/20 06:14 ID:4BSQ6L40
終〜了〜。

話全体の終わりが全く見えないんだけど、どうしよう?
ま、いいか。

他の作者さんどこいった〜……

221 :名無し募集中。。。 :01/10/20 13:51 ID:GjpUeypU
「圭ちゃんさいど」で話が急展開してきた!

222 :名無し募集中。。。:01/10/20 16:36 ID:ZRZAUXij
第一話 終・・・
さて第二話期待しとこ

223 :ちっくり:01/10/20 21:02 ID:o55LaGNw
真<「保田先生はえっと、なんか今までの先生と違う感じだね。」
隣の女の子<「なっちは、おもしろいと思うべさ。」
真<「えっ?あのギャグとか?」
隣の女の子<「あはは!それは別物だべさ〜。」

俺にそう言って話し掛けて来た隣の子はなんだかまったりしてる。
そういえば、隣の子の名前がわからない。
俺は失礼を承知で隣の子に確認してみることにした。

真<「たしか、名前は安倍さんだよね?」
安倍<「んだべさ!安倍 なつみ(あべ なつみ)なっちって読んでね♪」
真<「俺は安久津 真。俺も真でいいよ。」
安倍<「真君の名前は知ってるべさ。」
真<「へっ?なんで知ってるの?何処かであったことあるっけ?」
安倍<「真君は知らないと思うけど中学の時にね・・・」

ガラララ。ピシャッ。
なっちが俺を知っている理由を聞こうとした時運悪く先生が入ってきた。
今日の保田先生はなんだか自信が顔中にみなぎっている。

保田先生<「みなさん。おはようございマッスル!」
クラス<「おはようございます。」
保田先生<「え〜今日は(くっ、こいつ等流しやがった。)
      昨日も言ったとおり(どうすればみんな笑ってくれるんだろう?)
      放課後に部活動見学があるので(もしかしてレヴェル高い?)
      興味がある人は(それでこそやりがいがあるってものだわ!)
      見学や体験に行って下さい。(見てなさいよ!私の実力を!)」
クラス<「ハーイ!」

やっぱり保田先生はギャグを言ってきた。
だけど、みんなもう免疫力が出来たのか反応さえしない。
こうなると逆に保田先生が可愛そうになってきた。
だが、保田先生はこれぐらいでは引き下がんないだろうと思った。いや、確信できた。

それから、学校のオリエンテーションなどが終わり放課後となった。
後ろから梨華ちゃんの声が聞こえてくる。

梨華<「真く〜ん!部活見学に行きますかぁ?」
真<「俺はどっちだっていいよ。」
梨華<「じゃあ、いきましょう!梨華は見たいですから。」
安倍<「あ〜、真君!なっちも一緒に行っていいべか?知り合い少ないからさ。お願い!」
真<「3人で一緒に行こうよ。それの方がいいと思うし。」
安倍<「決まりだべさ。よろしくね石川さん。」
梨華<「こ、こちらこそ。それと梨華でいいです。」
安倍<「じゃあ、梨華ちゃん行くべさ!」

こうして俺たちは3人で見学に行くことになった。
なっちが来たとき梨華ちゃんが少しふくれっつらになっていたのは気のせいだろうか?
俺たちは不思議なグループで部活の場所に向かった。

( @´ Д `@)<『梨華ちゃんとなっちなんて最高に可愛いじゃん!両手に華だYO!』

224 :ちっくり:01/10/20 21:32 ID:bwWZSTxo
いままで留守にしてスマソ。
ちっくりは国民体育大会に逝ってきました。
これまでどうり書きたいと思います。
それでは、ちっくり逝きましょう。
ちっくり、ちっくり、ちくーりと。

225 :背番号88:01/10/20 23:25 ID:CjjJl8ME
おかえりー
ちっくりも頑張ってYO!

226 :名無し募集中。。。:01/10/21 00:48 ID:MgwXtvfY
SASさんと加賀百万石さ〜ん

227 :名無し募集中。。。:01/10/21 01:32 ID:Egk+KShN
>>224
お前国体選手やったんか?
俺も昔サッカーで出た

228 :「ちっくりおかえり」:01/10/21 03:37 ID:W8LRjfJJ
「ちっくりおかえり」

229 :ど素人:01/10/21 10:54 ID:xW7pDb51
お一人様ご帰還ですね!これでちょっとはにぎやかになるかな。

ところで全く同じタイトルで小説あったんですね。
あれネタスレかと思ってました。まあこれもネタスレなんですけど。

…さて、続きだけど先に向こう仕上げますね。

230 :はあぁ・・・:01/10/22 00:51 ID:pQRhjiiv
SAS、加賀百万石

ご臨終?

231 :名無しさん:01/10/22 03:10 ID:lkqPQgo/
ちっくり
宮城にきてたの?
俺大会役員でいたよーん

232 :名無し募集中。。。:01/10/22 18:17 ID:bfNpdSwy
>>230
SASは元々間隔を空けて仕上げるタイプだ
第一部も半年かかりながらもちゃんと仕上げてくれた
ガタガタ言わずに気長に待て

233 :ちっくり:01/10/22 22:10 ID:mZXF/NAg
廊下を歩く多くの生徒の足音。
そして、上級生による新入生の部活勧誘。
どこにでもあるような4月初めの光景だ。
俺は改めて高校に入学したことを実感させられた。

梨華<「真君はどこの部活見学に行くんですかぁ?」
真<「どこにしよっかな〜。俺どこでもいいんだよなぁ。」

梨華ちゃんは俺がどの部活に興味があるか首をひねりながら聞いてきた。
実際を俺はどこの部活でもよかった。
正確には嫌味かもしれないが俺はほとんどのスポーツはこなせる。運動神経もイイ。
だから、一応どんな部活に入ってもそれなりに活躍は出来る。

安倍<「真君はあの部活だべさ!」

俺がどこの部活を見学に行こうか迷っていた時だった。
梨華ちゃんの反対側からなっちの元気な声が聞こえてきた。

梨華<「安倍さ〜ん。あの部活ってなんですか?」
安倍<「梨華ちゃんアレだべよ!アレアレ!」

梨華ちゃんがさっきよりも不思議そうな顔つきで尋ねると
なっちはおもむろに前の方にある部活を指差した。

(  ´ Д `)<『どれどれ?・・・そうきたかYO!』

234 :名無し娘。:01/10/23 00:20 ID:YHB5v6Fs
>232
だな。
待った分、いい物書いてくれるよ。

235 :葛西:01/10/23 07:24 ID:pJp/JdlF
今更だけど
http://teri.2ch.net/mor2/kako/982/982416193.html
のスレッドをたてた1に感謝している。謝謝。

236 :ど素人:01/10/23 09:21 ID:4MvpVMrt
圭ちゃんが来てからもう一週間が経とうとしている。

圭ちゃんは少しずつクラスになじんでいき、今では結構な数の友達もいる。
それでもいまだにお昼は矢口、吉澤と食べているのだけれど。
(クラスの可愛い子を三人も独り占めしている僕は少しクラスで肩身が狭くなったが)
家の暮らしの方も随分慣れて来た。最初の方はお互いが沈黙に耐えれず、逃げ回ったり
していたが、今ではお互い冗談を言ったりできるようになった。

「和也く〜ん!早くしなさ〜い」
玄関で僕を待っている圭ちゃんからお呼びがかかる。
「はいは〜い」
僕はカバンを持って玄関に走った。
「まだ、大丈夫だってば」
「いいから!一本早いバスにしたらそれだけで随分空いてるでしょ!」
わめき散らしながら僕達は停留所に向かった。

「じゃあ教室でね」
学校の校門まで着いた時圭ちゃんは教室とは別の方向に歩き出した。
「あれ?どこいくの?」
「花壇にお水あげてくるの」
「ああ…今日、花係なんだ。ついていこうか?」
「大丈夫よ。じゃあまた後でね」

圭ちゃんと別れて僕は教室に向かった。

237 :ど素人:01/10/23 09:49 ID:4MvpVMrt
その二人を遠くで見ている影があった。

「あれよ。噂の悲劇のヒーローっての」
一人の少女がもう一人の少女に話し掛ける。かなりの美少女だった。
「……ふぅん」
その少女は興味なさそうにスカートのポケットからタバコを取り出す。
「何よ?ごっちんが教えてって言ったんでしょ?」

「…悲劇のヒーローを影で支えるヒロイン。…いいと思わない?」
カチンッとジッポライターのふたを開けてタバコに火をつける。
「後藤…?あんたまさか……」
「協力してくれるよね?」
「…駄目って言ってもさせるんでしょ?」
その少女は諦めたように言った。後藤と呼ばれた女はフフッと笑っただけだった。

「楽しくなりそうじゃない?」

後藤はペロリと唇をなめた。

238 :さんに:01/10/23 12:35 ID:I46iYbNL
楽しみだぞゴルア

239 :名無し募集中。。。 :01/10/23 22:43 ID:AvLdbUeg
 

240 :名無し募集中。。。 :01/10/24 00:03 ID:f/tNLgOj
http://mseek.obi.ne.jp/cgi/hilight.cgi?dir=moon&thp=1003488255
更新されてる。

241 :名無しさん:01/10/24 03:51 ID:piV2w2WR
@ノノハ@
 ( ‘д‘)<↑へまぁいりむぁ〜す

242 :ど素人:01/10/24 08:38 ID:89lW4oB5
授業は問題なく進んでいく。最近はやっと授業に追いついてきた感じがする。

二時間目の後の休み時間にクラスメイトから声をかけられた。

「和也、ちょっといいか?」
「…アキヒト?珍しいね僕に用事なんて」
彼とも1年の時から一緒なのでお互い会話をした事くらいはある。
軽音部に所属している岡野アキヒトだ。
「ここじゃちょっと。屋上行かねえ?」
「いいけど?」
僕は何故ここじゃ言えないのだろうと思ったが素直に従った。

「…なあ、お前保田さんとはどういう関係なんだ?」
屋上についたアキヒトは開口一番そう言った。
「…は?」
質問の意図が理解できず、まぬけな声を出す。
「保田さんだよ。一緒に暮らしてるってのは知ってる。でもその他には?」
彼は食いつくように聞いてくる。
「お、おい、ちょっと待ってよ。何が言いたいんだ?」
「一目惚れだよ完全に」

彼は再び僕を理解不能に落としいれた。

243 :ど素人:01/10/24 08:52 ID:89lW4oB5
「…アキヒト?」
「転校初日からいいな、って思ってたんだよ。でも一緒に暮らしてる男がいるなんて
 いうから諦めるつもりだった。でも…」
彼は止まらない。
「おい!僕と圭ちゃんはそんなんじゃないぞ」
僕はアキヒトの言葉を止める。
「…でも好きなんじゃないのか?」
真剣な目で聞いてくる。
「…居候だよ。ただの」
僕の胸は何故かチクリと痛んだ。
「そ、そうなのか!」
逆にアキヒトはホッとしたような表情を浮かべた。
「俺、今日花壇で保田さんに会ったんだよ。あんな楽しそうに花に水やる子なんて
 初めて見たよ。俺がギター弾いたときもキャーキャー騒がず本当に演奏を楽しんで
 くれてて……そんな保田さん見てたら俺もう押さえがきかなくなっちまった」
アキヒトの目に決意がみなぎっていた。

「俺、今日保田さんに告白する。いいよな?」

アキヒトはそう宣言した。

244 :名無し娘。:01/10/24 17:03 ID:y6V8djIZ
いいとも〜

245 :永田裕志(953) ◆IWGPem8s :01/10/24 17:49 ID:5kob1y+H
<(`△´) アキヒト格好良い

246 :名無し娘。:01/10/24 18:12 ID:++sRrcei
ダーヤスはアキヒトとくっついてまえ!!
そして和也は矢口と・・・

247 :名無し募集中。。。:01/10/24 18:45 ID:rPtgP2Wv
>>235
始めてpart1から読んだ。
最初は本当にスレタイトルのままの趣旨だったのね。w

248 :名無し募集中。。。 :01/10/24 18:49 ID:zv0K7RkX
>>247
初めは普通のネタスレだったからな。
確か俺もカキコした様な気がする。

249 :ど素人:01/10/24 18:51 ID:Y1qZUhHp
…全然授業に集中できない。昼食の時も全然うわのそらだっため、
矢口に何度もつっこまれてしまった。

(アキヒトかあ…いい奴だしなあ…)

アキヒトは今日の放課後に裏庭の花壇の前で圭ちゃんに告白したい、と言った。
彼に協力を頼まれた僕は(断るのに確固たる理由が無かった)
花係の圭ちゃんを置いて先に学校を出る。という事になった。

(…もしも…もしも圭ちゃんとアキヒトが付き合い始めたら家を出て行くのだろうか?)

多分、出て行くんだろう。もし僕に恋人がいたとして、クラスメートの男と
一緒に暮らしているなんて耐えられるはずがない。

(もう終ってしまうのかな。いや、それが普通なんだ)

どうしても陰鬱な気分になってしまう。僕にとって圭ちゃんはすでに結構重要な
ポジションにいたらしい。

…最後のホームルームが終わり、ついに放課後になった。

250 :ど素人:01/10/24 20:04 ID:Y1qZUhHp
僕は憂鬱な気分のまま玄関に差し掛かる。約束通り今日は一人で帰るつもりだった。
「…ちょっとごめんなさい?」
一人の女生徒が僕の前に現れた。女の子にしてはけっこう身長が高い。
矢口なんかと比べたら二十センチ位違うのではないだろうか。
「なんですか?」
「あなた、二村和也君よね?」
「そうですけど」
身長は僕の方が少し高いはずなのになぜか威圧されてるような感じがする。
「ちょっと用事があるのよ。一緒に来てくれない?」
いつもの僕なら断る理由がないという理由?でほいほいついていくところだが
今日は色々あって気分がすぐれないので断ろうとした。
「断ろうとしたでしょ?」
その女の子に先手を打たれた。
「な、なんでそう思うんですか?」
「なんでってりんごが赤いのに理由なんてある?とにかく断ろうとしても無駄よ?
 私、飯田圭織。カオリンって呼んでくれてもいいよ」
なにやら意味のわからない会話を展開する女の子。

ほぼ強引に同行を決められてしまった。

251 :ど素人:01/10/24 21:06 ID:Y1qZUhHp
「カオもね〜色々あるんだわ…」
さっきから後ろを追う僕の方を振り返りもせず意味不明な会話をしている。
失礼な話だが僕はちょっと恐怖を感じていた。ひょっとして『オカルト部』なんて
たぐいのサークルにでも誘われるのではないだろうか?
「ああ〜カオはそういう事やんないよ〜」
とまたしても会話を先取りされてしまう。全然説得力がない、と思った。
「…カオって変?」
急にグルリと頭だけこちらに向けて真剣な表情で問う飯田さん。
(例のディレクターズカット版が最近ビデオになった映画にそっくりだった)
「い、いえ、そんなことないですよ」
「うう〜…まあいいけどさ。こっちよついてきて」
彼女は校舎を出て裏庭にまわった。まずい、こっちの方角は……!

「あ、あの飯田さん?ちょっと都合があって花壇の方には行けないんですけど…」
「カオリンって呼んでよ。大丈夫よ、逆方向だから」
相変わらず振り向かずに答える彼女。だが確かに校舎の逆周りの方角に歩き出した。
「…それで、なんのようなんですか?」
「いいからいいから」
彼女はどんどん進んでいく。ついに校舎を挟んで花壇とは逆側の校舎裏まで来てしまった。

252 :名無し募集中。。。:01/10/24 21:22 ID:q8NCLqYu
この時間の空き方・・・
考えついたらそのまま書き込んでる?
スゲー!!
頑張って!!

253 :ど素人:01/10/24 22:16 ID:Y1qZUhHp
その通り!

考え付くままに書いていってるから更新の速さだけは自信あります!
今週中には2話も終りますよ多分。

254 :名無し募集中。。。:01/10/24 22:33 ID:q8NCLqYu
いやいや更新の速さだけでなく作品自体もサイコーです

255 :ど素人:01/10/24 23:17 ID:rqw3uJH/
「ハ〜イ。とうちゃ〜〜く」
どこまでいくんだろう、と思っていた時に飯田さんは足をとめた。

「…なんですかココ?随分と寂しい所ですけど…」
「ん〜!にっぶいなあ!放課後に呼び出しとくりゃ喧嘩かアレでしょうに!」
飯田さんは近くにある木を指差した。今気付いたがその木の後ろに誰かいるようだった。
「じゃ、そういう事でカオ帰るね〜」
「は?飯田さん!」
呼び止める声も無視して飯田さんはとっとと来た道と同じ道を帰っていった。

(なんだそれ?)

僕の頭にはいまだにハテナマークがグルグルまわっていた。
「あの…」
後ろから声がかかる。女の子だったようだ。
「……なんですか?」
この子には見覚えがある。確か今年の初めに新入生で飛びぬけて可愛いと噂されていた子だ。
確か名前は……

「……後藤…真希さん?」
「わ、私の事、ご存知だったんですか!?」
その子は顔を真っ赤にて言った。

256 :ど素人:01/10/24 23:19 ID:rqw3uJH/
「あ、うん。名前だけだけど」
近くで見たことはなかったが噂以上に可愛い。これはもう芸能人級だろう。
「あ、あの、その、あの」
うろたえている彼女はさらに可愛らしくみえた。
「…君もあの飯田さんとかいう人に連れてこられたの?」
「ち、違います!飯田先輩に二村先輩を呼んでもらったんです!!」

…僕を?

「あの…二村先輩って……彼女いるんですか…?」
おずおずと聞いてくる。
「…………………」
(まさか、これはひょっとして…)
「い、いますよね。いつも可愛い人達三人とご飯食べてますもんね…」
「…いや…あれはそんなんじゃないけど…」
(やっぱり…)
「そ、そうなんですか!?じゃあ、その、もしよければですけど、私と…」

(…告白されているのか?)

「付き合っていただけませんか?」

…遠くでキーンコーンカーンコーンというベルの音が響いていた。

257 :ど素人:01/10/24 23:30 ID:rqw3uJH/
>>254
光栄です(w

圭ちゃんさいども更新しときましたんで見てやってください。

258 :名無し募集中。。。:01/10/25 00:03 ID:wBCDcxRX
見てきました
面白いっす
次回も楽しみにしております

259 ::01/10/25 17:10 ID:Wo4J9MCw
二村になりてぇ〜

260 :名前の無い作者:01/10/25 18:07 ID:9IvslEwo
 授業中なのに机の周りにかたまっている数人の男子。
 教室全体もちょっと騒がしい。
 今日は後期委員の決定をしているのだ。

――「俺」の運命はここから少しずつ動き始めた…。

 … … ……

「ジャン、ケン、ポンッ!!」
……「うわ、負けた!」

――俺の名前は風間 博人(かざま ひろと)
  どこにでもいる平凡な高校2年生。
  さっきのジャンケンはというと…
  うちの学校では毎年2年生が年1回の校誌を発行している。
  運悪くその担当委員になってしまった(´д`;)
 
 この編集作業、2ヶ月間の缶詰状態な挙句、まったく見返りが無い。
 配布された日にゴミ箱に入るような本だ。


博人<「ああああああ、ついてねえなぁ…(そういや、各クラスから男女一人ずつ出るんだったよな…パートナー誰だろう?)」

 …んー?

 不意に後ろから俺を呼ぶ声が聞こえる…。

??<「あ、博人君が担当なの?よろしくね!」

 そこにいた見慣れた女子。

博人<「なんだ、吉澤か…。」
吉澤<「あ〜! 何か文句あるのぉ?」

――彼女の名前は「吉澤 ひとみ」不思議な事に幼稚園からずっと同じ学校、
  同じクラスだった。友達とは呼べる仲だが、それだけだ。
  家も近いし、幼なじみとも言うかな。


 口調はつっかかってきているが、表情はずっと笑顔のまま。
 人気ワースト1の仕事なのになんで笑顔が作れるのやら。

博人<「文句なんか言ってねえって(笑) よろしくな!」
吉澤<「うんっ!」

 よろしくとはいってはみたものの
 先を考えただけで鬱になる。
 これから2ヶ月間、ずっと編集作業だ(;´Д`)

博人<「(今10月の終わりだから……げ、年末まで拘束かYo!)」
  <「(まあ…吉澤となら気まずくもないけど…ハァ)」

吉澤<「えっとねー…。」

 話によれば明後日から早速始まるらしい。

博人<「オッケー(容赦ねえなオイ(゜゜;) )」

 さっきからずっと吉澤が喋っているが、
 重要な事は言い終わったらしく他の女子も絡んでいる。

博人<「吉澤ぁ、俺もう帰るわ。じゃあな! (…今日は早く帰ろう )」
吉澤<「あ…。うん、またね!」

 俺は適当に話を切り上げて教室を後にした。

261 :名前の無い作者:01/10/25 18:10 ID:9IvslEwo
現実時間とシンクロしてる小説書こうと思ってます。
初めての試みなのでどうなるか分かりません。
できれば見守ってて欲しいデス。
しょっぱなから長くてスマソ;

262 :名無しさん:01/10/25 21:50 ID:a2nNibIQ
名前の無い作者殿
吉澤がらみ大好きじゃ。ガンガン更新してくれ。
期待しとるぞよ。

263 :さんに:01/10/25 22:00 ID:cBIDfYRe
>>ど素人
後藤のキャラ違うぞ!萌えるじゃねえか!

264 :名無し募集中。。。:01/10/25 22:16 ID:KR2Up76I
>>ど素人さん
後藤・・・何企んでるんだ・・・
>>名前の無い作者さん
長期だね 頑張って!

265 :yu:01/10/26 01:09 ID:l0OscKCT
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  |  .ロ.   [桜木町]   .ロ.  |
  |         ___    8040 |/
  |┏━━┓||┏━┓||┏━━┓|  プアァァァァァァァァン!
  |┃    ┃||┃  ┃||┃    ┃| \
  |┃    ┃||┃  ┃||┃    ┃|
  |┗━━┛||┗━┛||┗━━┛|
  |____||___||____|
  |_○__||___||__○_|
  |  .ロ.   ||      ||   .ロ.  |
  |        ||      ||        |
  |______二二二_____|
   │     │[=.=]|    │
   └──────────┘
       / ノノハ@アハハハハー♪
      /  (´D`)  \
     /   (∩∩)    \
.   /             \

266 :名無し募集中。。。 ◆GDLzwL76 :01/10/26 22:23 ID:WqoL1JlR
ho

267 :北九州ドーム5階:01/10/27 00:33 ID:C4TD9JgD
優良スレあげ

268 :ジャイ:01/10/27 08:55 ID:PDoYwonj
いつものように友達と朝まで飲みいつものように学校をサボり、
昼まで寝ていると携帯が鳴った。
(・・・誰だ。学校の奴かな)
ぼくは名前を見ずに音を消した。・・・・
すると、また鳴り出した。
(しつこいな。誰だ?)
仕方なく、携帯を取り、目を擦りながら見ると
携帯のディスプレイには『本城 幸一』と出ていた。
(ん、幸一さんかよ。いったいなんだ。この人の場合出ないと
 家まで来るからな)
仕方なく電話に出るといつものように笑いながら喋られた

幸一:「相変わらず学校はサボってばっかか?また、朝まで
    飲んでたんだろう」
僕:「そうですよ」
幸一:「よく、電話出たな?」
僕:「出ないと、一日中かけ続けるか、家まで来るでしょ」
幸一:「そうだな(笑)」

この『本城 幸一』という人は僕のいとこで八つ年上だ。
小さい頃から僕の面倒をよく見てくれていた。
僕の秘密を知ったのもこの人が最初だ。
なんでも警察庁のエリートだそうだ。
階級も上の方で本庁では異例の出世頭らしい。
今いる部署が特別事件を専門に扱うらしく、たまに手伝わされたりする。

僕:「で、今日は何ですか?」
幸一:「そうそう。モーニング娘。のコンサートのチケットが
    手に入ったんだ。お前、前にファンって言ってたじゃないか。
    それで、一緒に行こうと思ってな」

(怪しい、なんか企んでるな。ファンじゃない奴がコンサートのチケット
 くれるならまだしも、一緒に行こうなんて言うか)

僕:「前に友達と一緒にコンサート行っただけで、そんな特別なファン
   じゃないんだ。また今度で」
幸一:「何言ってんだ。最前列だぞ。間近に見れるぞ。ダフ屋で買ったら
    十五万ぐらいするんじゃないかな」

(おいおい、警察が何言ってんだ。でも、最前列か・・・)

僕:「分かった行くよ。で、いつなの?」
幸一:「明日だ」
僕:「明日?急だね」

会場と時間を聞き、電話を切った。
それにしても急な話だよな。いったいどこから手に入れたんだか。
待ち合わせも会場の前だし。なんか最後の言葉も気になる。
幸一:「動きやすい格好で来いよ」
まあ、コンサートだしな。それも普通か・・

また、眠気に襲われ僕は再び眠りについた・・・・・

〜プロローグ 終わり〜

269 :ジャイ:01/10/27 09:00 ID:PDoYwonj
こんなんのどうでしょう?
スレ違いのような気もするのですが
そのうち暮らします。

270 :名前の無い作者:01/10/27 10:43 ID:Yk/pDJ0+
元の趣旨と微妙に内容違ったのでM-seekの方へ移ります。
スレ汚してスマソ

月の方で建てますです

271 :名前の無い作者:01/10/27 10:58 ID:Yk/pDJ0+
風でした…鬱

272 ::01/10/27 13:59 ID:e2y245yD
>ジャイ
続ききぼんぬ

273 :名無し募集中。。。:01/10/27 22:10 ID:zMYopg6B
ho

274 :名無し娘。:01/10/28 00:50 ID:mGzcwpF1
>>ど素人殿
ご、後藤のキャラが違う!?
メチャ萌えじゃねーか。
いいねぇ。

275 :ジャイ:01/10/28 03:00 ID:lmgR18bi
>272
ありがとうございます
では、続けます。
少しづつの更新になるとは思いますが、頑張って終わらせます

276 :ジャイ:01/10/28 03:07 ID:lmgR18bi
僕の名前は本城 守 21歳
都内にある大学に通っている三年生だ
僕にはある秘密がある。それは超能力があることだ。
でも、TVとかで描かれている。何でもできる超能力者とは違い、
30キロ程度の物を動かしたり、危険予知能力がある程度だ。
しかも、この危険予知能力というのが働いたり、働かなかったりと
曖昧なのだ。
この能力を知っているのは幸一という従兄弟と複数の人間だ。
そして、僕は従兄弟の幸一の誘いを受け、モーニング娘。のコンサートの
会場に向かっている。会場に近づくにつれ、露店が多くなって人だかりが
増えている。その人だかりの中には特攻服を着た人やはっぴを着た人がいる。

(どうも、ああいう人達は苦手だな。まあ、ファンじゃない人から見れば
 僕も一緒なのかな・・・・)

会場の近くのコンビニに2時間前に着いた。
(4時間前に待ち合わせをするなんていくらなんでも早いよな)
そう思ってるうちに会場の方からスーツ姿の人が走って来た。
「守くーん!!」
守:「山田さん??」

この山田という人は幸一さんの部下で何度か会っている。そして、僕の能力を
知っている人間の一人だ

山田:「やあ、守君。久しぶりだね。あの事件以来かな」
守:「あれ、山田さんもコンサートに??」

聞いたものの、すぐに自分で違うことに気づいた。

守:「違いますよね。コンサートにスーツで来る人なんていないですからね」
山田:「あれ、まさか聞いていないの??」
守:「はい。たぶん、断ると思ったんでしょう」
山田:「そういえば、守君は能力使うの嫌がっていたもんね。おかしいと思ったんだよ」
守:「で、今日はなんなんですか?」
山田:「ここじゃなんだから、警視も待ってるし、会場に行こうか」
守:「はい」

つづく

277 :ジャイ:01/10/28 04:43 ID:yqIeX6VB
続きを書いているんですが、はっきりいって
現場の状況がわかりづらくなっています。
ここはみなさんの想像力に期待して、書く事にします。
とりあえず、続きをどうぞ

278 :ジャイ:01/10/28 04:45 ID:yqIeX6VB
そうして、僕は山田さんに連れられ関係者入り口から会場に入っていった。
しばらく通路を歩くと、スペシャル控え室と張り紙の張っている
会議室みたいな部屋の前で止まった。
(スペシャル控え室??)
部屋のドアが開かれると、中にはスーツ姿の男の人たちが座っていた。

山田:「警視、お連れしました」

すると、一番奥の席から笑顔の見慣れた顔が歩いて来た

幸一:「待ってたぞ。守」

(よくもぬけぬけと・・)

幸一:「今日呼んだのはな・・・」

そう言われ、僕と山田さんは別室に連れて行かれた
誰もいない部屋に連れて行かれると幸一さんはさっきの続きを始めた

幸一:「実はな、モーニング娘。が狙われているんだ。」
守:「・・・・」
山田:「まず事務所に『活動を止めないと、悪いことが起きる』という
    手紙が送られてきたんだ。最初はいたずらと思ったらしいんだが、
    知らない間にステージ衣装が破られたり、収録中にいきなり照明が
    落ちてきたりするようになったんだ」
幸一:「そうして、私達に警護を依頼してきたんだ」
守:「でも、警察が警護をしていれば大丈夫じゃないの?」
山田:「恥ずかしいけど、自分達が警護してても減らないんだよ。
    今まで起こったことが・・・」
幸一:「そして、昨日の朝、また事務所に手紙が来たんだ。『明後日の
    コンサート以降活動するならメンバーの中から一人づつ死人が出る』と」
守:「!?」
山田:「今の段階では犯人を特定するどころか、何をしてくるかさえ
    分からない。もしかしたら、関係者や警備スタッフの中にさえ
    犯人がいるかもしれない状態なんだ」
幸一:「今日のコンサートを中止したところで結局何の解決にもならん
    そこで、お前に直接モーニング娘。を警護して欲しいんだ」
守:「俺に!?」
幸一:「頼む、守。もちろん、山田にサポートさせるが。」

(おいおい、いくら僕に能力が有っても、こんな曖昧な能力で大丈夫なのかよ。
 しかも、能力以外は一般人だぞ)

山田:「自分からもお願いします。このまま何かあったら警察の威信にも関わります」
守:「分かったよ。警察の威信はともかく、自分を頼りにしている人がいるのに
   やらない訳にいかないからね」
幸一:「そうか、ありがとう。じゃあ、詳しくは山田から聞いてくれ。くれぐれも
    無理をするなよ。山田も頼んだぞ」

そう言って幸一さんは出て行った。こんな、難題を押し付けて無理するなよか。
人の命が狙われて、黙ってられない性格知ってるくせに。でも、あれは幸一さん
なりの精一杯の気遣いか。
まあ、もっとも幸一さんの頼みを断れないけどね。
5年前に両親が死んで、いきなり能力を持って自暴自棄だった僕を救ってくれた
のが幸一さんだった。そして祖父母に引き取られた僕が一人暮らしをする時も祖父母を
説得してくれたのが幸一さんだったのだ。いわば、今の僕がいるのも幸一さんのお陰だ

山田:「じゃあ、モーニング娘。の所に行こうか。紹介しなくちゃ」
守:「はい」
山田:「そうだ、行く前にこれ着て。これ着てれば、どこでも自由に出入りできるから」

そう言われ、僕は水色のスペシャル・スタッフとロゴの入ったジャンバーを着た

279 :名無し募集中。。。:01/10/28 18:53 ID:oc6+vOy9


280 :名無し娘。:01/10/28 21:27 ID:FNSVzn02
なんか面白い展開。
続きが早く見たい!

ジャイさん、イイっすよ。

281 :名無し娘。 :01/10/28 22:38 ID:/EB3/YYf
ジャイさん、がんばってください。続きが楽しみです。

282 :名無し娘。:01/10/28 23:40 ID:FNSVzn02
もちろん他の作者様の作品も心からお待ちしております。

283 :名無し娘。:01/10/28 23:41 ID:FNSVzn02
ど素人殿はまだかな〜

284 :ジャイ:01/10/29 00:15 ID:D/pY5DBr
>>280-281
ありがとうございます。
更新は金土日がメインなると思いますが
できるだけがんばってみます

285 :ジャイ:01/10/29 00:18 ID:D/pY5DBr
『モーニング娘。様控え室』と張り紙の張っている部屋の前に来て、僕の胸の鼓動は高まった
もちろん部屋の前には警備の人がいたが敬礼をされただけだった。山田さんがノックをすると中から声がした

「どーぞ」
山田:「失礼します。今からみなさんのそばで直接警備する、本城 守君です」
と言われ向かい入れられた

「へー。その人も警察の人なんだ。」

(うっわー本物だ。生ではコンサートで見たことあるけど。ほとんど確認できなかったもんな)
(やっぱ、近くで見るとみんなかわいいな。誰だ、保田がかわいく無いなんて言ったの)

「なんか、一般の人にしか見えないね」

(まぁ、一般の人なんですけどね)

山田:「えー。彼は警察の中でも警護に関してはNo1と言ってもいい人物なんです」
「えー。そんなすごい人なんだ」

(いくらなんでも、一般の人とは言えないか。能力も秘密だし。でも、すごい紹介されたな)

山田:「さー守君からも挨拶して」
守:「えー今から警護をさせていただく、本城 守です。よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いしまーす」

(かわいい・・・・)

山田:「じゃあ、自分はとりあえず、周りの連中と打ち合わせしてるから」

そう言って山田さんは出って行った
その途端、視線が僕に集中する
9人からの好奇な目が痛い・・・・
そんな中一人の子が口を開いた

矢口:「彼女はいるんですか??」  
唐突な質問に僕は驚き、慌ててしまった。
守:「え?何ですかいきなり?」
後藤:「いないんですか?」
(このぐらいの年代の子ならしそうな質問だけど、警察の人間って言っている人に、
 いきなりするか?)
守:「いないですよ」
「へーー」
吉澤「じゃあ、好きな人とかはいないんですか?」
(・・・・・・・・。)
守:「いないですよ」
(この子達は自分達が狙われているのに平然としているな)
飯田:「今、警護されてるのに能天気な連中だと思ったでしょう?」
守:「いや、そんなこと無いですよ。ただ、明るいなって・・」
安倍:「もう、なれましたよ。今回が初めてじゃないし・・」
石川:「家に変なものが送られてくることもあったし・・」
保田:「ただ、今回はずいぶん厳重ですね。いつもより警備の人も多い気が・・」
(そうか、この子達はこんな事を何回も経験しているのか。TVで見ている
 分には、元気に振舞っているのに。アイドルとはいえ大変なんだな)
守:「いえ、今回は厳重に厳重を重ねているだけですよ」

山田さんの指示もあり本人達には今回の重大さを伝えないことになっていた

矢口:「じゃあ、好きな芸能人は誰ですか??」
守:「みなさんですよ」
「えー本当ー」

この際、僕はできるだけ明るく振舞うことにした。まあ、実際ほんとに好きなん
だけど、そして、僕は少し談笑をしてから、彼女達のスタンバイもあり、部屋を出る
ことにした

守:「じゃあ、僕は部屋の外にいるので、なにかあったら呼んでください」
「はーい」

つづく

286 :名無しさん:01/10/29 07:07 ID:HjzgzrGa
部屋の外に出たら危ないだろう・・・

287 :ねぇ、名乗って:01/10/29 09:24 ID:Ow+tUcet
着替えがあるのに一緒にいれないでしょう

288 :ねぇ、名乗って:01/10/30 01:12 ID:XKVDN6nx
まだ?

289 :ジャイ:01/10/30 02:20 ID:iV1bwvSA
僕は部屋の外で警備の人と待機していた。部屋を入っていくのはヘアーメイクさん達や
マネジャーの人達だ
(このまま何も無ければいいけどな・・それにしても、実際会ってみると普通の子達
 だったな・・。インターネットでは色んなことが書いてあったけど。普通に暮らしていれば
 そこらへんにいる女の子達変わりないんだろうな)

そうしていると山田さんが来た

山田:「どう、いい子達だったでしょう?」
守:「はい、国民的アイドルって言ってもやっぱり普通の子達なんですね」
山田:「そうなんだよね。色んな人の警備をしたんだけど、やっぱり芸能人
    ってことで、威張ったりしている人もいたんだけど。あの子達は
    そういうのが無いんだよね」
守:「そういうのが大衆にうけてるんですかね?まあ、自分もそうだけど(笑)」
山田「そうかもね(笑)今、周りの警備班の状況を聞いてきたんだけど、
   特に異常は無いって事だから。守君はなんか感じないかい?」
守:「いえ、今のところは何も無いです」
山田:「そうか、とりあえず僕と一緒にここで待機してようか」
守:「そうですね。ところで開演まであとどの位なんですか?」
山田:「あと、1時間だよ」

それを聞いた直後に声が響いてきた

290 :名無しさん:01/10/30 06:48 ID:3LqBl/eZ
ヘアーメイクorマネジャーが犯人。

291 :名無し募集中。。。:01/10/30 20:50 ID:nL8Ndubp
他の連中逃げよったな・・・

292 :ねぇ、名乗って:01/10/31 02:29 ID:b8/qK+cc
また放置かよ・・・

293 :ど素人:01/10/31 04:16 ID:GykuXOGq
いますよ。他の作者さんのを楽しむ側にまわってますけど。

いつでもいけます。

294 :ねぇ、名乗って:01/10/31 12:02 ID:ClkDuTfF
いってちょ〜

295 :名無し募集中。。。:01/10/31 13:41 ID:ODC+ZmdT
>>293
ヲームアップしとけ
出番だぞ

296 :ジャイ:01/10/31 16:32 ID:E7+bc0h2
みなさんすいません、昨日は更新できませんでした
ど素人さん、毎日の更新はつらいので
どんどんいって下さい。
昔みたいに色んな人がどんどん更新していくのが
理想だと思います。
私もど素人さんの更新を楽しみにしてました。
なんか、逃げてるみたいですいません。

297 :名無し娘。:01/10/31 16:32 ID:v+EBNX0w
限界だ・・・。
ど素人殿、出撃してくれ・・・。

298 :ジャイ:01/10/31 16:40 ID:E7+bc0h2
スタッフ「おはようございます」

「ご苦労様です」
一人の男が山田に話し掛けてきた
山田:「どうも、警備のほうは万全です」
「そうですか。大変でしょうがよろしくお願いします」
と言いモーニング娘。の控え室に入っていった

守:「今の人は??」
山田:「マネジャーの近藤さんだよ」
守:「へー。感じのいい人だね」
山田:「そうだね。自分達にもいろいろ気を使ってくれてね。
    なんでも、マネジャーはいっぱいるんだけど、その中でも
    デビュー当時からの古株の人みたいだよ」
守:「じゃあ、本当の娘みたいなんだろうね」
山田:「きっとそうだろうね」

それから、5分ぐらい経った時
突然、僕にいつものなんとも言いがたい感覚が来た
僕は慌てて言った

守:「山田さん!!あの子達が危ない」
山田:「え・・」

それと同時に彼女達の叫び声が

299 :北九州ドーム5階:01/10/31 19:02 ID:SHyU6fwb
>>ジャイ
無理しない程度にガンガレ!

>>ど素人
待ってたYO!
早く、アプしておくれ。

300 :ど素人:01/10/31 22:27 ID:08ueDSpn
300!

了解です。他の作者さんの作品と混ざってごっちゃになるかな、と思ってたんですが
続けます。

>>256
の続きからです。

301 :ど素人:01/10/31 22:28 ID:08ueDSpn
「…………………」

チャイムが鳴り終わった後も沈黙は続いた。
僕は正直戸惑っていた。僕は誰かに告白された事なんて今までなかったし。

…しかもこんな可愛い子から告白されるなんて…

…でも。

「…あの、後藤さん」
僕の声にビクッと体を震わせる彼女。
「…僕は、その、僕は…」
「あ、あの!!」
彼女は突然大きな声を出した。
「あの!明日ここで待ってます!ずっと待ってます!!」
僕の返事を今聞くことが怖いのか、後藤さんはまくしたてるように言った。
「さ、さよなら!…じゃなくて、また明日!…で、でもなくて…あの…」
さらにうろたえまくっている彼女は何故か子犬を連想させた。
「それじゃ!」

彼女はそれだけ言うと駆け足で去っていった。

302 :ど素人:01/10/31 22:30 ID:08ueDSpn
…なんていう偶然なんだろう。

ちょうどこの校舎の反対側では圭ちゃんが告白されているのだ。
そう思うとさっきまでの高揚した気分はたちまち沈む。

(圭ちゃんはどうするのかな…)

圭ちゃんだって高校生だ。男女交際にだって興味あるだろう。その相手としちゃ
アキヒトは最高の相手かもしれない。結局は選ぶのは圭ちゃんなんだけど。

(もし圭ちゃんが付き合うのに僕が重荷になるような事があったら…)

…それは嫌だ。重荷になんかには絶対になるわけにはいかない。

僕は圭ちゃんから早く自立しないといけないんだ…

でも…

結局答えは出なかった。

303 :ど素人:01/10/31 22:31 ID:08ueDSpn
その日の夜。僕達の食卓は静まり返っていた。
テレビのニュースキャスターは淡々とニュースを報せている。
『ピッ』
圭ちゃんがテレビを消した。

「あ、ごめん見てた?」
「いや…構わないよ」
白々しい会話。
「そういえば今日矢口がさぁ〜〜!」
突然口調を変え明るい話題を持ち出す圭ちゃん。
「でさ…なのよぉ〜。それにさ〜!そんで…」
会話が断片的にしか聞き取れない。
「和也君…聞いてる?」
心配そうに僕の顔を覗き込んできた。

「…圭ちゃん」

「な、なによ…急に真剣な顔しちゃって…」
「僕らってなんなんだ?」

僕は一番聞きたかった事を聞いた。

304 :ど素人:01/10/31 22:33 ID:08ueDSpn
「初めて会っていきなり同居。でも知り合いでもなかったし、友達でもなかった。
 今も一緒に暮らしてるからっていって恋人同士でもない。…僕らってなんだ?」
僕は一息に言った。
「……………………」
圭ちゃんは何も喋らない。
「…もし圭ちゃんが同情だけで僕と暮らしてるっていうのなら、僕になにができる?」
「……………………」
「圭ちゃんが好きな人が出来た時に僕はなんて言えばいい?」
「……………………」
再び静寂。それを打ち破って圭ちゃんが言った。
「…もし私が好きな人…っていうかちょっと素敵だな、って思う人が出来たって
 言ったら…どうする?」

この言葉で僕の心の中で一つの結論が出た。

「…アキヒト、だろ」
「…!!知ってたの!?」
圭ちゃんの大きい瞳がさらに大きくなる。
「…今日、僕先に帰ったろ。アキヒトに頼まれたんだよ。二人きりにしてくれって」
「…ちょ!ひどいよそういうのは!!」
圭ちゃんは声を荒げた。

305 :ど素人:01/10/31 22:35 ID:08ueDSpn
「でも、アキヒトはいい奴だったろ?」
「そうだったけど!…和也君勘違いしてるよ。あたしはそんな…」

「圭ちゃん」

僕は彼女の言葉を遮った。
「僕、今日1年の子に告白された。多分、付き合う」
圭ちゃんの表情が固まる。
「だから圭ちゃんも自分の事だけ大切に考えてほしい」

僕はそう言い切った。

圭ちゃんは少しの間動きを止めてしまっていたがすぐにいつものように戻った。

「…そ、そうだよね…私達別に付き合ってるとかそういうんじゃないもんね…」
圭ちゃんはガシャガシャと食卓の食器の後片付けを始める。
「うん。和也君、ありがとう。和也君も頑張ってね」
「……………………」
「さあ〜、忙しい忙しい!」
そう言った圭ちゃんはキッチンの方へ引っ込んでいった。僕も部屋に戻る。
「…おやすみ」

…これで、よかったんだよな…

その晩、全く勉強ははかどらなかった。

306 :あ名無し娘。:01/11/01 00:03 ID:Z5fzE4++
おお〜〜〜〜

どうなる事やらハラハラ・・・

307 :名無し娘。:01/11/01 01:22 ID:t3s021CV
>>ど素人
できればあっちの方も更新おねがいします・・・

308 :ど素人:01/11/01 02:58 ID:ySpQ7R3S
>>307
おっけーでーす。

http://mseek.obi.ne.jp/cgi/hilight.cgi?dir=moon&thp=1003488255

309 :ジャイ:01/11/01 18:16 ID:mDrbgGRJ
ど素人さん、これからもどんどん更新してくださいね。
続きが気になります。

では、こっちの続きもどうぞ
>>298

310 :ジャイ:01/11/01 18:18 ID:mDrbgGRJ
僕達が中に入ると近藤が果物ナイフらしきものを持って暴れていた

近藤「氏ね!!」

近藤は何とも言えない形相で切りかかろうとしたその時、
すかさず、山田は近藤の腕を抑え、間に入った。

山田:「何をするんだ!!」

始めのうち僕は山田さんにかかれば、簡単に取り押さえられると思っていたが
そうはいかなかった。

山田:「こいつなんて力だ!!」

逆に山田は近藤に押され切りかかられそうになっていた
僕はそれを見て花瓶をとっさに手に取り投げた
普通の人が花瓶を投げて、狙いどうりに行くわけが無いが、僕は能力を使い
近藤の首筋に当てた。
近藤は気を失い倒れた。それを見て、山田を始め、警備員が近藤を押さえ込んだ。

辺りは騒然となっていた。まさか、マネジャーが犯人だとは誰も思わなかったといいたげだ
メンバーも泣いている子が結構いる。

飯田:「最初はいつもどうりにリラックスしていこうなんて、言ってたんですけど
    いきなり、テーブルにある果物ナイフを持って襲いかかって来たんです」

なおも、メンバーや関係者に対して事情を聞いている。その時、横に山田さんが来た。

山田:「さっきはありがとね」
守:「いえいえ」
山田:「正直、びっくりしたよ。結構、力では誰にも負けない自信は有ったんだけど。
    まさか、逆に押し倒されるとは・・・」

これは、山田の過剰な自信でもなんでもない。事実、山田は色々な武道の有段者
でもあり、本庁きっての実力者だったからだ、過去の事件ではプロレスラーでさえ
ひとりで取り押さえたことがある。その、山田が40そこそこの見た目も決して
屈強な男といえない中年に負けたからだ

守:「僕もびっくりしました」
山田:「負け惜しみに聞こえるかもしれないが、あいつの力は人間じゃないとしか思えなかった」
守:「ええ、僕も思いました。しかも、僕の能力が働いたのも直前だったし
   最初、あの人を見たときもこれから人を殺そうとする人には見えなかった」
山田:「・・・・・」

幸一:「守、ご苦労だったな」
山田:「はい、守君がいなかったら、今ごろどうなっていたか」
守:「近藤さんは?」
幸一:「近藤は、今も寄りの警察署に連行した。そこで、これから取り調べだ」
守:「コンサートは?」
幸一:「主催者とも話し合ったんだが、今日は中止にするつもりだ」
守:「そうなんだ」

僕はさっき、彼女達と話した時に彼女達がどれだけコンサートが好きかと言う事
聞いていたのでとても残念に思った

311 :ジャイ:01/11/01 18:20 ID:mDrbgGRJ
みなさん、手探り状態で書いているので
どんどん、意見や感想をお願いします。
厳しいことも書いてくださいね

312 :北九州ドーム5階:01/11/01 20:52 ID:3pvHtdya
>>311
よく出来てると思うよ。
まだほとんど娘。が出てきてないので、
これからが楽しみだYO!

313 :名無し募集中。。。:01/11/02 11:10 ID:Zu5en6pr
ho

314 :加賀百万石:01/11/02 23:43 ID:hB6QykKf
>>291
逃げてないよ、忙しかっただけ。
明日あたりに書き込みます。

315 :名無し募集中。。。:01/11/03 00:42 ID:h0iAr9rD
>>314
ヨカタ
アナタ生キテル ワタチ嬉シ。

316 :名無し募集中。。。:01/11/03 00:43 ID:6lMc93SV
あい、矢口と一緒に暮したいでぇす

317 :ねぇ、名乗って:01/11/03 00:56 ID:Jr6Au+vs
>>310

近藤:「氏ね!」

↑2ちゃんねらーハケーン

318 :ジャイ:01/11/03 07:02 ID:K/DczW92
その時、「いやです!!」
「せっかく、ファンの人たちが応援に来てくれているのに中止になんかにしたくありません」
マネジャー:「そんなわがまま言わないで。さっき、命を狙われたんだよ」
「コンサートはファンの人たちと触れ合える時なんですよ。ファンレターの中にも
 次のコンサートが楽しみだって、書いてくれてる人達もいるのに」
マネジャー:「でも、もうすぐ開演の時間なんだよ。いまからじゃ」

「本人達がやりたいって言ってるんだし、やらせてあげようよ」

マネジャー:「監督!」

どうやら、ツアー監督らしい人が現れた
監督:「この子達のファンに対する思いを無駄にしちゃいけないよ。
    それにスタッフの奴らも同じ気持ちだしね。今からなら30分遅れ
    位でやれる」
マネジャー:「しかし」
「お願いします!!」
マネジャー「・・・・・・。分かりました」
「やったー!!」

山田:「警視どうします??」
幸一:「一応、犯人は捕まった訳だしな。向こうが決めたことだから、
    どうしようもない。だが、何人かの警備は残らそう。山田、
    指揮はお前に任せる。頼んだぞ」
山田:「はい、分かりました」
守:「僕も、残っていい?」
幸一:「いいが、どうしてだ?」
守:「せっかく、来たんだし。舞台の袖から見れるなんて普通ないじゃん」
幸一:「そうか。分かった。向こうには頼んどくよ」
守:「ありがとう」
幸一:「気をつけろよ」
守:「うん」

正直、さっきのも本音だが、僕はなぜか胸にもやもやがあった。確信は無いが
もしかしたら、事件は解決していないんじゃないか?という不安があった。
今まで証拠も残さず、色んな事をしてきた犯人が警備のいっぱいる状態で
無理をしてまで、犯行を実行するだろうか?
それに近藤ならチャンスはいくらでもある。
それを幸一さんも気づいているのだろう。
だから、僕を残らせた。
だが、未だに僕の能力で感じるものは無かった・・・

319 :ジャイ:01/11/03 07:27 ID:K/DczW92
今日、作者取材に行ってきます。
これを作品に生かせたらと思います。
>>314
更新、楽しみにしてます。

320 :名無しさん:01/11/03 08:17 ID:vcSQzr4K
今日、横アリあるんだから
こういうのは・・・

321 :加賀百万石:01/11/03 23:35 ID:yoxBniZL
>>64の続きです

梨華の懸命の看病の甲斐あってか二日後、やっと全快した。

「良かったですね、治って」
「マジでありがと」
「やめてくださいよう、お世話になってるんだから当然です」
「お礼といったらなんだけどさ、明日は二人で出掛けようか?」

前に出掛けようとしつこく言われたのを思い出して、俺は彼女を誘ってみた。

「ほんとですか?嬉しいですぅ」
「そっか、良かった」

内心断られるんじゃないかと思ってたのでほんとにホッとした。

「どこ行きます?あ、私が決めていいですか?」
「ん、いいよ」

俺は一応その日は大事を取って部屋の中で過ごした。

次の日、朝から彼女と出掛けた。
前の日に一生懸命予定を立てていたらしく、事は極めて順調に進んでいた。
海の見えるレストランで食事をし、ブランドショップをからかいつつ友達への土産も購入した。
梨華はほんとに楽しそうで、見てるこっちも自然と口元が緩くなる。
なーんか変な感じ。。

322 :加賀百万石:01/11/03 23:37 ID:yoxBniZL
その日の夜はいつになく涼しかった。
ベッドに入ってからどれくらいの時間が過ぎたのだろう。
寒気を感じて目を開けるとカーテンが揺れている。
外を見ると梨華が一人でバルコニーに出ていた。

「何してるの?」
「あ、ごめんなさい。起こしちゃいましたね」
「いや、別に良いけど」

昼間とは全くちがう梨華の雰囲気にちょっと戸惑った。

「どうしたの?」
「なんか眠れなくて・・・」
「ふーん」

俺が話しかけても梨華はずっと俯いたままで、こちらを見ようとしない。

「絶対なんかおかしいんだけど?」
「そ、そんなこと・・・」

俺が無理矢理顔を覗くと、梨華の頬には一筋の涙が流れていた。
予想外の出来事に一瞬言葉を失った。

「・・・・・・ごめんなさい・・・そんなつもりじゃ・・・」
「・・・」

俺はなにも言えなかった。
引きとめようとする俺の手を振り払い、梨華は自分の部屋へと消えていった。
しばらくの間ボーゼンとしていたが、自分のベッドへ戻ってからも当然のように寝られなかった。

(でもなあ、干渉しないって言った以上向こうから話してくるまで
いろいろ聞けないしなあ。うーん参った・・・)

323 :加賀百万石:01/11/03 23:38 ID:yoxBniZL
翌朝、といっても昼近くだが目を覚ますと梨華はもう起きていた。

「おはようございます♪」

いつもの梨華だ。昨夜何もなかったかのように振舞っている。
俺も敢えてその話題には触れなかった。

「おはよ」
「もうすぐ起きると思ってごはん頼んでおきましたよ」
「あ、そう」

長い沈黙が流れた。実際ルームサービスが来るまでほんの数分だったのだろうが、
永遠にも近く感じられた。梨華も何も言わない。彼女が何か喋ってくれないと
こっちは非常につらいのだが。。
耐え切れず煙草に手を伸ばしたらドアのベルが鳴った。
ふぅ・・・

「いただきま〜す」

改めて彼女を見るが昨夜の面影はどこにもない。
幸せそうにレモンティーを飲んでいる。
あれこれと考えていたら突然梨華が口を開いた。

「昨夜の事なんですけど・・・」

俺は意識的に目をそらした。意味もなく窓の外に目をやる。
いつものようなうっとりするほどの青さはかけらもなく、
どす黒い雲が空全体を覆っている。そういえば天気が崩れるって言ってったっけ。

「聞いてます?」

消え入りそうな声で梨華が呟く。

「だいじょぶ、聞いてるよ」

視線は未だに窓の外にあったが。

「昨夜はゴメンナサイ・・・」
「いや、別に気にしてないから」

男はいつもウソツキだ。

「私、男の人にあんなに優しくされたの初めてで・・・」
「ごめん、意味がわからないんだけど」
「なんていうか、あの・・・」

ためらっているようなので俺は可能な限り優しく言った。

「無理して言わなくていいよ。干渉しないって言ったしさ。言いにくいことなら
尚更時間が必要でしょ。それに昨夜の事だって全然気にしてないし」
「・・・ハイ」

ほんとは聞きたくて聞きたくてたまらなかったのだが、またまたカッコつけてしまった。
やっぱり男はウソツキだ、俺は特に。

324 :ジャイ:01/11/04 00:17 ID:I8yKXqlh
行ってきました。
やっぱり、最高でしたね。
ただ、新垣のMCの時に氏ねと言う声が聞こえてきたのは
とても残念でした。

遅れましたが>>312ありがとうございました

>>318の続きです

325 :ジャイ:01/11/04 00:18 ID:I8yKXqlh
ステージに向かう彼女達が笑顔で言ってくれたお礼がとても印象的だった。
「さっきはありがとうございました」
今まで信頼してきたマネジャーに殺されそうになったのに平気でいられる
はずが無い。
だが、それを感じさせまいとしていた。
そんな、彼女達に僕は心を打たれた。
(彼女達は絶対に守ってみせる)

ところが、コンサートは順調に進んでいった。スタッフの人の話だと振り付けを
何人かが間違えたりしているらしいが、素人目にはわから無い程度だ。
不審者もいないようだし、僕には何も感じなかった。アンコールの曲に入り、
このまま無事に終わるだろうとみんな思っていた。
(よかった。僕の勘違いだったんだな)

しかし、最後の曲の『ザ☆ピース』がはじまった途端に僕にいやな感覚が来た。
(来た!!)

326 :ねぇ、名乗って:01/11/04 00:27 ID:aVCQYfz7
死ねって…ひでーな。
そういや紺野スレで見たんだけど、
「コンサートで紺野のセーターが似合い過ぎて絶叫しちゃった」
とか言ってる奴がいた。
娘のコンサートって、こんな奴多いんすか?
死ね。とか、MCの時に絶叫するような奴がいるなら行きたくない。

327 :名無し募集中。。。:01/11/04 00:32 ID:7JfMrOau
>>326
前の方はマジキモイから中辺りで我慢するしかない

328 :ジャイ:01/11/04 00:35 ID:I8yKXqlh
>>326
いましたよ。乗るのは構わないけど
絶叫は止めて欲しいですよね。
あと、周りに対する気配りの無い奴が多い
周りに小さい子もいるのに、せめて言葉を
選んだり、押したりしないで欲しい。

329 :名無しさん:01/11/04 07:31 ID:heB1yPoK
>>326
確かに絶叫は止めて欲しいよね。明らかに八方は迷惑だし。
一番良いのは真ん中のサイドだね。

歌ってる時くらい静かに聞かせて欲しいのが現状・・・。

330 :名前を募集中。。。:01/11/04 10:24 ID:wtplz/C0
加賀百万石さん復活おめでとうございます。
他の作者さんも復活してくれないかなあ

331 :名無し is mine !:01/11/04 11:23 ID:J04MkJZ3
「ふたり乗りっ!」

クラブ活動がようやく終って少し遅めの帰宅になった。携帯を片手に帰宅を急ぐ。
玄関の扉を開けて足元を見ると、白のかわいいスニーカーが少し乱雑に脱ぎ捨て
てある。彼女は仕事を終えて、もう帰ってきている様だ。

居間に入ると、ソファーに座りテレビを見ているあいぼんがいた。大好きなアニメ
番組スーパーミル久ちゃんに夢中になっている

「ただいま」と声をかけると、一瞬驚いて、微笑みながらこちらの方へ走り寄り、
僕の手前でチョコンと正座すると、「お〜かえり〜 な〜さいませ〜ぇ」と笑って
大げさに手を着いてお出迎えしてくれた

その動きが見よう見まねの様で、余りにも大げさにしているので、僕は思わず吹き
だしてしまった。彼女は頭が良く、そういった「笑い」をちゃんと理解していて、
僕を毎度楽しませてくれるのだ。

「今日の夕飯は何にしようか?」と聞くと、
「オムライスの〜大盛り!ハタ付き〜っ」ユーモアに答える

あいにくケチャップの残りが少ないので、近くのコンビニまで二人で買いに行く事
にした。 自転車に二人乗り、僕が前、あいぼんが後ろに乗って走り出す。
家の前の坂を下りはじめると、僕はあいぼんに聞いた、

「今日は辻ちゃんは、呼ばなくていいの?」
「今日はいいの、今日は。」そう言って、僕のシャツをキュっと少し強めに掴んだ。

自転車は更に加速度を増していく、僕はペダルから足を離して大きく開いた。
そして二人で叫んだ  「ヒャッホー!!」

332 :名無し is mine !:01/11/04 11:26 ID:licudwCm
スマソsageワスレタ。

333 :名無し募集中。。。:01/11/04 12:29 ID:OEuecDnJ
その後ブレーキが効かずに
ドガッシャバリボー!!!!
ガラガラガラ・・・

334 :名無し is mine !:01/11/04 13:04 ID:DDdCMxUO
>>331は、読みきりです。
辻好きの方は加護と置換してお読み下さい。両面対応です。

335 :名無し募集中。。。:01/11/04 18:33 ID:mG0+RCM+
黄色い自転車事故る号

336 :名無し募集中。。。:01/11/05 19:35 ID:/28xQbyf
>>335IDカコイイ
http://members.tripod.co.jp/miyamaccho/flash/sazae_choshu.swf

337 :( ノ´(∞)`)ノ<アーイ:01/11/05 23:22 ID:yUplqf8f
はよかいてちょ

338 :ジャイ:01/11/06 04:28 ID:n5FoQFFm
遅くなりましたが
とりあずの更新です
すくなくて、すいません。

>>325の続き

339 :ジャイ:01/11/06 04:29 ID:n5FoQFFm
僕は急いで山田さんに知らせ、ステージを見た。
どこにも異常は無いように見える。
だが、どこかで危険が彼女達に迫っているはずだ。
(いったいどこなんだ)
その時、何かの映像が頭に飛び込んできた。
(照明と石川さん?)
石川さんの頭上を見ると、照明があった。
僕は周りを気にせず、一気に走り出していた。

守:「危ない!!」
石川:「え?」
その瞬間、照明が落ちてきた。
僕は石川さんに飛びつき、かばった。
僕と石川さんの横で照明はすごい音をたてて、砕け散った。

守:「大丈夫?怪我は無い?」
石川:「はい。あ、本城さんこそ、怪我をしてるじゃないですか」
守:「うん。大丈夫だよ」

僕の左肩からは血が出ていた。石川さんをかばった時に落ちてくる照明に
接触した為だ。

ステージに山田さんやスタッフの人が駆け寄ってきた。
その光景に観客達は我に返り、騒ぎ出した。

340 :名無し募集中。。。:01/11/06 20:53 ID:bPp+m0ho
>>333
http://members.tripod.co.jp/miyamaccho/flash/tobidasi.swf

341 :ねぇ、名乗って:01/11/07 03:19 ID:DGQBcnBv
(´D`)アイーン
           \从//
         \ヽ   // オルァ
          <     >
          <   l⌒l(‘д‘ )
             /ヽ ヽ   つ
             ((( \_   ノ
                  \ ヽ
                   し''

342 :ジャイ:01/11/07 05:35 ID:dVV1mpQd
今、ステージ上では警察が現場検証している。
会場の外では一時間前に起こったことでファン達が騒いでいるようだ。
僕は怪我の治療をしてもらい、お茶を飲んでいる。
幸い、出血の割には傷も深くなく、いたって元気だ。
まあ、めちゃくちゃ痛いんだけど、今考えてみれば命があっただけでも幸運だった
ようだ。無我夢中で気づいた時には石川さんと倒れてたからな。

幸一:「守、大丈夫か?」
守:「幸一さん」
幸一:「連絡を受けて、来たんだが。大丈夫そうだな」
守:「うん。なんとかね。まあ、めちゃくちゃ痛いけど」
幸一:「あれから近藤の事情聴取をしたんだが、何も覚えていないと言って
    いるんだ」
守:「やっぱり」
幸一:「どういうことだ?」
守:「彼女達に襲い掛かっている時、近藤さんは正気に見えなかった。
   何か暗示にかかっているって言うか。普通には見えなかった」
幸一:「そうなんだ、近藤も彼女達と喋っているところまでは覚えているが
    その後の記憶が無くて、気づいたら連行されていたと言っている。
    正直なところ嘘をついているようには見えない。とりあえず、取調べは
    続けているが、これ以上はなにも変わらないようだな」
守:「たぶんね。どこかに近藤さんを操った黒幕がいるんだよ」
幸一:「催眠術って事か。だが、こんなに簡単に都合よく人が操れるものなのか。
    聞いたことが無い。催眠術で人に暗示をかける事はできるかもしれないが
    それにはいろいろと状況を整えないと。相手の協力も無くてはできない」
守:「うん。でも、この状況を説明するには催眠術ぐらいしかないよね。しかも、
   黒幕は彼女達を簡単に殺すことよりも精神的に追い詰めていこうとしている。
   信頼していたマネジャーに裏切られたり、コンサートの最後に殺そうとしたり
   わざと目立つようにしているようにしか思えない」
幸一:「恨みもしくは、愉快犯って事だな。だが、もし催眠術の類を使うって事は
    他にもかけられている人間がいるかもしれないな。しかも、強力な」
守:「可能性はあるよね」
幸一:「この事件はまだまだ続くってことだな」
守:「うん」

343 :名無しさん:01/11/07 07:46 ID:l0a39Gel
原点に戻って>>1の質問に答えるならよっすぃーだね
毎日楽しそう

344 :ジャイ:01/11/08 01:57 ID:vHooXvc8
山田さんが走ってきた。
山田:「警視。スタッフの話を聞いて来たんですが、目ぼしい話はありませんでした」
幸一:「ああ、そうか」

幸一さんは山田さんにさっきの話をした。

山田:「本当ですか?」
守:「はっきりとは言えないけど・・。前に何かの本で見たことがあるんだ。
   人間は持っている力のほんのちょっとしか使っていないって。催眠術に
   よって、その本来の力が出せたとしたら、あの近藤さんの尋常じゃない
   力も説明できるよね」
山田:「そうですね。だけど、あんなことがいつどこであるかもしれないとすると
    厄介ですね」
幸一:「ああ。しかし、どうしようもないな。完全に後手に回るしかないが」
守:「でも、僕が何とか少しでも早く、危険を見つけるようにするよ」
幸一:「・・・・・。そのことなんだが、相手の得体が分からない以上、もう
    民間人のお前を巻き込めない」
(・・・・・・。)
守:「何言ってんだよ!!最初に巻き込んだのは幸一さんでしょ。このまま、
   はいそうですかってひきさがれないよ!」
幸一:「巻き込んだのは悪いと思ってる。だが、これ以上はさっきみたいに
    また、お前の命も危なくなることがある。今までの事件みたいに安全が
    保証できない。そんな事件にお前を巻き込めない」
守:「でも、」
山田:「守君。私もそう思います。今回の事件はあまりにも危険すぎます。
    警視だって守君をそんな危険な事件にかかわらす訳にはいかないんです」
守:「・・・・・分かった」

僕は引き下がりたくは無かった。しかし、幸一さんの気持ちも痛いほど分かった。
今回の事件のように難解事件ほど僕のような能力者が必要なはずなのに、それ以上に
僕のことを大事に思っていてくれることが・・・・。

345 :ジャイ:01/11/09 03:39 ID:fBw4Ty6D
一人の警官が来た。
警官:「警視、大変です!」

僕達は警官に連れられ、モーニング娘。の控え室に行った。
警官:「これです」

そう言って、紙を渡してきた。
『死のコンサートは始まったばかりだ。今回は失敗したが、活動を止めない
 限り、このコンサートに終わりは無い。       地獄のピエロより』
と書かれていた。

「なんなのこれ、いったい誰が」
メンバーにも今日の異常な出来事が今までに経験したいやがらせと比べものに
ならない事だと気づいていた。

山田:「これはどこにあったんだ」
警官:「この控え室で飯田さんが花束と一緒に置かれているのを見つけました」
山田:「その間のここの警備は?」
警官:「ステージの騒ぎに気を取られて、誰もいませんでした」
幸一:「・・・・。山田、ここで、不審な人物を目撃した人がいないか、関係者に聞い
    て回るように指示を出すんだ」
山田:「はい」

マネージャー:「これは一体どういうことなんですか?犯人は近藤じゃなかったんですか?」
幸一:「犯人は近藤以外にもいるようです」

幸一さんはチーフマネジャーにさっきの僕達の考えを伝えた。

マネージャー:「そんな、じゃあこれからも続くって事ですか?」
幸一:「はい。たぶん、そうなるでしょう。犯人が不特定多数の関係者に
    も催眠術をかけるかもしれない。もはや、彼女達にも本当の事を
    伝えなければならないでしょう。」

長い沈黙のあと、チーフマネジャーと幸一さんたちが彼女達に今までの出来事と
それについての説明をした。
彼女達はひどく動揺し、泣いている子もいる。
「私達が何かしたんですか!」
「もう、嫌ー!!」
そんな、彼女達の姿が見ていられず僕は部屋を出た。
(彼女達を守るのは警察の仕事だ。だが、本当にこれで良かったのか)

346 :(´ー`) :01/11/09 22:25 ID:+3iETGRV
はよかけや

347 :名無し:01/11/09 22:26 ID:se8vOQq0
加護と暮らしたい。
もしくは、石川!

348 :ねぇ、名乗って:01/11/09 22:28 ID:oE0wdvMc
俺はあいぼんだなぁ。
おしゃまでいたずらっ子・・・。

349 :ねぇ、名乗って:01/11/10 02:04 ID:ekh8xpep
おしゃまて君!

350 :ジャイ:01/11/10 02:10 ID:PCUpvMca
持っていたタバコに火をつけ、壁に寄りかかった。
その時、ドアが開き、誰かが出てきた。
「本城さん」
守:「石川さん。どうしたんですか?」
石川:「さっき、ちゃんとお礼が言えなかったんで。助けていただいて
    ありがとうございました」
守:「いえ」
石川:「怪我の方は大丈夫ですか?」
守:「全然大丈夫ですよ。それより、石川さんの方こそ怪我はなかったですか?」
石川:「私は本城さんのおかげで何とも無かったです。でも、本城さんが助けて
    くれなかったら・・・」
(石川さん震えてるんだ。無理も無いよな。命を狙われたんだから)
石川:「私、モーニング娘。に入って嫌なことも色々あったけど、それ以上に
    いいこともいっぱいあったんです。それなのに、それなのに・・」

石川さんの言いたいことは分かった。自分が大事にしている娘。を今壊されそうに
なっている。その事がどうしても納得いかないんだろう。

「石川ー!!」
石川:「はい」

僕に頭を下げ、石川さんは控え室に戻っていった。

351 :ジャイ:01/11/10 02:29 ID:PCUpvMca
(僕はどうすればいいんだ)
僕は海難事故で死んだ両親の事を思い出した。両親は住んでいた町で診療所を開き、
身寄りの無いお年寄りやお金の無い病人を無料で診察していたりした。二人とも仲がとても良くて、
近所の人達からも慕われていた。そんな両親がぼくは自慢だった。両親が結婚した時に
行けなかった新婚旅行に行くと言った時の母さんの顔はとても幸せそうだった。
そして、出かける朝に見せた笑顔が僕が見たふたりの最後の笑顔だった。
なんでも、船に取り残された病人達を最後まで看護していて、そのまま水没したらしい。
この能力を手に入れたのは両親が死んだ時だ。もし、能力を手に入れるのが
二人が新婚旅行に行く前だったら・・・。そう思い、この能力を嫌い、どうしようも
なく自分を許せなかった。たぶんあのままだったら、自殺でもしていただろう。
そんな時、祖父に引き取られた僕のところに幸一さんが毎日のように来てくれた。
でも、そんな幸一さんが最初はうっとうしくてたまらなかった。来てくれても、
僕は一切会話をしなかった。それでも来てくれたいた。二週間ぐらいたった時に僕は思い切って
幸一さんに能力のことを話した。最初は驚いていたが、すぐに信じてくれて、ぼくにこう言った。
幸一:「守という名前が何でついたかは知っているか?」
守:「幸せを守るとかそういう意味なんでしょ?」
幸一:「ああ、お前のお父さんが旅行に行く前にうれしそうに言っていたよ。お前は周りの
    幸せを守るようなやさしい子になったって。そんなお前が自慢だってな」
(僕が父さん達を自慢に思っていたように僕のこともそんな風に思っていてくれたんだ)
幸一:「俺はその能力はお前のお父さんとお母さんがお前に授けた力だと思う。
    自分達の事をかえりみず、他人を気遣うお父さんとお母さんが
    他人を思いやる心を持つお前に授けたんだと。守、お前の中で
    お父さんとお母さんは生きてるんじゃないかな」
(・・・・・・・・。)
幸一:「なーんてな。ちょっとくさかったかな。ん、守・・・。」
僕の目からは涙が溢れていた。ちょっと、考えれば出てきそうなセリフだが
幸一さんが言ってくれたことが、僕の心にはとてもとても響いてきた。
そして、嬉しかった。
父さんと母さんは僕の中で生きている・・・・・。

(そうなんだ。何を迷っていたんだ。僕には人を守るためにこの能力があるんだ)

僕は決心した。彼女達を守ることを。そして、人の気持ちを踏みにじる卑劣な犯人を
つかまえる事を。
(僕は許せない。人の思いを踏みにじる地獄のピエロを)
僕はタバコを携帯灰皿にしまい、控え室に向かった。

352 :名無しさん:01/11/10 11:49 ID:b+e5FlM0
ど素人さ〜ん、更新まだ?

353 :三連コンボ:01/11/11 02:26 ID:RbF1TLgR
スレ存続の為に書いてみます。
ど素人さんのが見れるのはここだけみたいですし・・・
処女作なので、へたくそ覚悟で。
ダメな所は突っ込みください。

354 :三連コンボ:01/11/11 02:28 ID:RbF1TLgR
「ごめん、好きな人が、いるんだ・・・」
期待はしていなかったが、いざ言われるとやはり堪える。
「・・・ええっと、呼び出してごめんな、後藤。
 それじゃ俺、クラブあるから・・・」
俺は逃げるように走り去った。
どうしてもここにいたくなかった。
屋上に後藤を残して、部室へ走った。
空はやけに青かったことをなぜか憶えている。

355 :三連コンボ:01/11/11 02:28 ID:RbF1TLgR
一年生は、昨日までと違う”高校生”になることに喜んでいる。
電車の中で大はしゃぎしている奴らも見かけた。
しかし、新二年生にとっては学年が一つ上がり、クラスが変わるぐらいの意識しかない。
少なくとも、一年生のようにはしゃいだりはしないと思う。
しかし、物事にはよく例外がある。
「おっはよ〜!」
「ああ、おはよう」
真里はいつにもましてテンションが高い。
どんな些細なことにもはしゃぎ、雰囲気を盛り上げる。
小学3年生からの付き合いなので、そこそこ分かっているつもりだ。
「井ノ原さん元気?」
「うん、元気元気!」
真里には付き合って1年の、井ノ原さんという年上の彼氏がいる。
会社員で、俺も何度かお目にかかった。
「ところでさ、智哉ってまだ彼女いないんだよね〜」
「・・・またその話かよ」
このごろ、顔を合わせるたびに俺の交際関係に口を出してくる。
自分の幸福を自慢しているようにしか思えない。
「いつまでたってもごっちんに告白しないから彼女イナイ歴17年なんだよ〜?
 分かってる〜?」
状況が状況なだけに、非常に腹が立つ。
「おととい告白しました」
「えっ! マジで!?
 スゲー!
 で、どうだったの!?」
目を光らせて聞いてくる。
「ダメに決まってんだろ」
「あ〜、そうか〜。
 まあ、君にもそのうち春が来るって!」
そう言って、女友達の方へ走り去った。
どう考えても自分の幸福を自慢しているようにしか思えない。

356 :三連コンボ:01/11/11 02:29 ID:RbF1TLgR
「よお、智哉」
入れ替わりに後ろから准一が来た。
「おっ、准一か」
真里と同じで小学校3年からの付き合い。
同じ管弦楽部で、何でも一通りこなせる器用な奴である。
おまけにハンサムとくればもてないはずが無い。
当然幾度と無く告白されたわけだが全て断ったというとても罰当たりな野郎である。
茶髪でケンカ好きだがとても硬派と、少し変わっている。
「気のせいかもせえへんけど、お前暗いな」
小さい時は関西にいたそうで、関西弁が抜けていない。
「当たり前だろ、失恋のショックぐらいあるっつーの」
あの日は部室に戻ってから准一に一部始終を聞かれた。
「ま、お前にもそのうち春が来るって」
准一は校門に走り去った。
どいつもこいつも同じような事言いやがって。

357 :三連コンボ:01/11/11 02:31 ID:RbF1TLgR
とりあえずここまでで。
よろしくお願いします。

358 :充電:01/11/11 07:32 ID:YRQFIUgy
存続のために上げときます。

359 :三連コンボ:01/11/11 16:31 ID:RbF1TLgR
俺はA組になっていた。
担任は筧利夫。
大声でオーバーな数学教師だ。
去年も俺のいたクラス持ってたよな・・・
真里も准一も同じクラスで、さらに後藤までがA組だった。
後藤は吹奏楽部で器量よし成績よし、運動ができて人気もある。
いわば校内のマドンナ、というやつである。
中学の時はファンクラブもあったそうだ。
今思えば、そんな相手にOKを期待すること自体無謀だったのだ。
おととい振られたばっかりの相手が同じクラスじゃやりにくそうだよな・・・
なんか人生最初の告白に失敗するとこれからのが全部失敗しそうで怖いな。
いささか憂鬱になりながらドアを開ける。

360 :三連コンボ:01/11/11 16:33 ID:RbF1TLgR
筧はまだ来ていない。
面倒くさがりの性分なので、ぎりぎりまで来ないのだろう。
「おはよう、小野君!」
吉澤が前から走って来る。
中学から同じだが、去年管弦楽部で初めて知り合った。
人なつっこく、無邪気な感じがする。
後藤と親友で、中学の時は後藤と同じくファンクラブができていたそうだ。
言葉が見つからずしばらく黙っていると、前の椅子をこっちに向け、そこに座った。
「どうしたの? 元気無いみたいだけど」

361 :名無し募集中。。。:01/11/11 22:45 ID:i5RDGAkA
三連コンボたんがんがれ!!

362 :アハハァ〜…:01/11/12 18:39 ID:3Iq9ypkz
                 ,,,,;;;;jjj|||jlliij;;;,,,
     ,,,,,;;;jjjjiiilll|||li    il||jji゙゙゙'''''
     ..,,,;;;ijjiiiillll|||llii     '''゙゙゙iiiiii||||||llii;;,,
              :
              ,
             :;:,    .,:;i;、,.
            .:;'      ,,, "゙、;:..    ネェ…マダァ?…
           :; .'.:;il|lji;;,..,;jil|li'''  ゙ ;:
                        ;:
            ....,,,,,,,,,,:::;;,,,:::;;jjjiiii゙゙'''''
           ゙゙'':illl||||||||lllllllljjjjii:゙゙
              ゙:illl|||||llliiii:゙゙

363 :三連コンボ:01/11/12 19:13 ID:HTeugdxt
「いや、なんにも無いけど」
まさか、お前の親友に告白したらふられたので元気が無い、とは言えない。
「ふーん・・・ホントに?」
上目使いにこっちを見てくる。
うっ、ちょっと可愛いかも・・・
「ねえ、よっすぃー!
 ちょっとこっち来て!」
後藤が教壇の方で手を振っている。
「ん? 何?」
吉澤は立ちあがって律儀に椅子を戻し、「じゃ、またね」と言うと後藤のところへ走っていった。
後藤と一瞬目が合った。

諦めきれないや・・・

364 :三連コンボ:01/11/12 19:14 ID:HTeugdxt
始業式はやけに疲れた。
体育館で1時間立ちっぱなしだったからだろうか。
昼前に学校が終わり、今日はそれでお開きとなった。
「おかえりー、お昼は?」
「食堂で食ってきた」
2階の部屋に上がり、脇にカバンを投げ出す。
「お久し振りです」
・・・何故女性が微笑んで床に正座している。

365 :三連コンボ:01/11/12 19:16 ID:HTeugdxt
「あれ、智哉さん忘れちゃったんですか?」
女性の眼が潤みだす。
「従妹の石川ですよお」
「あっ、うん、そうそう、そうだよね」
思い出した。
なにしろ最後に会ったのが小学校6年の正月の時なのだ。
外見ではさっぱり分からない。
憶えている事といえば名前は石川梨華、年は俺より一つ下、ぐらいである。
親戚に会えるのは正月だけで、中学に入ってからは毎年大晦日から准一の家に遊びに行っていた。
「ああ、久し振り、石川さん・・・」
棒立ちのままとりあえず生返事する。
「梨華でいいです」
「ええっと、なんでここにいるの?」
「あ、ごめんなさい、ビックリしちゃいましたよね。
 うちってお父さんが海外に単身赴任してるんです。
 それでお母さんと暮らしてたんですけど、お母さんが自動車事故にあっちゃって」
またもや眼が潤んでいる。
「・・・ごめんなさい、ちょっと・・・」
いきなり彼女は泣き出した。
それからは嗚咽混じりの話で、非常に聞き取りにくかった。
3日前に母親が車に轢かれて入院し、半年は退院できなくなった。
父親はしばらく帰国する暇が無い。
高校一年生を一人家に置くのは不安。
あまり遠くに行くと不便なので、市内の親戚である我が家にやってきた、というわけだった。
話しているうちに彼女の嗚咽が弱まり、幾分落ち着いてきた。
「事情はよくわかった。
 ・・・とりあえず、よろしく」
俺は片手を出して、彼女の目を見た。
すると両手で俺の手を握り締めた。
「はいっ、こちらこそよろしくお願いしますっ!」

366 :三連コンボ:01/11/12 19:18 ID:HTeugdxt
>>361
どうもです。
>>362
怖いのでやめれ(w
ジャイさんどうされたのかな?
そこのあなたも書いてみては!?

367 :名無し娘。 suzuka:01/11/12 22:06 ID:y4/LyGD1
ワァイ、イパーイ!

368 :ねぇ、名乗って:01/11/13 10:35 ID:IVls/723
>>367
うをい!

369 :ねぇ、名乗って:01/11/13 22:58 ID:2FGmZEF7
suzuka氏!あちらの方も楽しみにしてますが・・・
とりあえずみんな面白いよ〜

370 :ジャイ:01/11/14 02:47 ID:2GiOgJW9
山田:「当面の間は活動を休止する。それでいいですか?」
マネジャー:「はい。これ以上あの子達を危険にさらすわけにはいきません
       上の方でも決定しました」
保田:「それは犯人が捕まらなければ、事実上解散って事ですか?」
安倍:「それじゃ、今まで何のために頑張ってきたんだか・・」
マネジャー:「だが、どうしようもない。ユニット活動なら大丈夫かもしれないし」
飯田:「私達はモーニング娘。なんですよ!こんな事で解散なんて今まで
    卒業していったみんなになんて言えば・・・」
マネジャー:「卒業して行ったみんなも分かってくれるよ」
・・・・・・・・・。
後藤:「そんなのヤダ。絶対ヤダよ」
加護:「加護もヤダ」
辻:「ののだって」
矢口:「矢口も嫌です」
吉澤:「私もです」
石川:「みんな、気持ちは同じなんです」
マネジャー:「しかし」
山田:「みんな、いつどで狙ってくるか、わからない相手なんだよ」
矢口:「だけど、こんな事で解散したくない」
山田:「だけどね、警察としてもこんな状況で複数の人間を守りきれる
    保証はできないんだよ」

371 :ジャイ:01/11/14 02:50 ID:1whVSEtO
守:「僕が絶対守ってみせる!」

山田:「守君!!」
守:「このままじゃ、犯人の思うつぼだよ。幸一さん」
幸一:「・・・・。」
守:「地獄のピエロは彼女達を苦しめて、楽しんでる。そして、
   彼女達のファンだって悲しむはずだ。そんな奴を僕は許せない。
   僕は父さん達のように人を守れる人間になりたい。父さん達も
   そう願ってるハズだ。お願いします。幸一さん、信じてください」
幸一:「守・・・・・・。分かった。」
山田:「警視!!」
幸一:「山田!責任は全部、私がとる。護衛と捜査メンバーを選抜するぞ」
山田:「はい!分かりました」
幸一:「中川さんでしたね。彼女達の身辺は私達が責任もって警護させて
    いただきます。活動させてあげていただけませんか?」
中川:「ですが、彼女達は親御さんから預かった大切なお嬢さんなんです」
飯田:「お願いします。中川さん」
メンバー:「「お願いします」」
中川:「・・・・・分かりました。上と相談してみます」
メンバー:「「やったー!!」」
守:「幸一さん。信じてくれてありがとう。でも、大丈夫?」
幸一:「ああ。上層部はなんとかする。後は彼女達の事務所が決めることだ。
    だが、守、お前の能力が公になるかも知れないがいいのか?」
守:「いいんだ。ここで諦めた方が後悔するよ」
幸一:「そうか。だが、お前も気をつけるんだぞ」
守:「うん。僕には父さんと母さんもついてるから」

372 :ジャイ:01/11/14 02:52 ID:1whVSEtO
次の日、彼女達モーニング娘。はこのまま活動する事が決まった。
中川さんが事務所の上司を説得してくれたようだ。
そして、幸一さんも上層部を説得してくれた。
ただし、ユニットやソロ活動などのメンバーがバラバラになる仕事は
警護のしにくさ(僕がいつでもみんなと一緒にいれるように)から
全部キャンセルになってしまったが、モーニング娘。の活動休止は
まぬがれた。それについてはメンバーも本体の活動休止よりはと納得してくれた。

そして、僕のモーニング娘。警護生活が始まった。

373 :ジャイ:01/11/14 03:28 ID:1whVSEtO
これまでは主人公登場編といったところなんですけど。
ただ、スレのタイトル通り、一人の娘にしぼろうと思ったんですが、
結局、出来ませんでした。。。なんか、みんなに思い入れがあるみたいです。
とりあえず、ここまでは書いたんですけど、この先はまったくの白紙です。
なんか、スレ違いのこんな駄作読んでる人もいない気がして。
すいませんが一応、無期休載にしてくれませんか?

374 :名無し募集中。。。:01/11/14 04:52 ID:kzvQ+iGp
>>373
無理

375 :True:01/11/14 06:53 ID:Km9Yz7YZ
>>373
別に無期休載でもいいんじゃないっすか?

376 :狼は生きろ豚は死ね。:01/11/14 07:11 ID:bLOGiqje
>>373
永久に休んでくれていいです

377 :名無し募集中。。。:01/11/14 10:27 ID:w0CLQXGC
無期休載はきついなぁ

378 :ねぇ、名乗って:01/11/14 15:10 ID:kE24UO5v
ジャイ殿。復活楽しみにしてます。

379 :ねぇ、名乗って:01/11/15 19:55 ID:JwiBy38D
  _/ ̄ ̄ ̄ ̄\    Zzz・・・・・モキュ
 煤Q   ∪  ´ д`)  モキュ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

380 :三連コンボ:01/11/15 20:39 ID:ZTY9LK/O
>ジャイ殿
できればやめないで頂きたい・・・

381 :ねぇ、名乗って:01/11/15 22:11 ID:IiQhFmhk
ど素人さま復活キボンにゅ。

382 :ねぇ、名乗って:01/11/16 00:48 ID:vxKLkXqH
>ジャイ氏
このままでは残念ながらスレ違い。が、駄作ではないと思うので飼育あたりで・・・

383 :三連コンボ:01/11/16 01:05 ID:K5A6XZyp
「智哉さん、朝ですよ!
 起きてください!」
・・・あれ、朝か。
そういえば、昨日はソファーで寝たんだったな。
石川さん、もとい梨華ちゃんがとりあえず俺のベッドで寝たから。
「・・・おはよう」
「早くしないと電車行っちゃいますよお〜!」
時計を一瞥する。
「7時半まわってる!」
ようやく事態の重大さに気付き、急いで跳ね起きて朝飯を食いだす。
よく見れば梨華ちゃんはすでにうちの学校の制服に着替えている。
「あれ? 梨華ちゃんってうちの高校だっけ?」
「言ってませんでした? 1年B組です」
急いで食事を終えると、自分の部屋に着替えに走った。

384 :三連コンボ:01/11/16 01:18 ID:K5A6XZyp
それにしても、同じ高校とは思わなかった。
この雰囲気だと、一緒に登校するんだろうな・・・
絶対に皆から冷やかされんだろうなあ。
適当に着替えてカバンをつかみ、下に降りる。
・・・案の定、梨華ちゃんはまだ居た。
「それじゃ、行こうか」
口早に声をかけると、手を引っ張って外に出た。
駅までの道は梨華ちゃんも知っていたので、案外早く電車に乗れた。
電車に乗ってしまえば急ぐ必要は無い。
急ぐ必要は無いが、ラッシュの電車は息苦しい。
「梨華ちゃん、大丈夫?」
満員電車の中でなんとか声を出す。
「ええ、大丈夫です・・・」
駅は二つなのですぐ着いたが、梨華ちゃんはえらく疲れたようだった。
「電車なの?」
「いえ、自転車通学のはずでした」
電車から降りて、話しかける。
「満員の電車ってあんまり乗ったこと無いんで・・・」
「よーお、智哉!」
背中の方から叫び声がする。
「お前もついに彼女ができたか!」
准一だ。
ちょっとうるさいよ。
「違うよ、従妹で昨日からうちで居候してんの」
「なんやビックリした。
 とうとうお前の長い冬があけたんやと・・・」
とりあえず准一を無視して話を進める。
「こいつは岡田准一って言うんだ。
 まあ、俺の腐れ縁だよ」
「よろしく」
「あっ、はい、はじめまして、石川梨華です」
梨華ちゃんはえらく丁寧にお辞儀をする。
「とりあえず、駅からでようか」
混雑する駅で立ち止まっていては迷惑なので、とりあえず外に出た。

385 :名無し募集中。。。:01/11/16 17:37 ID:dllGW0mH
ちっくりどこいった?

386 :名無し募集中。。。:01/11/16 23:19 ID:eIY2MVkX
ちっくり、ちっくり、ちくーりと

387 :ジャイ:01/11/16 23:42 ID:2NFztbob
たくさんのレスありがとうございます。
もともと、このスレのファンで作品が減ってきて
寂しく思い、書いたのがきっかけでした。
しかし、公私共に忙しくなってしまって
続きを更新できなくなってしまいました。
黙って放置するのは失礼かと思いまして
無期休載にしたんですが、続きを読んで
くださる方がおられるようなのでお約束は
できませんが年内を目標に続きを更新できたらと思います。
>382の言われるようにスレ違いかと思うので更新の仕方は
未定ですが、更新できそうな時にはお知らせします。
三連コンボ殿、頑張ってくださいね。
あと、他の作者方も更新楽しみにしてます。

388 :(三連)コンボ:01/11/17 00:52 ID:T01t4NzK
一生懸命書かせてもらう所存です、はい。
でもジャイさんのように毎日は無理っす。
他の作者さん、もし見ておられるのならお願いします。
新しい作者さんの話も見てみたいです。

389 :ねぇ、名乗って:01/11/17 02:12 ID:U8kBzhOY
>>ジャイ
スレのタイトルには何でも有りと書いてある。

390 :名無し募集中。。。:01/11/17 10:19 ID:WB6u2EMm
って言うか誰か早く書いてください!!


早よ書かんかいやゴルァ!!

391 :ど素人:01/11/17 11:58 ID:KdqZ9jkD
すみません。モデムが逝ったんで修理に出してたんです。

今日PC戻ってきたんで再開します。
週末中には更新します。

392 :コンボ:01/11/17 14:32 ID:T01t4NzK
>>391
よかったよかった・・・

393 :名無し娘。 suzuka:01/11/17 21:51 ID:jUfyyr7T
>>391
(・∀・)ヤタネ!

394 :あ名無し娘。:01/11/17 23:43 ID:WXmTIYkz
>>391
ふぁいっ!

395 :ねぇ、名乗って:01/11/18 00:39 ID:+HraVq0Z
>>391
ど素人さん・・・。
いなくなってしまったのかと思った・・・。
一安心。

396 :ねえ、名乗って:01/11/18 08:17 ID:RyKpl0G6
>>391
ど素人さん、楽しみに待っています

397 :コンボ:01/11/18 13:18 ID:NedUIQKv
とりあえずど素人さんが書かれるまでの暇つぶしにでもなればよいですが・・・

「梨華ちゃんはもうクラブとか決まってんの?」
准一は初対面で”梨華ちゃん”と喋りかけた。
「まだ決めてませんけど、多分テニスだと思います。
 中学のときもそうでしたから」
「ふーん、真里と同じなんだ」
「ほんまやな。
 梨華ちゃん、テニス部入ったら矢口真里って言ううるさい女がおるかもせえへんで」
准一は珍しく楽しそうである。
「梨華ちゃんって彼氏とかおるん?」
准一は色んな意味できわどい質問をする。
「そんな〜、彼氏なんて居ませんよ〜!」
真っ赤になって否定する。
「なんで〜?
 梨華ちゃんかわいいやん」
「えーっ? そうですかー?
 ちっちゃい時は太ってたんですよ」

398 :コンボ:01/11/18 13:19 ID:NedUIQKv
校門まで着くと、梨華ちゃんは小走りに走っていった。
友人のところに行ったようだ。
「なあ智哉、あの娘かわいいなあー」
「・・・珍しいな、お前がそんなの言うの」
准一は今までに彼女をつくったことは無い。
ついこのあいだも、高橋とかいう中学生を泣かせたそうだ。
「従妹なんやろ、ええなー。
 あんな娘と同棲できるなんて羨ましいなー」
「馬鹿、同棲とか言うな。
 下宿だって」
「一緒に暮らしてるんやから同棲で間違いは無いやろ。
 まさか、一緒の部屋で寝てるんとちゃうよな」
「・・・なんか変だぞ、准一」

399 :ねぇ、名乗って:01/11/18 15:05 ID:5ZmPGMym
コンボさん小説面白いんだけど、ジャニ名前が絡むので少し萎える。

400 :コンボ:01/11/18 15:57 ID:NedUIQKv
名前考えるのが無茶苦茶面倒くさかったんです。
今度からできるだけ名前は出さないようにしてみます。
(電話帳引いて決めればよかった・・・)

401 :ねえ、名乗って:01/11/18 23:15 ID:ueqBkm+E
コンボさん、がんばってください。
ど素人さんも待ってます、ちっくりさんは?

402 :ど素人:01/11/19 15:14 ID:kzeru4sO
「おい!お前1年の後藤に告白されたって本当か!?」

翌日、教室に入るなり一人の男子生徒から声をかけられた。
「…なんで知ってるの?」
「マジなのかよ!?お前今、学年中の噂になってるんだぞ!」
「はい?」
「はい?じゃないよ!吉澤と矢口に続いて後藤にまで手ェ出しやがって!」
その男子生徒はふざけてボディブローを何発もくらわせてきた。
「で、どうすんだよ?後藤と付き合うのか?」
別の男子生徒が遠くから聞いてくる。
「…うん。そのつもりだけど」
「かぁ〜!うちのクラスの綺麗どころ二人をふっておいて学校のマドンナと付き合う気か!
 何様だお前!?」
「矢口と吉澤は俺達に任せろ!」
それぞれが好き勝手な事を言っている。そこにちょうどアキヒトが入ってきた。
「よう。聞いたぜ?後藤に告白されたんだって?」
「うん…」
「…ま、頑張れよ…あいつは結構なじゃじゃ馬だぜ」

…?全然そんな感じしなかったけど…

403 :ど素人:01/11/19 15:19 ID:kzeru4sO
「ところで保田さんは一緒じゃないのか?」
アキヒトが教室を見回す。
「…ああ。今日は先に出てきた」
「…そうか」
それだけ言うとアキヒトはギターだけ持って教室から出て行った。多分朝練なんだろう。

バーン!と教室の扉が勢いよくひらいてなにかが飛び込んできた。
「お前1年の後藤と出来てるって本当かあ!?」

「…お前なんで聞いた噂を即座に飛躍させるんだ?」
僕は疲れたように言った。相手はもちろん矢口だ。
「うるさいっ!そんなことどうでもいい!本当なの!?」
矢口がほえる。
「…本当だよ。出来てる、じゃなくてまだ告白されただけなんだけど」
「…付き合うの?」
「…そのつもり」

「………なんでだよ」
「…矢口?」
「なんで後藤なんだよ?」
「…………………」

(よっすぃ〜の気持ちはどうなるんだよっ!この、この愚鈍野郎〜〜!!)
矢口はそう叫びたいのを必死にこらえ、ただ走って教室を後にした。

「…なんだ?」
いきなり教室を飛び出した矢口に僕はあっけにとられてしまった。

404 :名無し募集中。。。:01/11/19 18:39 ID:wtxEO2Pm
やった〜
更新だ〜

405 :名無し募集中。。。:01/11/19 18:39 ID:aH02FQRs
チクーリドコイターノ

406 :名無し娘。 suzuka:01/11/19 19:41 ID:RboHoENu
\(^O^)/

407 :ねぇ、名乗って:01/11/19 21:05 ID:K2SucVbd
ハァ〜 、
ノハヽヽ (⌒⌒)
(´D`; ) ( プウ )
 ⊂ \ ノノ 〜′
  (⌒__)      
  (__)

408 :チャ-ミー:01/11/19 21:09 ID:GjHFDxSL
川o・-・) <…一緒に住んでみますか?

409 :名無し募集中。。。:01/11/20 01:35 ID:a/Upi5+Y
誰か矢口ものきぼんぬ
今までないような?

410 :( ● ´ ー ` ● ):01/11/20 13:13 ID:/XHPTHN2
ど素人さんありがとう

411 :ちっくり:01/11/20 19:44 ID:S1GU4Rbr
>>233の続きれす。

真<「陸上部か・・・。」

俺は正直驚いた。
俺はなっちがてっきりバスケとかサッカーとか野球とかいう
今はやりのスポーツを勧めてくると思ったからだ。
それが、今時ただ走るだけの地味な陸上競技なんてはやらないだろう。

真<「ねぇ、なんで陸上部なの?今更はやんないよ。地味だし。」
安倍<「えへへ〜。なっちは知ってるんだべさ。」
梨華<「な、なにを知ってるんですか!真くんのなにを!」

なっちの奇妙なにやけた笑い声共に梨華ちゃんのすこし怒ったような声が聞こえる。

安倍<「なっちはね〜、中学のとき陸上部に入ってたんだべさ。」
真&梨華<「ふ〜ん。」
安倍<「そいでね、なっちは長距離の選手をやってたんだけど遅くてね。」
    (  ´ Д `)( ^▽^)ウンウン
安倍<「で、なんだかんだで中学最後の大会でさ、そりゃなっち緊張したよ。」
    (  ´ Д `)( ^▽^)ソリャキンチョウスルワ
安倍<「そん時にある男の子に声かけられたんだ。『顔色悪いよ?大丈夫』ってね。」
    (  ´ Д `)( ^▽^)ヘェ〜イイヤツダネ

412 :コンボ:01/11/20 20:10 ID:re4ZF64x
その日の授業は午前中で終わった。
「こんちわー」
ギターを持って部室へ入る。
部室にはすでに部長が居た。
部長は何故か血走る目で三味線を弾いている。
とりあえず、どう見ても不可解な行動を止めることにした。
「部長、部長」
肩を揺するが、一向に三味線は収まらない。
「あっ、やめといたほうがいいよ。
 後で何されるかわかんないから」
吉澤が部室に来たようだ。
「そういや馬頭琴の時に殴られたからな・・・」
飯田部長は高3で、チェロをやっている。
美人でいい人なのだが、時々どこから持ってきたのか分からないような楽器を狂ったように弾いている。
吉澤の影響で入ってくる生徒が多いが、飯田部長の影響で出て行く生徒も多い。

413 :コンボ:01/11/20 20:11 ID:re4ZF64x
「小野君、音楽祭っていつだっけ」
「えーっと、確か6月の20日ぐらいだと思う」
管弦楽部では、毎年6月にある音楽祭で5、6曲演奏することになっている。
「やーあ、生徒諸君!
 元気にやっているかな!?」
急にハイテンションな声が耳に入る。
「あれ、筧先生」
「改めて、こんにちわ!
 筧利夫です!」
そんなことは知っている。
・・・何故手にギターを持っている。
「転勤された石黒先生に代わって、私筧が弦楽部の顧問となりましたー!」
「あの、管弦楽部なんですけど・・・」
一応反論してみる。
「痴れ者めが!
 お前らはギターとかチェロとかバイオリンとか、弦楽しかやってないじゃないか!
 という訳で早速弦楽部に変更してもらったんだよ!」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「それじゃ、弾きまーす!」
低い椅子に腰掛け、笑顔で足など組み始めた。

414 :コンボ:01/11/20 20:12 ID:re4ZF64x
・・・うまい。
レットイットビーだけじゃ物足りなかったようで、イェスタデイまでやり始めた。
「どうだ、うまいもんだろー!」
反論できない。
「先生かっけー」
吉澤の口から言葉が漏れる。
「大学生の時にちょっとやってたからなー。
 あそこで三味線弾いてるのは部長か?」
筧の演奏に気付かない部長もすごいが、三味線に気付かなかった筧もすごい。
「はい、飯田部長です」
「おーい、部長!」
「・・・はっ、あい!」
部長は意味不明の声を上げる。
「6月の音楽祭な、吹奏楽部と合同でやることになったって部員に伝えといてくれ」
「えっ、本当ですか?」
思わず口に出した。
「ああ、向こうの新しい顧問がやけに張り切っててな。
 どうしてもやりたいって言ったから」
「吹奏楽部ってごっちんが居るんだよね」

なんかどうでもいいことを長々と書いたな・・・
>>411
やったあああ!

415 :ちっくり:01/11/20 20:44 ID:VwrGIs+w
>>411の続きれす

安倍<「なっちはその男の子に自分が緊張して失敗したらどうしよう?って言ったんだべさ。」
   ( ^▽^)マコトクンネテナイヨネ?
安倍<「そしたら男の子は『やってみなきゃわからない。精一杯頑張って納得できればいいじゃん。』って言ったんだべさ。」
   (  ´ Д `)オキテルヨ〜ネムイケド
安倍<「なっちはそれが嬉しくてさ一生懸命頑張ったよ。結果はダメだったけど。」
   ( ^▽^)カンドウスルヨネ(  ´ Д `)ウンウン
真<「結果なんていいじゃん!自分なりに頑張ったんだから!」
安倍<「あの時もそう言ってくれたよね?」
   (  ´ Д `)ヘ?アノトキッテナンデスカ?
安倍<「まだ、気づいてない?そう言ってくれたの真くんだよ。」
梨華<「そうなんですか?真くん!?」

かんぱついれず梨華ちゃんのツッコミが俺の耳に響く。
梨華ちゃんはそ〜と〜興奮しているようだ。
梨華ちゃんの質問に答えるべく俺は自分の記憶を辿っていた。
そういえば、俺はよく中学の頃特定の部活に入ってなかったからよく助っ人になっていた。
春頃の大会だっただろうか。一応陸上も経験したことがある。初めてだったけど。
その大会で俺は3種目とも1位になりレコードも書き換えたんだった。
・・・そうだ。俺は女の子に声をかけた。
あまりにも元気がなかったので元気を出すために声をかけたんだった。
その女の子がなっちだったなんて驚きである(回想終了)

真<「うん。声をかけたよ。あの時の女の子がなっちだなんて気づかなかったよ。」
安倍<「真くんは速かったからなっちは憧れてたべ〜。」
梨華<「真くんが速いなんて私知りませんでしたよ〜。すごいですねぇ〜」

(  ´ Д `)<『そりゃそうだ。だって言ってなかたもん。
          っというと、だからなっちは陸上部に行きたいのか。
          どうせ暇だし見るだけ行ってみるか。』

俺は心の中でそう決めるとなっちの方を振り向いた。
なっちのセリフは容易に予想できたけど。

安倍<「じゃあ、陸上部見学に行きましょう♪」

(  ´ Д `)<『あ〜い。陸上部に行くYO!』

416 :ちっくり:01/11/20 21:10 ID:b6eKlY56
>>385さん >>386さん >>405さん

ただいま戻って参りました!
更新できなかった間色々ありました。
そのうちどこかでなにがあったか公開したいと思います。(w
では、ちっくり逝きましょう。
ちっくり、ちっくり、ちくーりと。

417 :コンボ:01/11/20 21:56 ID:re4ZF64x
>ちっくりさん
割り込んじゃって、すみません。
復活してくださってよかった・・・
ど素人さんのも面白いっすねー。
名前の無い作者さんや加賀百万石さんは何処に?

418 :ねえ、名乗って:01/11/20 21:59 ID:bxs1lL/X
更新ラッシュですね!!うれしい限りです。
ど素人さん、ちっくりさん、コンボさんがんばってください。

419 :382:01/11/21 06:00 ID:NHsEXUuB
>ジャイ殿
そういやここ何でも有りなんだな。ここだったら長期の放置があっても
いいから、気が向いたら続き書いてくらさい

420 :名無し募集中。。。:01/11/21 15:11 ID:/U2ACTCz
ヤターーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
ウヲーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!

421 :コンボ:01/11/21 17:29 ID:LkUNMLsN
名前の無い作者さん、飼育でやってた・・・

422 :ちっくり:01/11/21 22:50 ID:qZiVMcVy
梨華<「陸上部ってどんなところなんでしょうね?」
真<「わかんないよ〜。とりあえず汗臭いかもね(笑」
安倍<「部室ってちゃんとあるべが?なかったら嫌だべさ。」
真<「そういえばさ、梨華ちゃんって中学の時部活何してたの?」

部活動トークで盛り上がってる俺たちだった。
俺は助っ人、なっちは陸上部、梨華ちゃんは?
そう思った俺は梨華ちゃんに聞いてみた。
たぶん、梨華ちゃんのことだから『卓球部』とか『吹奏楽部』
なんていういかにも体を動かさなくてすみそうな部活動
いわゆる『文化部』なんかに入ってそうだ(卓球は運動部)

梨華<「私、中学の時テニス部で部長をやってたんですよ。」
( ´ Д `)( ● ´ ー ` ● )リカチャンイマナントオッシャイマシタ?
梨華<「だから、私、テニス部で部長でした!」
( ´ Д `)( ● ´ ー ` ● )エエ〜マジデデスカ?
梨華<「そうですよ!これでも県ベスト4の実力ですから♪」
( ● ´ ー ` ● )ヒトハミカケニヨラナイネ( ´ Д `)ウンウン

いやいや。あの梨華ちゃんがテニス部で部長だったなんて驚きである。
入学式早々チャリで俺にぶつかった人間がテニス部部長である。
運動音痴だと思ったのに意外だ。
なっちはまだビックリしている。当たり前だけど。

梨華<「ここですね。陸上部って。」
真<「あ、うん!ここだね。」

そんなこんなで俺たちは陸上部部室前まで来てしまっていた。
一体どんな雰囲気でどんな人がいるのだろう?
俺は結構そういう事を気にしてしまうタイプだから気にしてしまう。
2人はメチャ楽しそうだけど。・・・まぁ、いいか。

真<「っで、誰が最初に開ける?」
梨華<「私、無理ですよぉ。」
安倍<「いいだしっぺのなっちが開けるべさ!いくよー!」

梨華ちゃんが開けるのは最初から期待というか思ってもいなかったから別にいい。
俺はこういうことが苦手なので出来ればなっちにして欲しかったので良かった。

( ´ Д `)<『陸上部の中にはいるYO!』

423 :ちっくり:01/11/21 23:00 ID:nnjmXe/F
>コンボさん
いえいえ割り込んでくれていっこうにかまいません。
どんどん書いちゃって下さい。
それでは、ちっくり逝きましょう。
ちっくり、ちっくり、ちくーりと。

424 :ちっくり:01/11/22 21:00 ID:88KUjNpA
ガラララ〜。

真&梨華&安倍<「失礼しま〜す。」
真<「って、誰もいないじゃ〜ん。」
安倍<「あれ〜?なんでだべ?誰もいないべ。」
梨華<「もしかして、グランドじゃないんですか?」
安部<「あっ、そっか、そうだべさ。」
梨華<「それにさっき、書きおき見つけたんですよ。」

よく考えてみれば、部室に部活見学に来る奴なんていない。
初めからグランドに行ってれば良かったんだ。
それにしても梨華ちゃん以外と目ざといなぁ。
やっぱ人は見かけによらないのかなぁ?

安倍<「ほい!じゃあ、早くいくべさ。」

俺たちはちょっと時間をロスしてしまったので急ぐことにした。
生徒玄関は他の生徒たちでかなり混みあっていた。
少し出るのに苦戦したが俺となっちはすぐ出て来た。

真<「あれ?梨華ちゃんは?
安倍<「なっちは知らないべさ。」
梨華<「ごめんなさ〜い。混んでて遅れましたぁ。」

そう言って出て来た梨華ちゃんは少し息を切らしている。
紙は少し乱れてるし制服のリボンは曲がっている。
よほどすごかったらしいことを物語っている。
それに比べ俺となっちはいたって普通である。
やっぱり梨華ちゃんはトロイのかなぁ?と思わせられた。

安倍<「あっ!あれだべ!今度こそ発見したべ。」
梨華<「そうですね〜。ちゃんとやってますし。」

今度こそやっとついたようだ。なんか長かったような気がする。
そんなわけあって3人の顔には安心感と達成感が浮かんでいる。
一息ついたかつかないかの時に陸上部から上級生らしき人がこちらに向かって来た。
よく見るとすごい整ってる感じの人だ。次第にこちらに近づいてくる。
カワイイというより美人系でスラッとしてスタイルがいい人だ。

スタイルがいい人<「あの〜?見学の方ですか?」

( ´ Д `)<『まじかで見るともっと綺麗な人だYO!』

425 :ねぇ、名乗って:01/11/22 22:31 ID:SniOhRLT
∋oノノハヽヽo∈
  ( ´D`)y-~~

426 :ねぇ、名乗って:01/11/22 22:37 ID:yZQcDrrF
単純に料理上手な飯田さんがいいと思います(ちょいスレ違い?)

427 :ちっくり:01/11/23 00:25 ID:wCICWQX7
ネタ仕入れのため3連休はお休みします。
他の作者さん任せました。がんがってください。
個人的にやっぱ自分なんてまだまだなので
他の作者さんのみて勉強したいです。
ちゅーか、青森に逝くんですけどね(w
それでは、ちっくり逝きましょう。
ちっくり、ちっくり、ちくーりと。

428 :ねぇ、名乗って:01/11/23 00:53 ID:1Nd0sLYg
>ちっくり
折れの地元だ(w

429 :名無し募集中。。。:01/11/23 11:16 ID:bbsWjND5
>>427
「俺ら東京さ逝くだ」歌えるようにしとけよ(w

430 :コンボ:01/11/23 23:51 ID:jXcVBwVR
日曜日、梨華ちゃんと共に叔母さんのお見舞いに行くことになった。
電車で数駅のところだ。
よく晴れていて、日差しが暖かい。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
間が持たないので、とりあえず話しかけてみる。
「部活はテニス部に落ち着いたの?」
「はい」
「ふーん、そうなんだ・・・」
また話が途切れる。
こんなことなら本でも持ってくればよかった。
「智哉さん」
ぼーっ、としているとお声がかかった。
「智哉さんって彼女とかいるんですか?」
いきなりそんなことを聞かれても困る。
「え、何?」
聞き返すと、顔を赤くして伏せてしまった。
「彼女、だっけ?」
「聞こえてるんじゃないですか・・・」
「・・・ええっと、彼女は居ないよ」
「えっ、そうなんですか?」
「まあね。
 というより今までに居たことが無い」
好きな人ができても、告白する勇気が無かったからだ。
ふいにあの時の後藤の台詞を思い出した。

『私、好きな人が居るんだ』

431 :コンボ:01/11/23 23:51 ID:jXcVBwVR
叔母さんには別段異常は無かった。
(怪我自体が異常だが)
大事が無いようで安心したが、梨華ちゃんは暗く沈んでいる。
「中澤先生も順調に回復していますって言ってたし、大丈夫だろ」
「・・・」
「轢いた人も心底反省してるみたいだし。
 そんなに気、落とさなくてもいいよ」
「・・・うっ、うっ・・・」
何が悲しいのかよくわからないが、とにかく悲しいのだろう。
声を漏らして泣き始めた。
昼間で本当によかった。
それでも、少ないとはいえ乗客からの冷たい視線が突き刺さる。
「あのさあ・・・泣いててもしょうがないんだから、泣きやもうよ」
一瞬泣きやみ、涙目でこっちの目を見る。
見られても困るので、ふっと目をそらした。
途端、彼女は一層激しく泣き出した。
視線がさらに冷たい・・・

432 :コンボ:01/11/23 23:53 ID:jXcVBwVR
「梨華ちゃん!」
向こうは大声で泣いているので、こちらも幾らか声を上げなければ聞こえない。
また一瞬泣きやみ、涙目で見てくる。
「・・・泣いてても仕方ないんだって。
 泣いてばかりいる弱い人間じゃだめなんだよ。
 それに・・・」
「それに?」
涙目で聞き返してくる。
調子に乗ってしゃべりすぎたようだ。
「それにさ・・・」
うわ、こっ恥ずかし・・・
「な、泣いてない梨華ちゃんのほうがかわいいと思う」
梨華ちゃんは急に真っ赤になり、顔を伏せた。
とりあえず、窮地は脱しただろう。
乗客からの視線も幾らかやわらいだようだ・・・って前のおばさんがにやつきすぎ。

433 :コンボ:01/11/23 23:57 ID:jXcVBwVR
俺も月曜まで無理っぽいっす。
日曜あたりに出せたら出してみます。
>ちっくりさん
私のは糧にならないので、反面教師にでも使ってください。(w

434 :ど素人:01/11/24 00:05 ID:VFVbvS55
えっと…寄り道とかしてちゃいけないってわかってるんですけど…

やってしまいました。『なっち』です。
でも一気に終了までUPできるので勘弁してください。

435 :ど素人:01/11/24 00:07 ID:VFVbvS55
その日、会社員の幸雄はいつものように午後八時ごろに自宅に帰りついた。
彼は半年ほどまえに結婚したばかりでその暮らしはいまだ幸せに満ちていた。

「ただいま〜。…お〜い、なつみ?」

いつもなら玄関先にまで迎えに来てくれるはずの愛する妻の姿がない。
(買い物にでも行っているのだろう)
彼はそう考えて一人でリビングでテレビをみていることにした。

…二十分ほど経っただろうか。

幸雄はふと気配を感じて廊下のほうを向いた。そこには妻のなつみがスッ…と
台所の方へ通り過ぎていく姿が見えた。

「なつみ?どこいってたんだよ、もう八時半だぞ?」

「…買い物」

消えるような声でなつみはそれだけ言った。

436 :ど素人:01/11/24 00:09 ID:VFVbvS55
なんだろう?声にいつもの太陽に真っ直ぐ伸びてるひまわりのような元気さがない。
「続いてお天気の……プッ」
幸雄はリモコンでテレビを消してなつみの後を追った。

そこには台所の壁を呆然と眺めながら立ち尽くしているなつみの後ろ姿が見えた。
なつみの服は体中ドロだらけで、肘と手の甲が深くすりむけているのが後ろからでも確認できた。

「ど、どうしたんだ!?」

幸雄は妻が強姦されたのではないか、と考えたがそれにしては衣服の乱れはない。

「…なあに?」

なつみがゆっくりと振り返った。はいているジーンズの両膝が破れ、深い傷が見えている。
額にも五センチ程の切り傷がある。

「なあにって…どうしたんだよその怪我…?」

「…ああ…ころんだの、駅の階段で」
なつみの背後に買い物袋にはいった割れた卵や潰れたトマトなどが見えた。
「だ、大丈夫かよ…病院に行かなくて…?」
幸雄は尋ねた。
「…平気。それより話があるの…」
なつみは終始無表情のまま答えた。普段笑顔がトレードマークの彼女にしてはおかしかった。
「平気ってお前…」

「…いいから」
なつみにうながされ幸雄はなつみと一緒にリビングに向かった。

437 :ど素人:01/11/24 00:11 ID:VFVbvS55
リビングについたなつみは幸雄をソファーに座らせ、自分も座った。
「な、なんなんだよ?」
無表情でうっすら笑みを浮かべてこっちを見ていたなつみは幸雄の手を取り自分のお腹にあてた。
「…なに?」

「今日…お医者さんに行ったの…三ヶ月目だって…」

幸雄はポカン、と口を開けた。そしてようやく意味を理解した。

「ほ、ほんとか…?」

なつみは微笑を浮かべたままコクリ、とうなづいた。

「そ、そうか…!」
幸雄は念願だった子宝に笑顔になった。だがすぐに真剣な表情になった。
「だったらなおさら病院に行ったほうがいいよ!」
しかしなつみは幸雄の言葉を止め、言った。
「大丈夫よ。転んだ後に診てもらった。母子ともに異常ないって」

「そ、そうか!」

幸雄は安著の息をついた。

結局その夜はなつみがどうしても必要ないと言い張るので病院には行かなかった。
幸雄はますますの幸せに満ちて眠りにつくのだった。

438 :ど素人:01/11/24 00:12 ID:VFVbvS55
翌日。

「おはよう」
幸雄は頭をぼりぼりかきながら台所で朝食を作っているなつみに向かって言った。
「おはよ」
その笑顔はいつもどおりのなつみの笑顔だった。
(昨日は驚きでどうかしちまってたのかな……ん?)
幸雄はなつみの腕を見た。続いて肘と額を見た。

「…おい…昨日の傷…もう治ったのか…?」
恐る恐る尋ねた。

「…ん?もともとたいした傷じゃなかったのよ」

なつみはニコリ、と笑った。

439 :ど素人:01/11/24 00:13 ID:VFVbvS55
「はい」
なつみが次々と皿を食卓に並べる。
「…おい。朝からステーキかよ?」
そこには厚いステーキがドン、と大皿の上に乗っていた。
「…俺は味噌汁だけでいいよ…」

「そう?じゃあたしもらう〜」

そう言ったなつみは大皿に乗ったステーキを自分の方へ持っていった。

「…………………」

なつみは次々とステーキをナイフで切り、口に運ぶ。

「だって子供と二人分だもん。いっぱい食べなくちゃ。でしょ?」

そう言っていつものようにニコリ、と笑った。

440 :ど素人:01/11/24 00:14 ID:VFVbvS55
〜妊娠四ヶ月目〜

会社が休日のその日、幸雄は買い物をすませて家に戻った。
そこには見知らぬ女性がいた。

「助産婦の中澤さん。色々考えたけど自宅で出産することにしたの」
なつみが説明すると中澤と呼ばれた女性はペコリ、と頭を下げた。

「じ、自宅って…ここで?」

「そう。決めたの」

なつみは平然と答えた。
「病院のベッドで産むなんて嫌。病気じゃないんだから自然な形で出産したいの」

「ちょ、ちょっと待てよ!あのな…」
幸雄は慌てて続けようとしたが中澤がそれを遮った。
「心配あらへんよ。産婦人科の先生とも電話で連絡とりあうし。初めてみたいやから
 旦那さんが心配するのも無理ないけど産むのは奥さんなんやで」

「は、はぁ…」

そこまで言った時ピンポーン、とチャイムの音がした。

441 :ど素人:01/11/24 00:15 ID:VFVbvS55
「…お聞きしたい事があります」

ドアの前に立っていたのは三十代半ば、といった感じの目つきの鋭い男だった。
その男は胸元からなにかをとりだして見せてきた。それは警察手帳だった。
「…実は駅前の三丁目の交差点でひき逃げ事故がありまして。目撃者を探しています。
 …先月の21日。火曜日の午後八時ごろです。なにか心当たりは?」
幸雄はその日の事を思い出してみた。
「…それなら僕は見てませんよ。勤め先は駅とは逆方向ですし…」
後ろからなつみが恐々とこっちを見ている。
「そうだ、なつみ何か知ってるか?」

「いえ…なにも」

なつみはうつむいたまま答えた。誰にでも笑顔で話し掛ける彼女にしては珍しい答え方だった。

「…あの、ひき逃げにあった人っていうのは…近所の方ですか?」

幸雄はふいに聞いてみた。なぜか刑事は苦い顔をして答えた。

「…それがわからないんです…」

「…は?」

442 :ど素人:01/11/24 00:16 ID:VFVbvS55
「…実は被害者を探してるんです」

「…被害者を?」
幸雄にはサッパリ意味がわからなかった。
「…一度は現場から逃げた加害者がその翌日に怖くなって自首してきたんです。だが
 その日その事故に該当するような届は出ていなかった。…加害者の話ではその車は事故時、
 時速80キロは出していて車のバンパーやボンネットは人をはねた衝撃で大破している」

「つまり事故は確かにあったと?」

「そういう事です。だが即死か瀕死の重傷のはずの被害者が…行方不明なんです」

その時ふと幸雄はある事を思い出した。

「なつみ…お前が怪我して帰ってきた日…確か火曜日だったよな?」

「…そうだった、かな?」

「そうだよ、妊娠がわかった日だよ!俺あの日会議があったから覚えてるんだよ!」

「…………………」

「お前…あそこ通っただろ?…ひょっとしてお前のあの時の傷…」

443 :ど素人:01/11/24 00:18 ID:VFVbvS55
その時なつみの体に異変が起こっていた。刑事や幸雄には見えないように後ろで組んでいた
手の肘の部分に黒いあざのようなものがみるみる広がっていっていた。

「…転んだって言ったでしょ?即死するぐらいの傷で歩いて帰ってこれるわけないじゃない?」

あざはますますひろがり、皮膚が裂け、血が流れ始めたが刑事や幸雄からは見えない。

「変なこと言わないでよね」

そう言って笑った時、流れ出た血がフィルムの巻き戻しのようになつみの体の中に
戻っていった。裂けた皮膚は何もなかったかのようなスベスベの肌に戻りあざも急速に
収縮していって、消えた。

「そ、そうだよな…」

「…ありがとうございました」

これ以上はなにもつかめない、と判断した刑事は礼を言って立ち去った。

「ご苦労様でした」

なつみは刑事の後ろ姿に向かってニコリ、と笑った。

444 :ど素人:01/11/24 00:19 ID:VFVbvS55
〜妊娠六ヶ月〜

「男の子かな、女の子かな?」

「どっちにでも似合うように黄色の服にしよ?あ、これ可愛い〜!」

二人はデパートで新しい家族のための買い物をしていた。
その姿は依然よりもますます幸せにつつまれているように見えた。

「……………!!」

「…なつみ?」

なつみの顔色が急に悪くなる。

「ど、どうした?陣痛か?」

「ま、まだ六ヶ月よ…つ、つわり。トイレ行ってくるね…」

「お、おい!大丈夫か!?」

なつみは幸雄の声には答えずトイレに向かった。

445 :ど素人:01/11/24 00:20 ID:VFVbvS55
トイレの個室の中でなつみは苦しんでいた。なつみの肘から、額から、手の甲からあざが
ひろがり、皮膚が裂け、血が流れ落ちる。いや、それはすでに流れ落ちるというレベルでは
なく吹き出す、というほどの量だった。

「…ぐっ…くうう…ああ…う…!…」

なつみは声を殺して一人うめいた。
床に崩れ落ち、壁をかきむしる。

「ううう…あああ…」

なつみは両目をつぶり集中する。

「ううっ…」

すると肘の傷から血は止まり、皮膚は元通りになろうと動き出す。
なつみはさらに集中し額と手の甲の傷も元通りにしようとする。



「お・待・た・せ〜」

「ああ、大丈夫だった?」
そこにはいつもの飛び切りの笑顔の妻が居た。
傷はもうどこにもなかった。

446 :ど素人:01/11/24 00:21 ID:VFVbvS55
〜妊娠八ヶ月〜

雨が降っていた。
幸雄はふとなつみの事が心配になり会社を早引けして家に帰った。

「…………!!」

玄関先から中の廊下にまでおびただしい量の血がついている。
幸雄は傘を投げ出しリビングに飛び込んだ。

「なつみ!!」
そこには体中から血を流しながら倒れているなつみの姿があった。
「な、なつみぃ!…ど、どうしたらいいんだ…す、すぐ救急車呼ぶからな!!」
幸雄は近くにあった受話器に飛びついた。
「…待って!」

「なつみ!?大丈夫なのか!?」
「ひ、一休みすれば平気だから…」
「なに馬鹿なこと言ってんだ!!」
「私の体の事は私がよくわかってるから!!」
いつものなつみからは考えられない程強い声だった。
「病院は駄目…中澤さんを呼んで…」

そう言ったきりなつみは気を失った。

447 :ど素人:01/11/24 00:22 ID:VFVbvS55
「また階段から落ちちゃったんだぁ…今度は歩道橋から。気を付けてたんだけど足、
 踏み外しちゃって…なっち馬鹿だよねえ…」

幸雄はなつみがあまりにも嫌がるので救急車は呼ばなかった代わりに幸雄が傷口を
拭いてやっていた。肘、額、手の甲、両膝……

「おい…これ…前の時と全く同じ場所じゃないのか?」
しかも以前よりも傷が深くなっているような気がする。

『ピンポーーーーン』

「…あ、中澤さんきたみたい…」

「あ、ああ…」
幸雄はドア開け中澤を迎え入れた。

「なにがあったんや!?」

「それが…階段で転んだらしくて大怪我を…」

「ちっ!」

中澤は舌打ちをした後リビングに駆け込んだ。幸雄も後に続く。

448 :ど素人:01/11/24 00:23 ID:VFVbvS55
「…なんや。大怪我言うからどんな事になっとるか思うけど…」

「……傷が…!」

なつみの傷は全て消えていた。先ほどまで血まみれになっていたというのに。
「…赤ちゃんには異常ないみたいやな。安心しいや」
なつみのお腹を触っていた中澤が笑顔で言う。

「そ、そんな…馬鹿な…」

「だから大丈夫だって言ったでしょ?あんな傷、我慢してれば平気なの。なっち我慢するの
 得意なんだから」

「……でも」

「もう。心配しすぎなのよ男の人は〜。血を見たくらいで騒いでちゃ赤ちゃんなんて
 産めやしないよ。ねえ中澤さん」

「ははっ。そうやな」

二人は顔を見合わせて笑っていた。
幸雄はただ呆然と立ち尽くしていた。

449 :ど素人:01/11/24 00:25 ID:VFVbvS55
〜妊娠九ヶ月〜

その日も会社を早引けさせてもらった。家路に急ぐ幸雄に一人の男が近づいてきた。
「お久しぶりです」

「あ、刑事さん…なんですか?」

「ちょっと御同行願えますか?」

警察所内の一室に幸雄は通された。
「なんですか?妻と一緒に居てやりたいんですけど…」

「実は…加害者の証言により被害者はあなたの奥さんに非常に似ているという事なんですよ」

「はあ?」

「…被害者の服装…ジーンズに赤いウインドブレーカー。この同じものはお持ちですよね?」

「…ええ」

「…これが被害者のモンタージュです」
刑事が差し出した紙に書かれている女性は顔はなつみの面影は少しだが、それ以外は
なつみそのものだった。

「…………………」

450 :ど素人:01/11/24 00:26 ID:VFVbvS55
「あの日奥さんは怪我をしていたそうですね?その怪我していた場所をこの用紙にチェック
 してもらえませんか?」
刑事が差し出した用紙はごく簡単な人間の絵が書かれたものだった。

「…………………」

幸雄は言われたとおりにその人間の絵の額、肘、両膝、手の甲などにチェックをした。

「おい、後藤君」

後藤と呼ばれた白衣を来た女性に刑事はその用紙を渡した。

「…交通事故の典型的な傷ですね。人が車に接触した場合まずバンパーで両膝を打撲し、
 ボンネットで腰か肘をぶつけ、道路に落下して頭部を傷付けます。
 …今回の場合車の損傷部分と傷の部分が全く一致してますね」
彼女は淡々と言った。
「し、しかし即死するほどの事故だって聞きましたよ!」
幸雄は叫んだ。
「そうです…だが奥さんは今も元気に暮らしている。出産も間近だ」
刑事はそこまで言って言葉を止めた。
「…これを見てもらえますか?」
くるりとこっちを向いたその右手には一本のビデオテープが握られていた。

451 :ど素人:01/11/24 00:28 ID:VFVbvS55
それは事情聴取の場面だった。

「彼女が事故の加害者です」

刑事がつけたした。一人の女が震えながら語っている。

「そ、そしたら女の人目の前に居て…ボンネットに当たって…20メートル位吹っ飛んで…
 あ、頭とか陥没してて…!腕もちぎれたみたいに曲がってて…血まみれでさ…そんで…!
 あ、あたし見たのよ!その女さいきなり起き上がって!!」

その女はバン!、と取り調べ用の机を叩いた。

「か、陥没した頭が元に戻って…!う、腕も元に…その女!服についたドロだけ払って…!
 平気な顔して歩いていったのよ!本当よ!!嘘じゃない!あたし見たのよ!!
 け、刑事さん助けてよ!あいつは怪物よ!きっと仕返しにくる!きっときっときっときっと…」

彼女は狂ったように近くの刑事にすがりついていた。

幸雄の思考は停止してしまった。
外では雪が降っていた。

452 :ど素人:01/11/24 00:29 ID:VFVbvS55
帰りついた幸雄はリビングで愛する妻を見つけた。
なつみはまるで少女のようにすうすうとソファーで寝ていた。

「……ん。あ、おかえりなさい…」
夫に気付いたのか、なつみは起き上がろうとする。
「あ、そのままでいいよ」
幸雄はソファーの前に座った。
「…聞いてくれないかな…」
彼は重々しく言った。
「…なに?」

「…あの」

「…なによお」
なつみは険しい幸雄の顔がおもしろかったのかフフッと笑った。

「…お前あの日本当は事故にあったんじゃないのか?」
それまで笑っていたなつみは急に無表情になった。
「あって…ないよ」

「じゃあ教えてくれ!君になにがあったんだ!?あの日から君の体にはおかしな事ばかりじゃ
 ないか!?」

「…………………」

「教えてくれ…君に何があったんだ…?」

453 :ど素人:01/11/24 00:30 ID:VFVbvS55
なつみは黙っていた。幸雄も黙っていた。だがその沈黙は意外なもので破られた。

「……うっ」
なつみがうめいた。
「…なつみ!?」
幸雄が駆け寄る。
「じ、陣痛が始まっちゃったみたい…」

「陣痛が!?」

「な、中澤さんを呼んで…」

454 :ど素人:01/11/24 00:31 ID:VFVbvS55
中澤は慌しくやってきた。幸雄は指示されたとおりにどんどん産湯用のお湯を沸かす。

「うん。元気な赤ちゃんやで。…ほら教えた通りに呼吸して」
中澤はなつみの腹を触りながら言った。なつみはスーフーと呼吸を始める。
「そう、その調子や」


「ほら、もう少しや!頑張りい!」
もうお産が始まって30分が経とうとしていた。
幸雄はただ母子の安全だけを願ってなつみの手を強く握りしめていた。

「あと一息や!ほらあ!!」

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

その時部屋にホギャアホギャアという声が響き渡った。

「よっしゃ!ようやったで!元気な赤ちゃんや!!」

「なつみ!見ろ…元気な…元気な男の子だよ!…よく…よく頑張ったな…」

なつみは汗の残る顔でニコリ、と笑った。その目には涙が光っていた。

455 :ど素人:01/11/24 00:33 ID:VFVbvS55
「ほ〜ら。お母さんやで〜」

産湯を使わせた中澤がなつみに赤ん坊を渡す。

「………………」

なつみは両目をつぶって赤ん坊をただ、抱き寄せた。

「……頑張ったわ、あたし…」

幸雄はうんうんと頷く。

「…ずっと我慢してたの…我慢して…頑張ったの…」

「…でも…もう…駄目…」

なつみの体がガクリ、と落ち、赤ん坊を中澤に渡した。

456 :ど素人:01/11/24 00:34 ID:VFVbvS55
「なつみ…?どうしたんだよ…?」

「あたしね…車にはねられたの…」

なつみは目に涙を溜めながらポツリポツリと語り始めた。

「…死んだと思った…でも…妊娠してたから…子供産みたいって思って…」

「…ここで死ぬわけにはいかないって…我慢…したの…」

「…そしたら傷が…我慢…できたのよ…」

なつみは苦しそうに息をついた。

「わかった…わかったからもう何も言うな…」

幸雄はなつみの言葉を止める彼の目からは涙が溢れていた。

457 :ど素人:01/11/24 00:35 ID:VFVbvS55
「…この子…幸せにしてあげて…あたし……もう………なんにもできないから…」

大粒の涙を流すなつみの声はもう消えてしまいそうだった。

「一緒に…育てたかった…幸雄さんとふたりで……」

なつみの肘からあざが広がり皮膚が裂け、血が流れだした。

「何言ってんだよ…一緒に…一緒に育てていくんだろう……?」

額からも両膝からも傷が広がり始める。

「幸雄さん…ごめんなさい……もう我慢…できない……」

幸雄の手を握り締めていたなつみの手がスルリ、と床に落ちた。
同時に全身の傷が決壊したダムのように開きだす。

「…幸雄さん…あり…が…とう…」

なつみは最後にニコリ、いつものように笑った。
その姿は天使よりも美しかった。

『end』

458 :加賀百万石:01/11/24 00:43 ID:Dfzutfm1
>>417
週明けぐらいに書き込もうと思ってますが。
なんか俺のやつ読んでる人いるのかな?って感じです、最近。

459 :加賀百万石:01/11/24 00:44 ID:Dfzutfm1
ごめん、下げ忘れた

460 :コンボ:01/11/24 00:50 ID:0CNTR9dn
>ど素人さん
正直凄すぎっすよ。
本当に連載中のが処女作なのか問いたいぐらいっす。(w
>加賀百万石さん
少なくとも俺は読んでますんで。
頑張ってください。

461 :名無し募集中。。。:01/11/24 00:57 ID:JJU3YZHb
ホラーかと思った・・・
あっちの方も続ききぼん

462 :お弟子:01/11/24 01:17 ID:ED0Kgfjs
ここ見て勉強してます。
ぜひぜひ皆様のお弟子にしてください。

463 :名無し娘。 suzuka:01/11/24 20:59 ID:yw9d2pT5
だぁー
LVがちがいすぎるー

464 :名無し募集中。。。:01/11/24 23:08 ID:okL6QqDJ
>>463
いやいやあなたの作品もすごいっすよ

465 :children(小文字ver):01/11/25 13:03 ID:wLMhiX9X
>>463
私から言わせてみればあなた様も逸材ですよ。まれにみる。
(HPも頑張って下さい。いつも見てるんで)

466 :あ名無し娘。:01/11/26 22:04 ID:ZW5PJ5lb
ほぜむ

467 :ベルゼブブ:01/11/27 14:05 ID:ChFxSJly
確か、ど素人氏の阿部小説・・・・・世にも奇妙な物語で全く同じ
ストーリの物があったような・・・主人公、鷲尾いさ子で・・・・
記憶違いだったらスイマセン・・・。

468 :名無し娘。 suzuka :01/11/27 15:01 ID:aZXvS7Fr
ハヤクハヤク〜

469 :コンボ:01/11/27 16:05 ID:wp9BNM6a
お三方ともどうされたのかな?

「はーい、今日はここまで。
 明後日からは吹奏楽部と合同練習に入ります」
飯田部長が手を叩きながら喋る。
”あの”時以外はいたって普通の人である。
「それと、管弦楽部だけで2、3曲できるそうです。
 各自やりたい曲があったら明日、私に言って下さい。
 それじゃ、かいさーん」
「やりたい曲ねえ・・・」
これといって弾いてみたい曲と言うのは無かった。
好きな曲と弾きたい曲というのは違う物だし、なにより弾く気が無かった。
一人で帰っても何なので准一を目で探したが、見つからない。
「先帰ったのか・・・」
ギターを片付けて部室を出ようとした時、珍しく女性から声がかかった。
「ねーえ、一緒に帰ろうよー」
吉澤だ。
・・・男子部員の視線が非常に痛い。
「えーっと、俺と吉澤って同じ方向だっけ?」
「うん、そだよ」
「えー、あのー、うん、やっぱり俺一人で帰るわ」
「なんでー?
 一人じゃ怖いよー」
「いや、だから、いいって」

470 :コンボ:01/11/27 16:10 ID:wp9BNM6a
女子と帰宅するのは小学生の時以来であろうか。
いや、小学生の時もあっただろうか・・・
「小野君って、矢口さんと幼馴染なんだよね」
そういえば、真里が居た。
「幼馴染って言うより、たまたま学校が同じだっただけだよ」
「・・・小野君ってさあ、矢口さんと付き合ったりしないの?」
「え?
 ・・・真里に恋愛感情持ったことはないなあ。
 でさ、吉澤はその情報をいかに活用するの?」
「う〜ん、良い質問だよワトソン君」
あごに手を当てている。
誰がワトソン君だ。
「あいつは彼氏が居るんだよ」
「えっ!
 そうだったの・・・」
「それで、お前はそれを聞いてどうすんの?」
吉澤は、顔を夕日に向けると、呟くように言った。
「・・・別にいいじゃん。
 私が何思ってても勝手じゃん」

471 :コンボ:01/11/27 16:11 ID:wp9BNM6a
いつのまにか駅に着いていた。
「ところでさ」
切符を買いながら、黙っていた吉澤が唐突に口を開いた。
「うちの部だけで演奏するやつあったじゃん?」
「音楽祭のか?」
「そうそう、それで私ね、イェスタデイ弾きたいんだ」
「ビートルズの?」
「うん。
 それでさ、小野君と岡田君と私でやりたいんだよね」
「なんで俺らで?
 俺ら以外にもギターやってる奴居るじゃん」
「そうだけど・・・あんまり沢山でやっても大変だから」
「ふうん・・・あっ、電車来た」

472 :コンボ:01/11/27 16:12 ID:wp9BNM6a
とりあえず、座席に落ち着く。
「まあ、弾くのははいいとして・・・」
「ほんと?
 ラッキー!」
吉澤は車両の中でガッツポーズを取る。
「なんでイェスタデイなの?」
「んっと・・・私、好きな人が居るんだ」
当たり前と言えば当たり前である。
女子高生に好きな人が居たところで変なことではない。
だが、吉澤の台詞の一節が変に引っかかった。

『私、好きな人が居るんだ』

「ちょっと、小野君!」
真っ赤な顔で吉澤に肩を揺すられ、我に返る。
「うん、それで・・・?」
「ほんとに聞いてんの?
 ・・・それで、その人がイェスタデイ好きだって言ってたの」
「それで?」
「おしまい」
「つまりお前は、好きな男が好きな曲を、好きな男のために弾きたいわけだな」
「もぉーっ、そんなに好き好きいわないでよー!」
肩をバシバシ叩く。
「いや、そういうことなんだろ?」
吉澤は小さく頷いた。
「よっしゃ、それじゃあそいつのために一肌脱いでやるか!」
「頼むよ小野君!
 それじゃ、私ここだから」
そう言って、小走りに電車から降りていった。
しばらくするとふりかえって、手を振ってくる。
無意識に手を振り返した。

手を振るのは何年ぶりだろうか。
今日は吉澤のペースに乗せられっぱなしだった。

473 :名無し娘。 suzuka:01/11/27 21:30 ID:CLTHvOfs
>>468
勝手に名乗るな
おれはage無いからな。

474 :ど素人:01/11/28 00:09 ID:yb6h83se
>>467
それです。モーたい。録画(安倍、後藤が妊婦になる回)したビデオの後ろに
世にも〜が録画されてたのでついやっちゃいました。

じゃあ本編に戻ります…がちょっと時間ください…

475 :ベルゼブブ:01/11/28 19:45 ID:crahx1mG
何気なく今日、最新号のFIASHを見たんだが・・・いいね・・・
よっすぃ・・・・。あんな子と同棲できるなら死んでもいいよ。
構想固まったら、そんな物語も書いてみるかもしれない・・。
期待しないで待っててね。

476 :加賀百万石:01/11/28 20:40 ID:9N/sbJ1Z
 滞在予定の半分が過ぎた。当初の予定と大幅に違うがこういうのも悪くない。

(悪くない、か。普段の俺からは考えられないな・・・)

その理由はおそらく彼女だろう。良いにしろ悪いにしろ彼女の存在が影響している
のは明白だ。こんなところを日本の友達に見られたらなんて言われることやら。

そんな事を考えてると梨華が話しかけてきた。

「あのー、いつごろ日本に帰るんですか?」
「え・・・一応あと一週間だけど」
「ふーん」

何か考え込んでる顔だ。この一週間の傾向と対策から、あまり良い予感はしない。

「・・・ふーんって何さ」
「べっつにぃ」

最近はだいぶ慣れたのか、敬語を使わないことが多くなっている。
それがまた心地よさを演出しているのかもしれない。

(一週間か・・・)

またまた長く感じられそうだ。

477 :加賀百万石:01/11/28 20:41 ID:9N/sbJ1Z
――運命。
本当に決められているのだろうか?例えば俺が今回この島に来なかったら
梨華とは出会ってない。普通に考えればそうなる。ここに来るってことは
決められていたのか、それとも他の場所を選んでもいずれは出会っていたのだろうか?
現実は一つしかない。これは事実だ。過去も一つしかない。でも未来は
選択肢があり、どれを選ぶか決める権利が人間にはある。
それでも起こり得る事象は一つだ。そう考えるとどれを選ぶかは
決まっているような気もする。数ある選択肢も可能性はゼロではないが
一つを除いて確率はゼロだ。ということは人間は流れに身を任せてるだけなのか。
難しい問題だ。それでも流れに身を任せてる人と、自分で流れを変えようと
する人もいるはずだ。運命論者に言わせるとそれもなるべくして
そうしているというのだから、そう言われると何も言い返せない。
運命が定められていないという証拠が無い以上は、
運命は定められているという考えを否定する事は出来ない。

そんな事を考えながらその日は知らない間に眠りについていた。

478 :加賀百万石:01/11/28 20:54 ID:9N/sbJ1Z
「もし、私が日本に帰らないで、って言ったらどうします?」

外は荒れ模様だ。天気予報によると午後から夜にかけて大荒れらしい。

「は?」

一瞬の事だがかなり本気で考えた。
呆然としていると梨華は慌てた感じで続けて言った。

「じ、冗談ですよう」
「ちょっとドキドキしちゃったよ、ハハハハ・・・」
「真剣な顔してましたね、本気で考えたんじゃないですか?
それとも私と離れるのが寂しいとか?」
「んなこたあないけど」
「ふーん」

歪んでいる。異性に対するときはすくなからず発生するものだ。
あきらかに矛盾しているのだがその歪みこそが必要だと思う。
見方を変えれば(この場合は特に)逃げに当てはまるだろう。
しかし自分の気持ちを素直に受けとめると、必ずやってくる
不幸な結末が目に見えている。いや、そうなるだろうという予見を
理由にして殻に閉じこもっているだけなのか。
いずれにしてもなにかきっかけがないとこの状況は打破できないだろう。


ダラダラとした会話が続いていた。
外はどんどん嵐が近づいているようだ。
しかしそれとはまた別の『嵐』がそのきっかけ、いやそれ以上の
モノを持って、警報が鳴り響くこの島に上陸したようだ。

479 :なまえをご記入下さい:01/11/29 01:47 ID:rRrFuSZG
このスレの趣旨ってなんだっけ

480 :名無し募集中。。。:01/11/29 09:30 ID:oYuOu2HY
>>479
野暮な事を言うな。

481 :ねぇ、名乗って:01/11/29 16:54 ID:D0VjN/fu
( ´ Д `)とか(・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!!
とかってどーやってやるんですかね?
誰か教えてください。

482 :ねぇ、名乗って:01/11/29 23:38 ID:JR+gt8Vr
475
期待してるぜよ。がんばってくれ。

483 :ベルゼブブ:01/11/30 21:12 ID:CjBsBXI2
じゃ、すこしだけ・・・
おれ「お〜い、ひとみもう起きろよ・・・。もう8時だよ。」
ひとみ「う〜ん、もう少し寝かせてよ・・・・。」
いつもどうりの日曜の早朝、こんなカワイイ子が俺の隣で寝息を立てている。
俺は世界一の幸せ者かもしれんな・・・。

484 :名無し募集中。。。:01/11/30 21:32 ID:gRR3cxuo
>>483
(・∀・)イイ!!萌える(・∀・)イイ!!!

485 :ねえ、名乗って:01/12/01 06:32 ID:wbKIMGJf
川o・-・)ノ<どうり→どおり・・・。

486 :ねぇ、名乗って:01/12/02 06:45 ID:GPaM0+4o
( O^〜^O) ^∇^)´ Д `)

487 :ねぇ、名乗って:01/12/02 07:13 ID:uJ2CIHid
今日、あさ美が俺のCDケースを踏んで割った。
大好きなアルバムだった。
涙目で俺に謝るあさ美。

大した事じゃない。

俺が大好きなアルバムの一番大好きな曲はこんな風に歌ってる

「真夜中 この辺りで消灯を告げる鐘が鳴る 僕らはキスをして消えるだろう 浮動するシステムの中へ
 そこには誰もいない 空気の音だけが響いている 騒々しい議論が巻き起こればきっと僕らの話題も出るだろう
 そして僕らは宣言する

 今夜は特別な夜になりそうだ 車に乗って まっしぐらに街の景色の中を通り過ぎてく
 楽しいかい?

 時々、幾つかの人生が出会う その瞬間には他のあらゆることがどうでも良くなってしまう

 真夜中 君が恋しくなる そう 真夜中 僕は君にキスをする
 空っぽのバーから 星々の安らぎまで 僕は僕らがどこにいるのか知っている

 テニスコートを過ぎて道の両側に木々が列を作っている そこでは街頭が微風に揺れている
 僕とぶらつかないかい?
 こんな夜には
 キスをして 消えよう」

それを今夜は実践しようかと思った。

俺はコートとマフラーを彼女に手渡した。鍵を手にした。

あ、そうだ、牛乳も買ってこなきゃ。

488 :ねぇ、名乗って:01/12/02 20:22 ID:sVBCYXyu
あげ

489 :名無し募集中。。。:01/12/03 03:54 ID:NGKkhvCQ
スレ違いだが

飯田ヲタだが飯田さんと一緒に住むのはヤダ。
なっちの気持ちが判る気がする。

490 :ねえ、名乗って:01/12/03 07:27 ID:E9hOxYA6
>>487
続く?

491 :ねぇ、名乗って:01/12/04 06:21 ID:gqp4b/0T

んじゃ、保全代わりに飯田モノでも…

以前、某スレで書いたので悪いんだけど。

492 :ねぇ、名乗って:01/12/04 06:23 ID:gqp4b/0T

玄関先に見慣れた靴があった。

おお、ツアーも終わってやっと帰ってきたのか、
俺は久しぶりに見る圭織の笑顔を思い浮かべながら
部屋のドアを開けた。

「おかえり、圭織」

返事がない。
圭織は中空を眺めて机の前で正座している。
あれ、また交信してるのか。
仕方ない、いつものことだ。俺はあえて何も聞かず
冷蔵庫から缶ビールを二つ取り出して部屋に戻る。

「なあ、今度のライブどうだった?」

俺が圭織の隣に座り込みながらビールを机におこうとした、
その時、
 

493 :ねぇ、名乗って:01/12/04 06:23 ID:gqp4b/0T

「ねぇ、聞きたいことがあるの」
「え? なんだよ。そんなの後にして、とりあえず乾杯しようよ
 久しぶりにお前の顔見れたしさ」
「大事な話なの。ちゃんと向こうに座って聞いて」
「へいへい」

俺は言われたとおり圭織の向かいに座って正座する。

「これでいいっすか?」
「うん。
 あのね、圭織、今日帰ってきてあなたの部屋を掃除してたの。
 この部屋に帰ってくるの久しぶりだから気合い入れて掃除してたの。
 そしたらね、こんなのが出てきたの」

そう言って、机の上に置いたのは


『後藤まみ「恋のダンスナイト」』
 

494 :ねぇ、名乗って:01/12/04 06:25 ID:gqp4b/0T

「…な、ど、どこでこれ見つけたんだよ!」
「あのね、これをどこで見つけたなんて問題は関係ないの。
 今話し合うべき問題は、圭織が一生懸命ライブツアーで
 がんばってる時にあなたがこんなビデオを見ていた事なの」
「ちょっと待てよ。
 俺は浮気したわけでも風俗に行ったわけでもねーぞ。
 たかが、AV見たくらいで非難される謂われはないぞ!」

「ねぇ、知ってる?
 ペンギンはね、卵から雛にかえるまで
 父親が身動きもしないで、ずーっと卵を暖めるの。
 60日くらいお腹をすかせたまま一生懸命卵を暖め続けるの。
 ペンギンって偉いよね」
「お、俺は人間だ!」
「ペンギン以下のね…」

圭織はじーっと俺の目を見てそう呟く。
おい、俺は悪いことをしたのか?
ちょっとAV見ただけじゃねーかよ…。
何で畜生以下の存在にまで宣告されにゃならんのだ。

けど、瞬きもせず俺から視線を全く外さない彼女の瞳を見ていると
どうしたって卑屈な態度を取ってしまう。

だって、怖えーんだもん…
 

495 :ねぇ、名乗って:01/12/04 06:28 ID:4YIchGFV

「あ、あの圭織さん。AV見たことは謝ります。
 これから一生AV見ないことを誓いますので
 許していただけませんでしょうか」

土下座して謝る俺を見た圭織の瞳は、
ますます悲しみの影が濃くなってくる。
や、やばい。これでもダメなのか。
俺がそう思った瞬間、
圭織は大きく開いた瞳からポロポロと涙をこぼしはじめた。

「だから圭織はぁ、AV見たことを言ってるんじゃないの。
 何でわかってくれないの、もぅ…」

(゚Д゚)ハァ?
ちょっと待て、ペンギンの例えはどう考えてもAVのことを怒ってるんだろう、
じゃねーと意味がつながんないぞ。
俺が必死に答えを探そうと悩んでるあいだにも、
圭織はますます激しく泣きじゃくる。

「な、なぁ圭織、どうしたんだよ」
「誰も圭織のことわかってくれないのぉ。
 もうやだぁ〜。あーんあーん」

途方に暮れる俺。
ドウスリャイイノサ………

「………、えっぐ、っぐ。うわぁーーーーーん!」

俺の方が泣きたいよ…
 

496 :ねぇ、名乗って:01/12/04 06:29 ID:4YIchGFV

……
…………
……………………

あれから30分。
ひとしきり泣いて気が済んだのだろうか、
とりあえず圭織も落ち着いてきたようだ。
少し温くなったビールをちびちびと口に付けている。
俺も隣に座って肩を抱いてやる。左肩にかかる圭織の体温が心地いい。

「なぁ、圭織。
 俺さ、どうしてもさっき圭織が怒った理由がわかんないんだ。
 できれば後学のために教えてくれないか?」
「……、う゛、ごめんなさい。圭織どうかしてた、かも…」
「ん? いいよどんな理由でも。
 俺が圭織を泣かしたことに違いはないんだからさ」
「……あ、あのね…。つまんない理由なんだけどね…」
「うん」
「あ、あのビデオね、後藤真希、のそっくりさんのビデオでしょ?」
「…、あ、ああ」
「…でね、圭織、あなたが後藤の方に魅力を感じてるのかな?
 とか思ったら、なんかね、すごく許せなくなってきちゃってね…」
「……、なんだよそれ…」
「でもでも圭織にはすごく重大な問題だったんだよぉ〜」

497 :ねぇ、名乗って:01/12/04 06:30 ID:4YIchGFV

なんだ、そんなことであそこまで怒ってたのか…
照れ隠しに頬を紅潮させて喋り続けてる圭織を見てたら、
全身の力が抜けてきた。
後藤に、それもそっくりさんにヤキモチ妬くなんて…、
圭織らしい、っちゃらしいけどね…。
俺がお前以外の女に振り向くはずないじゃないか。

「悪かったよ、圭織。もう後藤のそっくりさんのAVも
 なっちや矢口や加護のそっくりさんのAVも見ないよ。
 その代わりにさ、二人のビデオ撮ろうよ」
「え、………、それ、ひょっとして…」
「そう、二人で愛し合ってるところをさ。
 そしたら俺、もうお前がいない時にAVにも風俗にも行かなくて済むしさ」
「あ、あの〜、それは……、ちょっと恥ずかしいかな…」

カーペットの縁をもぞもぞとこねくり回しながら伏し目がちに呟く。

「結論は急がないから考えておいてよ。
 んじゃあ、久しぶりに圭織も帰ってきたことだし、
 とりあえず始めますか」
「何それ〜、ムードもなにもないじゃん。
 やだ、圭織はぜーったいしないからねー」
「まあまあそう言わずに…」

俺はそう言って圭織に唇に熱い口づけをする。

「もぅ、ダメっていってるのにぃ……、
 ん、っはぁ、あぁ………」


──── これもまた幸せな一日。
   

498 :ねぇ、名乗って:01/12/04 06:33 ID:4YIchGFV

んー、やっぱ飯田と一緒に暮らすのは怖そうだな(w

読んだことある人いたらスマソ
 

499 :永田裕志(スポット参戦40) ◆IWGPem8s :01/12/04 19:19 ID:8MuyhA3z
<(`△´) イイ!

500 : :01/12/04 19:24 ID:HgxPu8Or
カオリンと暮らしつつごっつぁんと浮気、これ最高。

501 :名無し娘。 suzuka:01/12/04 20:30 ID:iqbEsy5K
>>500
しかし、それは危険を伴う諸刃の剣、
素人にはお勧めできない。


>あれ、また交信してるのか。
 仕方ない、いつものことだ。

 ハゲシクワラタ

502 :ねぇ、名乗って:01/12/05 01:11 ID:A3gXHl9P
>んー、やっぱ飯田と一緒に暮らすのは怖そうだな(w

>読んだことある人いたらスマソ

それどの小説?

503 :ねぇ、名乗って:01/12/05 02:14 ID:NcwqulWO
川o・-・)ノ>>487きゃっ(はあと

504 :ねぇ、名乗って:01/12/05 22:22 ID:bc5ohXsR
・・・・・・ピリリリリリリリリ・・・

「・・・〜もう朝か・・」
俺は目覚ましを止めながらフト隣りに気配を感じて寝返りをうった
「!!!・・・ウオッ!?」
そこには幼なじみの真希が眠っていた

昨日から俺の家に住むことにはなっていたが部屋は別々だし久しぶりの再開で
昨夜はちょっと気まずかったんだけど・・・
とりあえずこのままだと遅刻するから起こさないとな

「ヲイ!起きろ!今日から学校だろ。ていうか何で一緒に寝てるんだよ」
「〜〜んぁ?もう朝なの〜?もうちょっと寝かせてよ〜」
眠そうな瞼をこすりながら真希はこっちを見ている
「ダメだ!転校初日から遅刻なんかしたら俺が先生に怒られるんだよ」
「そっかぁ〜じゃ起きるとしますか。起こしてよリョウちゃん」
そういうと真希は両手を大きく広げて起こして欲しそうに俺を見つめた

505 :名無し娘。:01/12/06 21:16 ID:dOzPbyVX
>504
超期待sage!

506 :ねぇ、名乗って:01/12/07 03:25 ID:Geugd9BU
>>504の妄想の続き

「・・・・・・」
「ちょっとぉ〜何ボサっとしてるの〜?早く起こしてよ!」
俺は一瞬真希に見とれていたようだ
「・・・ぁああ。ほら早く起きろよ」
手を差しのべながら真希のほうに向かって腰をかがめた・・・その瞬間・・・

ガバッ

「!!!」
真希が突然俺に抱きついてきた
「ずっと淋しかったんだよ・・・リョウちゃん」
俺の耳元で真希がそう呟いた
「・・・えっ!?・・・はぁ?」
俺がテンパってると真希はすぐに腕を放した
「さっ。遅刻しちゃマズイんでしょ!支度しなくちゃ」
真希はスタスタと俺のそばから自分の部屋へ消えていき
俺はその場でただ呆然としていた

507 :名無し娘。:01/12/07 07:14 ID:Jlq042sn
期待sage。

HN変えた方が・・・。

508 :ねぇ、名乗って:01/12/07 15:02 ID:5iWHoNHe
222

509 : ◆MCq/r89. :01/12/08 02:43 ID:zy60GpTF
ここも小説総合スレッドに更新情報を掲載したほうが良いでしょうか?

510 :8200:01/12/08 08:00 ID:Dk+ENy0t
>>507
俺のは妄想の範囲を出ないからHN付けなかったんだけど
ややこしいから一応付けときます

511 :8200:01/12/08 08:02 ID:Dk+ENy0t
>>506の妄想の続き

その朝俺はボーっとしてて家を出る時間を忘れていた

「こんなにのんびり朝ゴハン食べてて大丈夫なの?」
「・・・へ?真希今何時だ?」
「えーっと8時10分かな?ヤバイ?」
「・・・かなり。こりゃチャリ飛ばしてもギリギリくらいだよ。はぁ〜」

とにかく遅刻はさけたいので俺達は急いで家を出た
いつもなら1人でとぼとぼ歩いて登校するのだが今日は真希を後ろに乗せて
猛スピードでチャリをこいでいる

(何でこんな事になったんだ?朝のことも遂に聞けずじまいだったし・・・)
「・・・ちょっと〜・・・」
(昔はいつも一緒に遊んだ記憶はあるんだけど真希って突然あんなことする
 キャラだったかなぁ?)
「・・・・・・ちょっとっていってるでしょ!」
「はっ!っなんだよ!突然大きな声出すなよ」
「もうちょっと安全運転できない?怖いんだけど」
いつのまにか真希は俺の背中に必死になってしがみついていたらしい
俺の背中が少し熱くなっていた
「・・・ごめん」
「うん」

・・・結局俺達は遅刻した

512 :ねぇ、名乗って:01/12/08 11:40 ID:maTCNq//
8200さん、面白い!!

513 :名無し募集中。。。:01/12/08 13:58 ID:Q1RHcp8u
8200さん期待書き込み

オモロ(・∀・)!最高!

514 :名無し娘。:01/12/08 14:02 ID:Ti8VsWPc
8200さん!
イイ!
ヨスギル!!
続きに超超超期待!

515 :ねぇ、名乗って:01/12/08 20:28 ID:/SPbOdVm
(・∀・)e!

516 :8200:01/12/09 04:22 ID:PugpizeF
>>511の妄想の続き

「・・・アンタ後藤の御両親から後藤のこと頼まれてるんやろ?しっかりしぃや!」
「はぁ・・・」
 1限は現国教師で俺達の担任の中澤だった。こりゃ休み時間いっぱい絞られるなぁ
 酒飲んだときと機嫌悪いときは近づきたくないんだよな・・・

「先生スイマセン。リョウちゃ・・じゃなくて桜井君は悪くなくて私が悪いんです」
「!?へ?」
「どういうこと後藤?」
「私が寝坊しちゃってそれで桜井君ギリギリまで私を寝かせてくれたんです。ごめんね桜井君」
 そういうと真希は俺のほうに向かって舌を出してウィンクをした・・・気がする
「あぁ・・・」
「そうやったの。まぁ今日は初日やし大目にみとくわ、次からは承知せぇへんで。
 後藤はもう教室戻ってええよ」
「ちょっ・・・先生俺は?」
「君はもうちょっと残りなさい」
 やっぱりな。はぁ〜一応抗議してみるか

「先生もう休み時間終わりますよ。次は英語だし抜けられんなこりゃ。うんうん」
「平家先生ゴメンやけどコイツ次の英語ちょっと遅れるけどええかな?」
「あいよ〜程々に頼みますヨ〜」
「アリガト。今度なんか奢るわ」
「期待せんと待ってますよ〜じゃ、しっかりね。桜井君」
「・・・・・・(最悪。何なんだこのコンビは)」

517 :8200:01/12/09 04:24 ID:PugpizeF
「・・・桜井、アンタは独り暮らしで只でさえ生活のリズムが狂い易いんやで。
 今日のことはしゃぁないけど次からは許さへんよ」
「はい。肝に銘じておきます。それじゃ僕は授業がありますのでこれで・・・」
 そういってその場を去ろうとした俺の腕を掴んで中澤はとんでもないことを口にした
「ちょっと待ち!アンタ石川と付きあってんねんやろ?後藤とも仲良さそうやし
 どうなってんの?」
「どどどど、どうして俺が石川さんと付き合ってることになってるんですか?」
「へ?ちゃうの?そんなに動揺せんでもええやん(w」
「付き合ってませんよ。元クラスメイトです!っていうかそんなこと誰から聞いたんですか?」
「そんなん言えるわけないやん」
「それに後藤とは何もありませんよ!小学校4年の2学期から会ってなかったんですから」


「あれ?職員室にいるの桜井君じゃない?」
「どれどれ・・・あっホントだ。あいつまた中澤先生に絞られてるみたいだね。梨華ちゃん」
「ホントよく怒られてるよね。桜井君(w」
「中澤先生案外リョウのこと好きだったりして・・・」
「よっすぃ!怒るよ!もぅ〜」
 こらぁ!そこ!準備体操中に喋ってさぼると怪我の元だぞぉ〜!


「ふ〜ん・・・ま、えっか。じゃぁもうええよ。はよ授業いき」
「はい。それじゃ失礼します」
 俺は半分逃げるように職員室を出た

 まったくなんて事聞いてくるんだよ。動揺してしまったじゃねぇか!
 梨華ちゃんのことはともかく真希とは昨日再会したばかりだし、会話だって・・・あれ?
 今日になって急に普通に喋れるようになったな・・・変だな

 それにしてもよりによってあの中澤に俺と梨華ちゃんのこと吹き込んだのは・・・!
 真里かひとみあたりだなきっと。
 あいつら今度会ったらどうしてくれようか・・・

518 :8200:01/12/09 04:30 ID:PugpizeF
みなさん俺の妄想に付き合ってくれてどうもです
このスレの作者さんの更新の間の妄想として読んで下されば有り難いです

519 :ねぇ、名乗って:01/12/09 05:47 ID:z2Y//niC
>8200
いいのよ、妄想続けちゃって。
みんな楽しんでるからさ。

520 :名無し募集中。。。:01/12/09 11:23 ID:o8T7b75B
8200さんの妄想マンセー

521 :名無し娘。:01/12/09 12:40 ID:zUDpIRQ0
8200さん!
イイイイイイ!!
すんごく・・・イイイ!!

522 :コンボ:01/12/09 23:54 ID:SU3mwIp4
盛りあがってるなあ……
>>518
あなたはご立派な作者さんです。
>>472より

「イェスタデイ忘れてるな……」
家を探したが案の定無かった。
部室に置き忘れたようだ。
「まあ、明日持って帰ればいいか」
夕飯を食べて風呂に入る。
「それにしても、家に一人女の子がいるだけで緊張するなー」
梨華ちゃんが来てから異様に肩に力が入る。
「あー、気持ちいい」

「zzzzzz……」
風呂で居眠りすることはよくある。
ただ、この時は状況が非常に悪かった。
「あれ、なんで電気つけっぱなしなんだろ」
梨華ちゃんは誰もいないと思って、勝手に服を脱ぎ始めた。
もちろん、寝ている俺に意識は無い。

523 :コンボ:01/12/09 23:55 ID:SU3mwIp4
「(また風呂で寝たのか……)」
うっすらと意識が回復し始める。

ガチャリ

梨華ちゃんが体にタオルを巻いて入ってきた。
「うわっ!」
「きゃああああっっ!」
ほぼ同時に重なった。
腰にタオルを巻いてさえいない男の姿を見て平然としていられる女性はそうそういない。
おかげで意識は回復しすぎたぐらい回復した。
梨華ちゃんはすぐにドアを閉めると、脱衣所から慌てて出て行った。
「なにが起こったんだ……」

524 :コンボ:01/12/09 23:55 ID:SU3mwIp4
風呂から上がって、ゲームでもしようかと部屋に戻った。
「(げっ、梨華ちゃん……)」
部屋の真ん中で正座している。
「なんで梨華ちゃんがいんの?」
「あ、謝りたくて……」
「何を?」
先ほどの事故についてはしょうがないことだと思っていた。
何を謝られるんだ?
「だから、さっきの……」
「風呂?」
「はい……」
「別にいいよ、”事故”なんだし。
 プレステはどこかな……」
立ちあがって、プレステを引っ張り出す。
「替わりに、土曜日に私がおごります!」
「ふんふん、それで?
 えーっとCD、CD……」
「それじゃあ、CD屋さんに行きましょう!」
「うん、分かった分かった。
 コントローラーはどこいったんだ……」
「じゃあ私、お風呂入ってきますね」
梨華ちゃんは部屋を出て行った。
「あった!
 これでやっと遊べ…………」
ようやく事実に気付いた。

525 :コンボ:01/12/09 23:59 ID:SU3mwIp4
文体を変える練習を微妙に実行した結果、
もともと変な文章が更に変になってるじゃないか……
期待してもらえるような文作りに励むとします。

せかすようですが。
>作者さん方
楽しみにしてますよ〜。

526 :コカライト:01/12/09 23:59 ID:tschbkjI
8200さん妄想どんどんお願いします。

527 :コカライト:01/12/10 00:01 ID:IscqrcFc
ageてしまって
申し訳ありませんでした。
ホントすみません。

528 :8200:01/12/10 06:30 ID:FZ4pvhrY
あ〜終わった終わった。4限に数学は堪えるな。腹減るし集中できん
抜き打ちで小テストまでやりやがって・・・
クラスの野郎共にはヘッドロックされながら真希のこと根掘り葉掘り聞かれるし
ゆっくりトイレも行けやしない・・・今日は散々だ

さて、そろそろ飯にするか・・ん?俺飯持ってきたっけ?・・・忘れた
いつもならおにぎり作って持って来るんだが朝の一件があったからなぁ
仕方ない食堂行ってパンでも買ってくるかな

「リョウちゃん、リョウちゃん」
斜め後ろの席の真希が話しかけてきた。そうだコイツも昼飯無いんだったな・・・
「ん?真希か。お前昼飯どうする?俺は食堂行くけど」
「ヒドーイ。私が来なかったら一人で行くつもりだったんでしょ!」
少し頬を膨らまして不満そうに俺を見る・・・ちょっこっとカワイイじゃねぇか
「い、いや、そんなつもりはないよ全然。うん。これから誘おうとしてたところ
 ナイスタイミングだよ、後藤君」
「ふ〜〜ん。へ〜〜ぇ。怪しいもんだね!こっちは右も左もわからないか弱い乙女
 なんだからね。校舎くらい案内してよ」
「・・・・・・」
「ちょっとぉ。何黙ってんの?お腹空いたんですけど!」

バシッ!

「イタッ!わかったよ!か弱い乙女を1名喜んで御案内いたしますとも」
「よしよし。男は素直が一番だよ!さ、早くいこっ」

俺は真希に腕を引かれて教室を出た
ほ〜桜井君やるねぇ〜という野郎共の言葉を背中に浴びながら

529 :8200:01/12/10 06:32 ID:FZ4pvhrY
「あっれーーっ!?リョウじゃん!珍しいね食堂来るなんて」
来たか。一番ウルサイのが・・・

「おっおぅ!真里久しぶりだな」
「はぁ?昨日も学校であったじゃんか。バッカじゃない?
 ところで隣にいる子は誰?見ない顔だけど」
真里の視線が俺から真希に移動した。真希も真里のほうに顔を向けた

「今日からリョウちゃんと同じクラスに転校してきた後藤真希です。ヨロシク」
「へぇ〜そうなんだ。ヨロシク。私は矢口真里。コイツとは中等部で3年間
 それに去年も同じクラスだったんだ」
「・・・矢口さんリョウちゃんと仲良いいみたいですね」
「ん〜〜どうかな?いつもケンカしてたし。それと敬語はナシね、同い年なんだから」
「そっか。うん、ありがと」
「ま、そういうことっス。それとオイラのことはまりっぺでいいよ」
「じゃ、私のこともごっちんで」
「OK!ごっちんね!あ、ちょっとリョウ!こっち来てくれる?」
「あぁ?なんだよ。金ならこないだ返しただろ!・・ッタ!すねを蹴るな冗談だろうが。で何よ?」
俺は真里のほうへ歩いていった

「リョウ、アンタあの子とめっちゃ仲良さそうだけど何なの?元カノ?」
俺が近づくと真里は急に小声でそう俺に聞いてきた
真希はこっちを見ないようにしているのか辺りをキョロキョロ見ていた
「ち、違うよ!幼なじみ。只の幼なじみ」
「ホントにぃ〜?」 「ホントだって」 「怪しいな〜。吐いちまえよ!」
そういうと真里は俺の襟首を締めだした。背が低いくせに無理して背伸びして締め上げてくる
「ヲイ!ホントだって!小学校4年から会ってなかったんだから。は、放してくれよ」
「・・・ま、今日はこれくらいにしといてやるか」
(なんて女だよ・・・)

俺から手を離した真里の後ろから見馴れたひとみと梨華ちゃんの姿が俺の視界に入ってきた

530 :8200:01/12/10 06:45 ID:FZ4pvhrY
>読んでくれてる人
懲りずに妄想しました・・・またよろしくお願いします

>コンボさん
更新待ってましたよ。小野君うらやますぃ

531 :名無し募集中。。。:01/12/10 12:53 ID:1iNUO5qr
更新記念書き込み

532 :名無し娘。:01/12/10 13:49 ID:JaJmudiT
フッフッフ。
妄想マンセー!!
8200さん、マンセー!
コンボしゃん、マンセー!

533 :コンボ:01/12/10 19:13 ID:dv0tby/a
翌朝。
昨夜の約束を断ろうと心に決めた。
わざわざおごってもらうのは気が引ける。
しかし。
「なんて断ろうか……」
女の子の誘いを断った事は無い。
理由は簡単、誘われなかったから。
「おはよう……」
とりあえず下に降りる。
「あれ、梨華ちゃんは?」
母親の態度は無碍だった。
「朝連とかでもういっちゃったけど」
追いかける気にならなかったので、諦めて普通に家を出た。
(今日の晩ぐらいに言えばいいか)
「おーい、智哉!」
「なんだ、真里か」
すぐ横について喋りだした。
「なーんか相変わらず暗いねえ」
「俺は世間一般の人物」
「もう、おいらは幸せ過ぎて君の幸せを願いたいぐらいだよ」
聞かれてもいないのにノロケ話が続く。
駅までならまだしも、電車の中まで話し続ける。
「でさ〜、こう肩なんか抱いちゃって……」
一人で身悶えする。
「うまくいってるのは分かったか。
 だが大声で聞いてるほうが恥ずかしくなる話をするのはやめろ」
「まあ、おいらも分別ある大人だからこの辺でやめといてやるよ〜」
分別が無くてもやめろ。

534 :コンボ:01/12/10 19:14 ID:dv0tby/a
電車を降りて真里と別れた。
その途端に。
「おはよう、小野君」
「おう、吉澤」
心なしか昨日より暗い。
さっき真里がいた位置に立って歩く。
しかし話は全く無い。
「……あのさあ」
「な、何」
「今一緒に居たのって矢口さんだよね……」
「そうだけど」
「二人ってさあ、その、何ていうか……」
吉澤が言わんとしていることが分かった。
「違う!
 断じてそんなことは無い!
 小学校から同じなだけだって!」
真里とは時たま噂が立つときがある。
ちなみに噂が立った相手は真里だけである。
「……ふうん、まあいいや」
とりあえず納得してくれたようだ。

535 :コンボ:01/12/10 19:15 ID:dv0tby/a
「それでさ、今度イェスタデイやるじゃん?
 歌詞歌える?」
「歌詞ぃ?」
思わず高い声が出る。
「歌詞入れたほうがいいと思うんだ。
 英語の」
演奏の途中に歌った人は何人かいた。
しかしその人達は皆”歌がうまい”人たちで、俺は歌を絶賛された覚えなど無い。
「歌とかうまいやつに頼んでくれ。
 英語なんか喋れねえし、俺じゃ無理」
「演奏するの小野君と岡田君と私だけだしー。
 私が歌ってもなんか変だし、岡田君は発音以前の問題……」
「ひでえな、まあその通りだけど。
 第一、人前で歌えるかっつうの。
 お前が歌えばいいじゃん」
明らかに不快な顔をし始めた。
「音痴だしー。
 お願い」
顔の前で手を合わせてウインクなどする。
「……分かった分かった」
「やってくれんの!?」
途端に明るくなる。
「期待はするなよ」

536 :コンボ:01/12/10 19:17 ID:dv0tby/a
「それじゃ、今日から練習しよっか」
吉澤はかなり前向きに検討している。
「今日はまるまる吹奏楽部との合同練習だから無理」
「じゃ、明日からだね」
「明日は休みだから学校じゃ無理だろ」
「それじゃ、図書館でやろうよ」
さっきからどこかからの視線を感じる。
あまり長時間吉澤といては身の危険が……
「分かった。
 んじゃ、そういうことで」
吉澤を振りきるようにして早足で歩く。
「お前はなにをやっとんねん」
「うわっ!
 ビックリした、准一か……」
「お前は究極のアホやな」
「なにがだよ」
「さっぱりきづいてへんな……
 もうちょっと自分で考えろよ」
「だからなにをだよ!」
呼びかけも空しく、先に歩いて行った。

テストが終わったら書ける書ける。(w
量産だけならできそうです。
誰かが読んでくれてるって嬉しいなあ……

537 :名無し募集中。。。:01/12/10 22:39 ID:1iNUO5qr
んーーーーーーーーー(・∀・)イイ!!
コンボさん(・∀・)イイ!!
次の更新期待

538 :コンボ:01/12/11 01:20 ID:qjpqrMwJ
「ただいまー」
俺が家に上がると、梨華ちゃんは二階に走って行った。
これじゃ断れない。
「なんなんだ……」
「聞いたわよ」
お袋がドアから顔を出す。
「何を」
「明日梨華ちゃんとデートに行くそうで」
「行かない。
 ちゃんと今日断る。
 デートじゃないし」
「ふーん、まあいいけど。
 あーあ梨華ちゃんかわいそうだなあ。
 せっかくの約束突然断られて。
 あーあーかわいそう」
言いながら皿洗いに戻る。
「明日は別に約束したから無理」
「誰と」
「……准一と。
 ゲーセン行くって約束したから」
「小学生じゃあるまいし。
 まあ断るんだったら自分でいいなよ」
「当たり前だっつうの」

539 :コンボ:01/12/11 01:21 ID:qjpqrMwJ
それからずっと一階で梨華ちゃんを待ち構えていたが、晩飯になるまで降りてこなかった。
(ものすごい静かな食卓だな……)
今日は誰も喋ろうとしない。
いつもなら梨華ちゃんとお袋が話をして、俺が時たま話に入るのだが。
「ごちそうさまでした」
梨華ちゃんは食べ終わったらしく、皿を運び出した。
「あのさあ……」
さすがに言っておかねばなるまい。
「明日なんだけど、やっぱりおごってもらうの悪いからさ。
 行くのやめにしない?
 そんなに気にすることじゃないしさ」
「……でも明日私何にも無いですし……」
「実は、准一とゲーセン行く約束しちゃってさあ。
 ほんとごめんな」
「……」
まさに針のむしろである。
しばらく立ち尽くしていたが、結局俺は部屋に逃げた。

540 :コンボ:01/12/11 01:22 ID:qjpqrMwJ
(嘘ついてまで断るんじゃなかったかなー。
 吉澤との練習を明後日に伸ばせばよかったんだし。
 いやいや、それだと吉澤に断らなければいけなかった)
苦しむ中、突然俺の携帯が鳴った。
「はい、もしもし」
「よっすぃーで〜す!」
「……」
戸惑いまくり。
「明日はお昼食べてからの方がいいと思うから、1時からね〜。
 それぐらいには食べ終わってるでしょ?」
「おう、そうだな」
「どうしたの?
 気分悪いの?」
「……いや、なんでもない」
「マジで?
 無理しない方がいいよ」
「大丈夫」
「それじゃ、明日ね〜」
頭がクラクラしてきた……

541 :コンボ:01/12/11 01:25 ID:qjpqrMwJ
「おはようございます」
なんか梨華ちゃんものすごく沈んでるし。
「おはよう……」
「あら、大丈夫?」
お袋が台所から声をかけてきた。
「なんでもない……と思う」
「顔真っ赤ですよ」
梨華ちゃんが俺の額に手を当てる。
「熱ーい!
 ちょっときついんじゃないですか?」
「多分……大丈夫」
視界が霞がかってくる。
(ちょっとヤバイかもしれん……)
「智哉さん、大丈夫ですか!?」
最後の方は聞こえなかった。

なんか異常に調子がいいです。
(量と質は別物)
作者様方に期待させていただきながら寝ます。

542 :名無し募集中。。。:01/12/11 02:20 ID:cr74O73g
コンボさんの調子がずっとよいままでありますように・・・・・

更新乙

543 :ねぇ、名乗って:01/12/11 16:22 ID:aBPr3apZ
ag

544 :名無し娘。 suzuka:01/12/11 22:41 ID:SGtjtD4X
いいですねぇ……(遠い目)

545 :コンボ:01/12/12 14:47 ID:c4Z4dkXE
8200さんはもうお書きになられないのかな?

さっきまでいた布団の中だ。
胃の調子が悪い。
右から洗面器が出てくる。
誰かが背中をさすってくれた。

吐いたらかなりすっきりした。
今度はティッシュが出てくる。
お袋にしては親切な応対だ。
「……って梨華ちゃん!?」
「大丈夫ですか?」
「ああ、まあ……」
「それじゃあこれ替えてきますね」
洗面器を持って部屋を出て行った。
(頭痛は悩みのせいじゃなかったのか……)

546 :コンボ:01/12/12 14:48 ID:c4Z4dkXE
時計を見やる。
11時16分。
吉澤に断りを入れるのはまだ間に合う。
いくらなんでも電話くらいはしなくちゃいかんだろう。
携帯を取るために立ち上がる。
(だるい……)
だるさと闘いながら携帯を取ってくる。
番号は携帯にしか入っていないのだ。
(一年の時に聞いてないのに教えてきたんだよな)
「もしもし、吉澤?」
「どうしたの小野君」
「悪い、熱が出て行けない……」
「うそっ、マジ!?
 大丈夫?」
「今日中には多分治る」
「それじゃ、今からお見舞い行くから」
「別にいいって……」
「それじゃすぐ行くから!」
「だから別に……」
電話はすでに切れていた。

547 :コンボ:01/12/12 14:49 ID:c4Z4dkXE
それから5分後、インターホンが鳴った。
(早っ!
 吉澤か……?)
「元気かー?
 元気なわけないけどねー」
「真里か……」
「そんなに嫌かいっ!」
「あ、矢口先輩こんにちは」
梨華ちゃんが部屋に戻ってきた。
「おはよ、梨華ちゃん」
「……で、なんでお前が俺が熱でたの知ってんの」
「梨華ちゃんから電話があったんだ。
 えらく慌ててたね。
 『大変なんですぅ〜』って」
「そんな風に言ってませんよー」
しばし歓談(俺を除いて)。
「矢口さん、今インターホン鳴りませんでした?」
「鳴った鳴った。
 早く出たほうがいいよ」
(吉澤……にしてはまだ早いな)
「おう、くたばっとんな」
「准一くん、入ってくるときはノックをしようね」
「そう怒んなって。
 おっ、真里もおるやん。
 やっぱり梨華ちゃんに言われたんやろ。
 『大変なんですぅ〜』って」
(みんな感想はそこかい)

548 :コンボ:01/12/12 14:52 ID:c4Z4dkXE
「梨華ちゃん、こいつどうなん?」
俺に聞かずに梨華ちゃんに聞く。
「今日か明日には治ると思いますよ」
「しっかし、なんで智哉みたいな馬鹿が倒れたんだろね〜。
 馬鹿は風ひかないって言うし」
真里がお構いなしに肩を叩いてくる。
「うるせえ。
 疲れたんだよ」
「お前だけ変にはりきっとったからなー、ギター」
「まあ、イェスタデイ真ん中に決まったんだからな。
 吉澤に頼まれたんだし」
「吉澤さんって誰ですか?」
梨華ちゃんが質問したちょうどその時、インターホンが鳴った。
下から声が聞こえてくる。
「はーい、今開けますねー」
ドアが開く音がする。
「小野君二階!?」
(この声は……)
「それじゃあおいらはそろそろ家に帰るかな〜」
「俺も昼飯食うし」
真里と准一は突然立ちあがる。
「お前ら変だぞ、ちょっと待て!」
「「お大事にー」」
入れ違いに、階段を猛スピードで上る音が聞こえてきた。

549 :コンボ:01/12/12 14:59 ID:c4Z4dkXE
とりあえず最近の作者さん達を呼んでみることに。
ど素人さん、ちっくりさん、加賀百万石さん、8200さん。
ベルゼブブさんも書いてくださるのかな?
待ってますよー。

正直、どなたでも結構なんで書いてください。
俺ばっかりだとちょっと空しいというか……
時々、なんで書いてるんだろう、と思うんで。

550 :ねぇ、名乗って:01/12/12 15:15 ID:8WtD07F1
みんなコンボさん小説楽しんでるよ。
他の作者さんが書き込めない時も有るって。
気にせずどんどん更新してね。

551 :ねぇ、名乗って:01/12/12 15:31 ID:tnJQXj2Y
そうそう
ガンガレー

552 :名無し募集中。。。:01/12/12 15:34 ID:qTA2Yatv
小野君うぜーよ。

553 :ベルゼブブ:01/12/12 19:42 ID:TafMmPDG
おれ、モームス麻雀小説を書きたいんだが、ここに発表する前に、
今手書きで書いてる途中・・・・
発表しないかもしれんが・・・(何となくおもしろくないので・・・)
しかし、例の田代事件により鬱なので、かかんかも・・・
駄スレですまん。

554 :コンボ:01/12/12 20:36 ID:c4Z4dkXE
>>550>>551
ありがとうございます。
そういってもらえると励みになります。
他の作者さんが書かれるまでのお楽しみになれればよいと思います。
>>552
俺もやめようかと思いましたが、まだ様子を見てみようかと思います。
目障りであることは承知してます。
すいません。
許してちゃぶだい。
>>553
麻雀小説とは珍しいですね。
面白い、面白く無い、はそんなに気にすることは無いと思います。
こちらも自分で自分の作品を面白いと思ってないのに書いてますから。(w
最初は恥をさらしているみたいでしたが、だんだん慣れてきました。
無理して書けとは言いませんので、一読者として気が向いた時書いて頂ければと思います。

555 :8200:01/12/12 22:04 ID:TNWc6Eou
>>529の妄想の続き

「えーーーっ!あんた達一緒に住んでるのぉーっ?!」

結局パンは買いそびれ食堂で尋問を受けることになってしまった・・・
いつかは知られることだから俺は素直に事の次第を話すことにした

「真里、声でかいよ。みんなこっち見てるだろ」

俺は、今俺の両親が海外で暮らしていること、今住んでる家はおじいちゃんが
残してくれた家で俺が独り暮らししていたこと、俺の親と真希の親が仲良かったこと
真希が幼なじみで小学校4年まで一緒に遊んでいたこと、真希の両親が引っ越すとき
真希は生まれ育ったここで生活したいといったこと、そのことを告げた手紙が
4日前に届いたこと・・・

「・・・そんな訳で一緒に暮らすことになったのさ」
「ヤバイよ絶対!年頃の男と女が一つ屋根の下に暮らすなんて・・・ヤっちゃった?」
「・・・ゴッゴホッ!ゲフッ!んなわけないだろ!アホかお前は」
真里のツッコミに思わずむせてしまった
「またまた〜ゴッチンはどうなの?」
「・・・そんなわけないよ〜やだなぁ」
「ん〜〜〜怪しいなぁ」

「ちょっと!アンタ達いい加減にしなさいよ・・・梨華ちゃん大丈夫?顔色悪いみたいだけど」
「う・・うん。私は大丈夫。アリガトよっすぃ。でもちょっと気分が悪いから教室戻ってるね
 ごめんね。それじゃみんな・・・後藤さんこれからよろしくね」
「い、石川さん・・・!?・・・ん?」

「梨華ちゃんは私が送っていくからリョウはお昼御飯食べてなさい!」

梨華ちゃんは席を立ってひとみに付き添われて教室に戻っていった
俺も付き添いたかった。ひとみの役は俺であるはずだった
・・・でも隣りに座った真希が俺の袖をギュッと掴んで放さなかった
その手は真里にばれないように静かに力がこもっていた

556 :8200:01/12/12 22:14 ID:TNWc6Eou
>コンボさん
コンボさん調子良いですね。どんどんいって下さいね
これからの展開が楽しみです

俺はコンボさんが復帰されたのでマターリ書ければ良いなと思っています

557 :ねぇ、名乗って:01/12/12 23:18 ID:gGwp/2K5
>静かに力がこもっていた

お、(・∀・)イイ!!展開だねぇ。
激しく萌えるよ。

558 :名無し娘。:01/12/13 12:32 ID:tqbeCDM1
>その手は真里にばれないように

ここもね。

559 :コンボ:01/12/13 20:51 ID:GImdKHNw
「小野君!?」
勢いよくドアが開いた。
案の定吉澤だ。
肩で息をしている。
「大丈夫なの?」
カバンを放って、膝でこちらに寄ってくる。
「おう、大丈夫……」
「熱は何度出たの?」
「41度2分」
「大変じゃない!
 早く氷枕とか用意しないと……」
「もう37度まで下がってる」
「えっ、でも!」
混乱している吉澤のバックに梨華ちゃんが登場した。
「あの、お昼ご飯作ってきますね……」
吉澤を見て少し動揺したようだったが、すぐにドアを閉めた。
居たのはほんの数秒だったが吉澤は梨華ちゃんを一瞥すると、変に冷静な顔で向き直った。
「小野君」
「何だよ」
「今の女の子、誰」

560 :コンボ:01/12/13 20:52 ID:GImdKHNw
「従妹」
「じゃあ、結婚できるってこと!?」
顔がアップになる。
「まあそうだけど……
 事情でうちで預かってるだけ」
「一緒に暮らしてるの!
 ほんとに!?」
至近距離すぎて唾が飛んできそうだ。
「嘘じゃないけど……」
吉澤はなにかまくし立てようとしたが、不意に黙った。
顔も遠ざかっていく。
「小野君」
さっきまで浮いていた腰を落ち着かせている。
「さっきから何だよ」
「あの子のこと、どう思ってるの?」
表情が切羽詰まっている。
「従妹」
「他には?」
「特に無し」
「そう……」
安堵の表情を浮かべる。
「梨華ちゃんがどうかしたか?」
吉澤の眉が動いた。

561 :コンボ:01/12/13 20:54 ID:GImdKHNw
「……梨華”ちゃん”?」
(なんかものすごくヤバイこと言ったな……)
「ただの従妹に”ちゃん”ってつけるの」
「別におかしくないだろ」
「小学生ならともかく高校ぐらいなのに”ちゃん”つけるの」
またもや徐々に顔がアップになる。
「他にどう呼ぶんだよ」
「……小野君がどう思ってるか知らないけど」
吉澤は一つ間を置いた。
「女の子がただの従兄にこんなことするの?
 玄関出たり、看病したり、お昼ご飯作ったり!
 ただの従兄にそんなことすると思ってるの!?」
「……つまりは何が言いたいんだ」
「知らない!
 帰る!」
床のカバンを拾うと、部屋を出ていった。
(結局は何なんだ……)

>>556
マターリ待ってます。

562 :あ名無し娘。:01/12/13 21:28 ID:7gIMPaFM
おおっ!

563 : :01/12/13 21:40 ID:WBx7RXSK
カワイ〜

564 :ねぇ、名乗って:01/12/14 01:30 ID:0HuC6KCa
いいあげ

565 :名無し募集中。。。:01/12/14 02:59 ID:rT3oKSx/
こう着たか〜・・・次の更新期待

566 :コンボ:01/12/14 22:15 ID:AqQcCRJ1
数分後、お粥を乗せた盆を持った梨華ちゃんがやってきた。
盆を布団の脇に置く。
「飯は食えないのか」
「当たり前です」
かなりむくれている。
雰囲気が暗すぎる。
「それじゃ頂きまーす……」
お粥を食べようと盆をつかんだ。
「ダメです。
 無理しちゃいけません」
静かに続ける。
「私が食べさせてあげます」
それこそダメだろ。

567 :コンボ:01/12/14 22:18 ID:AqQcCRJ1
心の訴えも効かず、梨華ちゃんは蓮華を手にとってお粥をすくった。
蓮華を顔の前まで持ち上げると、息を吹きかけ始めた。
(何もそこまでしなくても……)
息がかかった蓮華は俺の口の前に移動した。
(これを食えと?)
梨華ちゃんは真剣な目で蓮華(及び俺)を見ている。
(……食うしかあるまい)
味の方は普通だった。
多少お袋のより好みだ。
「……うまいな」
「そうですか……」
さっきと同じように息を吹きかける。
また口の前に。
食うしかあるまい。
何回か繰り返すと、蓮華を皿の縁に置いた。
「えっと、ごめんな本当に」
何に謝るのかよくわからないが、謝らなければいけない気がした。
「……さっきの人が吉澤さんですか?」
「そうだよ」
「……准一さんから聞きました」

『今日は一緒にゲーム行かれるはずだったのに、取りやめになっちゃって』
『えっ?
 俺は今日はなんも無いけど……』
『でも昨日は准一さんとゲームセンターに行くって』
『(ヤバッ)そうやった気もせんでもないというか……』
『……』
『……約束してません』

やばい。

今日はここまでです。

568 :ねえ、名乗って:01/12/14 22:33 ID:iPCL09f7
皆さん、がんばってください

569 :ねぇ、名乗って:01/12/15 03:42 ID:xebb2j8O
(・∀・)イイ

570 :ねぇ、名乗って :01/12/15 14:37 ID:/1CMR8F+
上手い!
日常感が絶妙!
頑張ってください。

571 :やまだ:01/12/15 20:22 ID:d9MgZTrN
ピピピピ ピピピピ

今日も目覚ましが鳴る。
「・・・ん・・・もう朝か」
目が覚めると同時に、猛烈な寒さが襲ってきた。
(部屋の中でこれなら、外はもっと寒いだろうな・・・)
今日はやめよう。と思ったが、ふと、ある人の顔を思い出した。
「あの子、今日もいるんだろうな・・・」
俺は寒さを我慢して、布団から飛び起きた。

外は真っ白だ。しかし、思ったより寒くはない。
道路は、昨日の除雪車のお陰で雪が全く無い。ありがた迷惑だよ。
俺はアパートの階段を降り、軽く柔軟体操をして走りだした。

俺の名前は飯田秀樹。一応これでもプロボクサーだ。
プロっと言っても、プロ3年で2勝6敗。ここ最近は4連敗。
会長や勤め先の社長からも、引退を勧められている。
俺もそろそろ潮時かと思っている。
練習はしんどいし、減量はキツイ。走るのもダルイ。
次の試合で辞めようかな・・・。
「飯田さん、おはようございます」
急に明瞭な声が頭に飛び込んできて、フと我に帰った。
声のした方を見ると、いつもの少女の姿があった。
「あ、ああ、おはよう、あさ美ちゃん」

572 :コンボ:01/12/15 23:41 ID:YgljwM64
「嘘ついたんですね」
「……」
黙るしかなかった。
「他に約束があったんですよね」
「……あった」
「誰と、どこで、何をする約束だったんですか?
 そんなに私のこと嫌いなんですか!?」
いきなり声を張り上げる。
「違う!
 君との約束は最初から断ろうと思ってたんだ!」
「じゃあなんでもっと早く言ってくれなかったんですか?
 それに誰かと約束してたんでしょう!?」
「吉澤とギターの練習……」
「かぶっちゃったから私の方断ったんですね!
 私は吉澤さん以下なんですね!」
目は涙で一杯である。
「たまたまそうなっただけだ!
 君と吉澤を比べたりしてない!」

573 :コンボ:01/12/15 23:41 ID:YgljwM64
しばらく沈黙が続いた。
しかしすぐに、梨華ちゃんの嗚咽で沈黙は破られた。
次第に声は大きくなり、目から涙が零れ落ちてくる。
(どうすればいいんだ……)
困っている間に、梨華ちゃんはとうとう喚き出して俺の膝に顔を押し当ててきた。
「分かってたんです!
 吉澤さんと何にもないって分かってたんですけど!」
叫びながら泣いている。
「でも、負けてるって思ったんです!
 悔しかったんです!
 吉澤さんのほうが綺麗だったしかっこよかったし……」
それから先はよく聞き取れなかった。
深呼吸して、梨華ちゃんの頭に手を置いた。
「そんな風に思ってるなんて思わなかった。
 ……悪かった」
服を通して、涙が肌に接する。
梨華ちゃんが顔を上げた。
黙って泣いたまま、両腕をふさぐようにして抱きついてきた。
泣き方はかなり弱まったが、腕の力は弱まらなかった。
きつく抱きしめてくる。

574 :コンボ:01/12/15 23:42 ID:YgljwM64
吉澤は足元の石ころを蹴った。
石は大きく右へそれて、溝の隙間に落ちた。
(出て行かなかったらよかったかなあ……)
内心、感情的になって家を飛び出たことを後悔していた。
(梨華ちゃんだって本当にただの従妹なんだろうし。
 梨華ちゃんはどう思ってるか知らないけど……)
帰る間際、玄関で石川をおもいっきり睨みつけた。
そんな自分がどうしても好きになれなかった。
(……やっぱり謝ろう)
Uターンすると、吉澤はまた家に向かった。

575 :コンボ:01/12/15 23:43 ID:YgljwM64
突然、静かにドアが開いた。
「小野……君」
「あ……吉澤……」
廊下で吉澤が棒立ちしている。
「さっきのこと……謝ろうと思ったん……だけど……」
梨華ちゃんも気付いたようだ。
顔を少しひねる。
吉澤の目は潤み、肩は震えている。
「何よおぉーっ!」
それだけ叫ぶと、滑るように階段を降りていった。
部屋には口を半開きにした男と泣きやんだ梨華ちゃんが残った。

>>571
新作ですか?
楽しみにしてます。

576 :あ名無し娘。:01/12/16 02:25 ID:PMdIufmI
いいねぇ
いいねぇ
いいねぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜!!

577 :ねぇ、名乗って:01/12/16 02:42 ID:oVfswL5E
凄くいい!!!!
久々に良い話が読めるスレを見つけた

578 :コンボ:01/12/16 17:02 ID:9f1hX0he
月曜日には熱はすっかりひいた。
「智哉さん、一緒に学校行きましょ」
「朝連は?」
「今日はお休みです。
 それじゃ行きましょう」
半ば強引に引っ張られる。
「音楽祭まであとどれぐらいですか?」
梨華ちゃんが電車に揺られながら尋ねてくる。
「一月弱。
 まだ全然できてないけど」
梨華ちゃんは楽しそうに微笑みを絶やさない。
(やば、吉澤)
電車を降りると吉澤がすぐ後ろから早足で追い抜いて行った。
(まさか、ずっと見てたのか……)

579 :コンボ:01/12/16 17:03 ID:9f1hX0he
教室に入ると、友人達からの視線が俺に集まった。
(げっ、これは……)
俺の机には大きな模造紙が張られていた。
上部には”カップル朝の風景”とピンクの文字で大きく書かれていた。
中央には俺と梨華ちゃんが一緒に電車を降りてくる写真があった。
(あの野郎……)
「坂口ぃ!」
ダッシュで追いついてえりをつかみ、一発殴ってやった。
「痛てえな、何すんだよ!」
「お前が何やってんだよ!」
坂口は普通に付き合えばいい奴である。
ただ、新聞記者志望で取材と称しては校内の色恋沙汰を模造紙に書いている。
「あんなのやんの坂口しかいねえだろ!」
「俺は事実を報道しただけだ!
 何が悪い!」
「事実じゃねえんだよ!」
適当な所で坂口を解放してやると、准一が後ろにいた。
「坂口もあれやけど、お前ももうちょい気ぃつけろや」
「……分かってる。
 いままでばれずに済んだのもお前のお陰だけど、全部ばれたな……」
それまでは梨華ちゃんと住んでいる事は奇跡的に隠せていた。
「できるだけ変なことすんなよ!」
怒ったように自分の席に帰っていった。

吉澤は、クラブでも一向に口をきいてくれなかった。
こちらから話しかけたりはしなかったのだが、話しかけても無視されていただろう。
「またなんか変なことやったな」
「なんもやってねえよ」
親友にも、梨華ちゃんに抱きつかれたとは言えない。

580 :コンボ:01/12/16 17:04 ID:9f1hX0he
今日からは本番通りの曲を弾く。
まだ十日以上あるが、飯田部長は練習好きで失敗嫌いである。
「えーっと次、吉澤さん、小野君、岡田君。
 弾いてみて」
部長がメモを読み上げた。
「あの、まだほとんどやってないんで今度でいいですか」
吉澤が手を上げて言った。
席は俺達とは少し間を置いている。
「大丈夫なの?
 まだ変更きくけど」
「はい、ありがとうございます……」
心なしか元気が無い。
「おい、ちょっと吉澤に聞いてこいや」
「何をだよ」
「イェスタデイ歌わなあかんやんけ、お前。
 もう歌えへんとヤバイぞ」
「……そうだな、聞いてくる」

581 :コンボ:01/12/16 17:07 ID:9f1hX0he
「あのさあ、吉澤……」
「何」
目は楽譜に向いたまま答えた。
「歌詞教えてほしいんだけど……」
「CDに歌詞ついてるじゃん」
「吉澤が勉強した方がいいって言ったんだよ」
「知らないわよ!
 勝手に勉強すれば!」
吉澤は俺に背を向けて弾き始めた。
「……なに怒ってんだよ」
「怒ってないわよ!」
「普通はそれを怒ってるって言うの」
近くのパイプ椅子を引き寄せて腰掛けた。
「なんで怒ってんだよ」
「……この間”梨華ちゃん”と抱き合ってたでしょ」
相変わらず背を向けたまま喋る。
「もし抱き合ってたらどうする?」
「なっ、最低!」
「抱き合ってないって。
 それがどう関係あるのか聞いただけ」


もう実質、冬休みなんで暇です。
(宿題?
 そんな単語はありません)
今夜またアップできるかもしれません。

582 :名無し募集中。。。:01/12/16 18:55 ID:YBjQ+jPg
コンボ先生が絶好調だ!!

583 :名無し娘。 suzuka:01/12/16 22:12 ID:+i8VRFnX
参りました
<(_ _)>

584 :G1馬:01/12/16 22:46 ID:vS0WoQ4r
コンボさん最高

585 :ねぇ、名乗って:01/12/16 23:22 ID:N4fLhTtX
いいねぇ

586 :名無し募集中。。。:01/12/16 23:55 ID:tT0rJ94l
今の俺に(・∀・)イイ!!の言葉しか浮かばん。

587 :ねえ、名乗って:01/12/17 00:03 ID:dGlnoS1r
(・∀・)イイ!!

588 :コンボ:01/12/17 11:48 ID:Ay33bywt
冬休みなので神出鬼没です。

「知らない!」
「……なんで教えてくれないんだよ」
吉澤が急に振りかえった
「私は小野君を……」
部長が立ち上がった。
「はーい、聞いて聞いて。
 明日から朝連がありますから、忘れないように。
 それじゃあ今日はこれまでー」
部員が椅子や楽器を片付け始める。
吉澤も、言葉を半端にしたままで立ち上がった。

正直、追いかけたくは無かった。
未練がましすぎると思ったからだ。
でもこれは未練じゃない、と言い聞かせながら走った。
追いかけなければどうにもならない。
それだけが理由だった。
「おーい、吉澤!」
幸い、立ち止まって振り向いた。
「あのさあ、俺、吉澤と仲悪くなりたくないんだ。
 虫がいいとは思うんだけどさ……
 また、気軽に話とかできるようになりたいんだ。
 ……人と仲が悪いっていいもんじゃないから」
太陽は沈もうとして、赤い光を辺りに撒き散らしていた。

589 :コンボ:01/12/17 11:49 ID:Ay33bywt
パンッ

「痛って!」
左頬に痛みが走った。
世に言うビンタを食らったんだろう。
吉澤の目は真っ赤で、ビンタしかしていないのに息は荒い。
「私は、もっと早くそれを言って欲しかったの!」
わけが分からない。
「最低……」
呟くと、吉澤は俺の肩にもたれ掛かってきた。
(……なんか変だな)
気がつくと、吉澤は泣いていた。
肩が徐々に濡れていく。
声をかけてはいけない気がして、黙って立っていることしかできなかった。
吉澤の腕が俺の首に回った。
顔を上げて、俺に潤んだ目を向けた。
(おいおい……)
吉澤はゆっくりと目を閉じた。

590 :コンボ:01/12/17 11:49 ID:Ay33bywt
こういうシチュエーションは過去に無かった。
いかに鈍感な俺と言えども、さすがに分かる。
テレビではすぐキスをするが、今の俺にしろと言う方が無理なお話である。
吉澤の顔は少しづつ近付いてくる。
(……すまん、吉澤!)
俺は代わりに吉澤を抱きしめた。
いきなりキスはできない。
夕日はほとんど沈み、グラウンドは赤紫に染まっていた。
耳になにか聞こえてきた。
吉澤を離して、首だけ振り返ってみた。
「お熱いねえー」
「おいおい、石川ちゃんはどうした?」
100メートル先にはテニス部とサッカー部の顔があった。
合計でゆうに30人は超えているであろう。
当然テニス部と言えば真里や梨華ちゃんもいるわけで。

こんなに冷や汗をかいたのは始めてだった。

591 :コンボ:01/12/17 11:49 ID:Ay33bywt
その後吉澤を引きずるようにして駅まで連れて行き、無理矢理電車に乗せた。
電車に乗るまで吉澤はぼーっとしたままだった。
「……ありがと、智哉君」
「別に感謝されてもな……」
言ってから、吉澤の喋り方がおかしいのに気付いた。
(なんで小野じゃなくて智哉なんだ……?)
「じゃあね、智哉君」
吉澤はまだ少しぽーっとしたまま電車を降りて行った。
吉澤が降りると、急に車両が騒がしくなった。
大勢の生徒が隣の車両から移動してきたのだ。
(げっ、サッカー部……とテニス部もいやがる……)
「いやー、もてると辛いね、智哉君!」
サッカー部の副キャプテンが俺の肩を叩いた。
口は笑っているが、目がどう見ても怒っている。
(そういやこいつ前に吉澤のこと好きだとか言ってたな……)
他の数名からは明らかに敵意を持った眼差しを受けた。
男ならまだしも、かなりの女子からも痛い視線を受けた。
「智哉さん……」
ほとんど気配を感じさせずに、横から梨華ちゃんがやって来た。
何を喋るわけでもなく、ただじっと目を見ている。

592 :コンボ:01/12/17 11:53 ID:Ay33bywt
敵意の眼差しに見送られながら電車を降りた。
同じ駅で降りるやつらは早足で通り過ぎて行く。
右にいる梨華ちゃんは今度は下を向いている。
(どうしよう……)
結局何もしないまま家に着いた。
「ただいま」
梨華ちゃんは何も言わずに二階に走っていった。
「またなんかやったんでしょ」
お袋の言葉には答えずに、俺も二階に上がった。

>>583
いえいえ、俺はあなたや他の作者さんのを読んで書いているだけです。
少なくともsuzukaさんは先輩に当たるわけですから、もっと堂々として下さい。(w

俺はもともとつなぎが目的で書いています。
もし読んでおられる作者さんや読者さんの中で、書いてみようと思う方は出撃お願いします。

593 :8200:01/12/17 12:39 ID:mevh76HT
>>555の妄想の続き

真希はさっきから俺の前を鞄を後ろに両手で持ちトコトコ歩いている

何から聞くべきか。俺は帰り道自転車を押しながらそればかり考えていた
朝のことは聞いて良い事なのか?食堂での事は?・・・いや聞いてどうする?
気まずくなるとこの先の生活に支障が出ないか?
それに梨華ちゃんのこというべきかな?・・・やっぱ今度にするかぁ
そんなことが頭に浮かび上がっては消え、結局言い出せそうになかった

「あのさ、リョウちゃん」
突然真希が振り返り、真希の後ろ姿を見ながら[考え事]をしていた俺を驚かせた
「!?んぁ!な、何?どうした?」
「?。い、いやそんなに驚かなくてもいいじゃん(wヘンなの」
「あ、あぁ、ごめん。ちょっとボーっとしてたから」
「ふーん。そんなこといって私に見とれてたんじゃないのかな?桜井君?」
真希はちょっと上目づかいで俺を見てくる
「ま、まさか!で、で何か言おうとしてた?」
「・・・あのさ、今日の晩御飯何にする?」
「うーん・・・俺は何でもいいよ。真希は何か食べたい物でもある?」
「今日寒いからおでんなんてどうかな。昨日は宅配のピザだったしね」
「いいね!それ食おう!それに決定!」
「なんかヘンだよ?私に何か隠してる?」
立ち待った俺の顔を覗いてきた
(・・・今かなタイミングは?・・・でも・・・やっぱり)

「・・・何も無いっスよ」

結局俺は何も聞けなかった

594 :8200:01/12/17 12:41 ID:mevh76HT
「やぐっつぁん今日のアレはマズイよ」

帰りのバスで景色を見ながら吉澤はそう切り出した
「アレって?」
「梨華ちゃんの前でごっちんとリョウの事聞いてたやつ」
「やっぱマズかったかな〜。あたしもちょっとやり過ぎたと思ってるんだよね
 あれから梨華ちゃんは大丈夫だったの?」
「まぁ私がフォローしといたけどちょっとショックでかかったみたい。
 知らなかったこといっぱいあったって」
「リョウがはっきりしないっていうのもあってさ。ついね」
「まぁ確かにねぇ。もう梨華ちゃんとリョウが知り合って1年になるもんね」
「リョウは女の子と付き合ったことないから女心っていうモノがわからないかもね」
「結構ヘタレなとこあるよね。お互い好き同士のハズなのに・・・」
「・・・よし!ここはこの矢口さんが一肌脱ぐか!」
「何する気!?また変なことするんじゃ・・・」
「よっすぃ〜ちょっとは私を信用してヨ〜。思い立ったら何とやら。
 早速メール送ろっと」
素早くメールを打ちだした。やぐっつぁん大丈夫かな・・・
「・・・送信完了っと」
「で何送ったの?」
「今度の土曜日にごっちんの歓迎パーティーをリョウの家でするぞ。って」
「ん〜それって大丈夫かなぁってもしかして私たちも行くわけ!?」
「モチ。梨華ちゃんリョウの家行ったことないでしょ。行ってみたいと思うんだ。
 ましてごっちんと一緒に住んでるとなればなおさらね」
「・・・2人のために頑張りますか」
「そういうこと」

595 :8200:01/12/17 12:42 ID:mevh76HT
一応出撃してみました

596 :ねぇ、名乗って:01/12/17 20:18 ID:iuOKUt9R
>8200殿
完璧です。アナタを待ってました。

597 :コンボ:01/12/17 20:34 ID:Ay33bywt
おおー、よかったよかった。
この調子でじゃんじゃんどうぞ!
(欲を言えば皆さんの更新を……)

598 :ねぇ、名乗って:01/12/17 21:46 ID:Rxr1+zFo
ここってモー娘。のメンバー以外の小説は駄目なの?

599 :名無し娘。 suzuka:01/12/17 22:08 ID:2ST71nfQ
>>598
>モー娘。のメンバー以外
誰や?

600 :8200:01/12/17 22:11 ID:79LcsUkO
>>596
どうもありがとうございます。妄想はまだ続きそうなのでよろしくです

>>597
カブったみたいですいません

>>598
ハロプロ関係でもOKだったような・・・

個人的にはS.A.Sさんの復帰が待ち遠しいです

601 :コンボ:01/12/17 22:44 ID:Ay33bywt
>>598
ここでは娘以外が主役になったことは(多分)無いですが、構わないと思います。

>>600
いえいえ、かぶってようがかぶってまいが、気にしないで下さい!
俺もやらかすんで。(w

俺はど素人さんの復帰ですね……
俺のはど素人さんの影響受けまくりなんで。
(平たく言えばパクリ)

602 :598:01/12/18 00:27 ID:Z7Qnfddk
松浦亜弥を主役において書いてみたいのですが・・・。

603 :ねぇ、名乗って:01/12/18 06:37 ID:BxYjNyPJ
>>602
ハロプロだしOKじゃないの?
書いちゃえ!まず書いちゃえ!

604 :598:01/12/18 11:23 ID:Gts95ihu
明日から書きます。よろしくです

605 :名無し募集中。。。:01/12/18 15:13 ID:Jq2uIXYq
>>604
よろしくおながいします。

606 :コンボ:01/12/18 19:12 ID:cG/Nfe9h
>>604
よろしくお願いします。
俺も書かなきゃ……

607 :ねぇ、名乗って:01/12/18 19:53 ID:PsIaaBwJ
あげ

608 :ねぇ、名乗って:01/12/18 20:28 ID:RJwAtxc2
このスレまだあったのか!

609 :G1馬:01/12/18 20:44 ID:TJlzKOOi
コンボさんの続き読みたいね 同じ二階いる二人のやりとりみたいよ

610 :コンボ:01/12/18 22:06 ID:cG/Nfe9h
梨華ちゃんの部屋の前までやって来た。
目の前はドアで、先ほどからノックするべきか悩んでいる。
(どうやって切り出そうか……)
突然ドアが開いた。
「……何やってるんですか」
梨華ちゃんの顔はいたって不機嫌そうだった。
「いや、ちょっと謝ろうと思ってさ」
「何をですか」
俺は閉口した。
言う事を考えていないのだから当然だ。
「私は別に智哉さんに謝って欲しくなんかありません。
 ……智哉さんと吉澤さんが何してても私に関係ありません。
 そんなの知らないです」
梨華ちゃんは始終不機嫌そうな顔だった。
「……私宿題やるんでもういいですか?」
「……分かった、ありがとう」
礼を言う必要も無いかもしれなかったが、必要な気がした。

611 :コンボ:01/12/18 22:07 ID:cG/Nfe9h
黒板に大きく張られた模造紙を取る気にもならなかった。
吉澤は女友達に囲まれて真っ赤になっている。
「准一、お前ならどうする……」
「……知らんわ」
一時間目の授業は筧の数学だった。
「何だこりゃあ!」
オーバーに驚いている。
「……これって小野と吉澤だな。
 おいおい羨ましいな、俺も高校生に戻りたくなってきたぞ〜!」
筧は模造紙を大事そうに丸めると、教室の隅に立てかけて授業を始めた。
「えーっと、これを小野と……吉澤」
いつもランダムに選ぶのだが、これには筧の意地悪さを感じずにはいられなかった。
まあ、そうは言っても授業中に暴れるわけにはいかないので、いやいやながら黒板の前に立った。
左にいる吉澤はすらすらと答えを書いている。
「おいおい、見とれてんなよ!」
後ろから暴言が飛んでくる。
ワンテンポ置いてクラスの爆笑。
わけの分からない気分で答えを書いた。

612 :コンボ:01/12/18 22:07 ID:cG/Nfe9h
放課後になっても冷やかされ続けた。
吉澤と行くとそれこそ酷くなりそうなので、准一と部室に向かった。
「……なあ、智哉。
 俺はその場におらんかったからよう知らんけど、吉澤のやったことがどういうことか分かるな」
「まあな……」
「いかに鈍感なお前でも分かったやろ」
「でも直接はなんにも言われて無い」
「うっそ、紙にお前と吉澤がキスしたって書いてあったぞ」
「……」
部室に近付くにつれて、うるさくなってくる。
飯田部長の声だ。
「よっすぃーってさー、小野君と付き合ってんの?」
「やだなー、付き合ってませんよー」
妙に間延びした吉澤の声が続いた。
「でも圭織聞いたよ。
 昨日二人が校庭の真ん中で抱き合ってキスしたって」
「キスなんかしてません!
 ……第一好きでもなんでも無いですし、あっちが抱き付いてきたんです!」
「えーっ、ほんとに?」
「ちょっと気が緩んだだけで、あんなの嫌です!
 はっきりしてなくて、すぐ人に流される男なんて嫌いです!」
「こんちはー」
吉澤が言い終わったとき、准一がドアを開けた。

613 :コンボ:01/12/18 22:08 ID:cG/Nfe9h
後ろから俺も続いた。
「あ……」
吉澤は立っていたらしく、すとんと椅子に腰を下ろした。
俺はあくまで淡々とギターの練習を始めることにした。
「部長、予備の弦ってありましたっけ。
 一応欲しいんですけど」
何故かつまらないことを聞きたくなった。
「あ、うんあるけど……」
部長は椅子から立ちあがって、弦を床に置いた。
「……さっきの聞こえてた?」
部長が見上げるようにして尋ねた。
答える気にはならなかった。
部長は済まなそうに吉澤を見ると、チェロを取って練習し始めた。
吉澤は顔を伏せたままで、女友達が声をかけるまで練習を始めなかった。

614 :コンボ:01/12/18 22:09 ID:cG/Nfe9h
今日はここまでです。

>>608
水面下でジャンジャンバリバリ稼動中です。

615 :名無し募集中。。。:01/12/18 23:08 ID:XXIb9xS6
ほう、今度はよすぃこが罪悪感にかられる番ですか

616 :あ名無し娘。:01/12/18 23:19 ID:6jHrveYs
いったいどうなるのかァ!!!

617 :名無し募集中。。。:01/12/19 00:10 ID:QpZ28lvu
いいのぉいいのぉいいのぉいいのぉいいのぉ

618 :ねえ、名乗って:01/12/19 12:42 ID:C0Hnedv2
どきどきしますね〜

619 :コンボ:01/12/19 18:13 ID:ZZPlxvnm
練習の途中、部長が吉澤に謝っているのを何度も見た。
「ほんっとごめん!
 何でもするからさ」
「……いいんです」
その日はイェスタデイの練習ができなかった。
「やけにうまいやんけ。
 イェスタデイ以外は」
准一の皮肉にも答えることはできなかった。
「はーい、今日はここまででいいから後は解散」
部長はかなり気落ちした声で言うと、そそくさと帰って行った。
准一も手早く片付けると帰ってしまった。
一人でギターを片付けていると、部室は俺と吉澤だけになった。
「あの、小野君」
呼び名は元に戻っていた。
「ごめんね、昨日は……」
「何にも迷惑しちゃいないよ」
こんなひねくれたことしか言えなかった。
「でも、黒板に張ってあった紙とか……」
「油断した俺も悪かったんだ。
 自業自得ってやつだ」

620 :コンボ:01/12/19 18:13 ID:ZZPlxvnm
「あの、ほんとにごめんね……」
「怒ってねえって」
「でも」
「怒ってねえって言ってんだろ!」
思わず大声が出た。
「お前が俺のことを好きか嫌いかなんてのはどうでもいいんだよ!
 大体それが何なんだよ!
 ああっ!?」
大声を出すのはあまり好きではない。
俺は肩で息をしてただ立っているだけだった。
吉澤はうつむいたまま静かに泣き出した。
(どうしろってんだよ……)
俺はギターをつかむと、大股に部室を出た。

621 :コンボ:01/12/19 18:14 ID:ZZPlxvnm
家に帰っても憂鬱になるだけだった。
梨華ちゃんは相変わらず口を利いてくれない。
従妹と喋れないのがどれだけの苦痛か分かった。
(イェスタデイか……)
ビートルズのCDを手に取る。
歌詞カードには日本語の訳が書いてある。
不意に一節が目に入った。

『彼女が何故行ってしまったのか、分からない。
 彼女は何も言わなかった。
 何か悪いことでも言ってしまったのだろうか。
 ああ、昨日に戻りたい』

あまり上手くない訳だった。
手の中で歌詞カードが潰れていた。

622 :コンボ:01/12/19 18:15 ID:ZZPlxvnm
学校で梨華ちゃんや吉澤に会っても、何も話せなくなった。
梨華ちゃんは足早に行ってしまい、吉澤は絶対に俺と目を合わせようとしない。
坂口も険悪過ぎる雰囲気に気付いたのか、報道を自粛していた。
しつこく続けるようだったら殴り倒すつもりだったので丁度よかった。
「ちょっと小野君!?」
席に座ってぼーっとしていると、後藤が前に来た。
吉澤が後藤の肩を持って引き帰そうとしている。
「一年生の石川って子とどういう関係なのか知らないけど、なんでよっすぃーを傷つけたりするの?
 そんなことしなくてもいいじゃん!」
返答に詰まっていると、後藤は机を叩いた。
「なんか言いなさいよ!」
「もういいよ、ごっちん!」
吉澤が後藤の両肩を持って悲痛に叫んでいた。
後藤はかなり憤慨した様子で歩いて行った。
吉澤の背中は前より暗く見えた。


今日はここまでです。

623 :ねぇ、名乗って:01/12/19 18:50 ID:Jp3MvIpF
いいっす

624 :ねぇ、名乗って:01/12/19 20:38 ID:ajZEJRQ3
コンボ先生の作品が読めるのは2ちゃんだけ!

625 :(・∀・)イイ!! :01/12/19 21:08 ID:XESRAY7t
(・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!!
(・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!!
(・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!!
(・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!!
(・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!! (・∀・)イイ!!

626 :名無し募集中。。。:01/12/19 21:21 ID:QpZ28lvu
駄目だ、

(・∀・)イイ!!

しか言えない・・・・・

627 :G1馬:01/12/19 23:14 ID:lv6Eh5lE
また明日もみたいねぇ コンボさんの

628 : ◆WC0yxsWA :01/12/20 00:19 ID:RSAxauIJ
漏れの唯一の楽しみだよ、これで明日も働けそうです。
ガンガレ!コンボタン。

629 :ねぇ、名乗って:01/12/20 21:05 ID:DK+BVV9Q
保田

630 :コンボ:01/12/20 22:31 ID:PQvJllMR
「いよいよ明後日は音楽祭です!
 みんな頑張ろう!」
飯田部長は今日から本格的にリハーサルを始めた。
「次、イェスタデイ。
 小野君たち、前出て弾いて」
もう、練習不足だから無理、とは言えない。
歌は家で少し練習してきたが、自信は皆無だった。
「うーん、なんかイマイチだねえ。
 声に全然張りが無いって言うか……
 演奏もあんまり揃ってなかったよ。
 ミスも結構目立ったし」
部長にボロボロに言われて、席に戻った。
「あっ、そうそう。
 小野君達は本番では一番最後になったよ」
「えっ、マジですか?」
准一が聞き返す。
「マジマジ。
 毎年うちのクラブががオオトリだから。
 ちゃんと練習しといてね」

631 :コンボ:01/12/20 22:33 ID:PQvJllMR
家に帰るとお袋に呼ばれた。
「あんた、梨華ちゃんに何したの」
「何もしてない」
「だったらあんな風にならないよ。
 家に帰ってきたら晩ご飯とお風呂以外ずっと部屋にいるんだから」
お袋の言葉はとげとげしかった。
「だからなんでそれが俺なんだよ」
「見てたら大体わかる。
 あんた、この間来た吉澤さんとなんかあったんでしょ」
「知らねえよ」
二階に上がろうとドアを開けた。
「逃げるんだ。
 梨華ちゃんと吉澤さんから逃げるんでしょ」
お袋の言葉は痛烈だった。
「梨華ちゃんのお母さんね、思ったより健康状態がいいから7月には退院できるんだって。
 それまでになんとかしなさいよ」

632 :コンボ:01/12/20 22:34 ID:PQvJllMR
「前よりは良くなってると思うよ。
 特に小野君の歌。
 でもね、まだまだミスが目立つよ。
 もう音楽祭明日なんだから、死ぬ気で練習して」
飯田部長の三度目のチェックが終わり、各自がまた練習を始めた。
(5時か……)
いつもならそろそろ帰っている時間である。
去年の音楽祭の前日は、7時までだった。
誰もがほとんど言葉を交わさずに必死で腕をふるっている。
「はーい、それじゃあ最後のリハいきまーす」
二年が弾くのは三曲。
俺の場合は吹奏楽部とのオーケストラ、ローリングストーンズのメドレー。
それにイェスタデイである。
オーケストラとメドレーは上手くできるのだが、イェスタデイはまともに誉めてもらった事がない。
練習不足がたたっているのだろう。
「それじゃイェスタデイ!」
飯田部長が声をかける。
もう7時12分。
恐らくこれで今日最後の練習だろう。
相変わらず吉澤に元気は無い。
合同練習でいる後藤からの視線も痛かった。
「Yesterday……」

633 :コンボ:01/12/20 22:36 ID:PQvJllMR
「すごいじゃない!
 三人ともすごい上手くなってる!
 ちょっと揃ってないけど、それ以外だったら上手くできてる」
筧が立ち上がって拍手した。
部員も次々と拍手をくれる。
「それじゃあこれで練習終わり。
 各自、家でも練習するように!
 暗いから一人で帰るなよ!」
筧がハイテンションに喋ると、皆片付けにかかった。


今日はここまでです。

お褒めの言葉を頂くのは嬉しい限りですが、批評も頂けると幸いです。
あと、モニターの前で土下座でも何でもしますんで、どなたか書いてください。
もうあっぷあっぷなんで。(w

634 :名無し没収中。。。:01/12/21 02:57 ID:OUZMRDfp
批評・・・
パッと思いつく意見がないんだけどみなさんどうですか?
他の人と一緒で(・∀・)イイ!! ぐらいしか思いうかばん・・・

他の作者さんも頑張ってね〜

635 :ねぇ、名乗って:01/12/21 09:56 ID:PPozdNDU
>コンボ先生
一人一人ちゃんとキャラがはっきりしてて、情景が頭に浮かびます。
脇役のお母さんも良い味出してます、家の中で起こるイベントの
キーマンになる予感です。
さあ皆さん、コンボ先生に励ましの御便りを!!

636 :ねぇ、名乗って:01/12/21 14:48 ID:tQjIkSES
やほーい

637 :うまい棒:01/12/21 14:51 ID:/dn6+NLg
新メンバーブスダヨ
つんく趣味わりぃ、脳みそトケテルネ(葉
それ以外ならまだ良し

638 :ねぇ、名乗って:01/12/21 15:28 ID:XtMY3AjO
>636,637
あげるな!!

639 :名無し募集中。。。:01/12/21 16:58 ID:IEnEVySQ
(・∀・)イイ!!

640 :G1馬:01/12/21 20:24 ID:2Vzi6n2A
>コンボさん
俺も>>634同様なかなか出てこない、ですので
希望だけでも「2階が気になります」とっても

641 :コンボ:01/12/21 22:37 ID:54DfjMxS
とりあえず一区切りついたんで、一気にアップします。

『Yesterday,all my troubles seemed so far away……』
CDから流れる曲は、悲しさを背負っている気がした。
これ以上ギターを弾いても腕が痺れるだけで、悪影響を及ぼしかねない。
CDを聞いて雰囲気を確実につかむようにした。
急に吉澤の言葉が蘇った。
『それで、その人がイェスタデイ好きだって言ってたの』

イェスタデイは一年生の音楽祭でも弾いた。
吉澤が入ってきたのはその直後だった。
一度弾いた曲はまたすぐに弾けるだろうと思っていたが、意外と難しかった。
まだ基礎も十分できていないのに弾いたから忘れてしまったのだろう。
「智哉さん」
曲が終わる頃、梨華ちゃんが部屋に入ってきた。
急いでプレイヤーを切ると、梨華ちゃんは床に座った。
しばらく沈黙が続く。
俺は何を話したらいいのか考えるので精一杯だった。
梨華ちゃんの顔は思いつめていた。
「私、智哉さんのこと好きです」
誰が聞いても、告白だった。

642 :コンボ:01/12/21 22:38 ID:54DfjMxS
「ずっと好きでした。
 小学校の時からずっと。
 お正月に会うたびに告白しよう、告白しようって思ってました」
全く、気付いていなかった。
妹のようには思っていたかもしれないが、恋愛の対象とは思っていなかった。
「何日か前、吉澤さんと抱き合ってるのを見て、ショックでした。
 全部見てたから、智哉さんがキスを断って抱きしめたのも分かりました。
 でもものすごく悲しくって悔しくって……」
表情は相変わらず思いつめたままだ。
「矢口先輩に相談したんです。
 先輩もその時ものすごく驚いてました」
そういえば、その日以来真里と何も喋っていない。
「”梨華ちゃんがあいつのこと好きなんだったら、ちゃんと告白した方がいいよ”
 そう言ってくれたんです。
 でも、私全然勇気が出なくて……
 ほんとはあの時、病気の時に告白したつもりだったんですよ。
 でもちっとも気付いてくれなかったんで……」
梨華ちゃんは少し笑った。
俺は馬鹿だった。
もっと早く気付くべきだった。
考えればすぐにでも分かりそうなことだった。
自分の情けなさに呆れ果てた。
「スッキリしました。
 自分の気持ちが言えて良かったです」
梨華ちゃんは満面の笑みでそう言った。
俺はまだ何も言えなかった。
「母のけがが早く治りそうなんで、7月にはここを出ると思います。
 それまでにお返事下さいね」
梨華ちゃんは立ち上がって、部屋を出ていった。

643 :コンボ:01/12/21 22:39 ID:54DfjMxS
うちの学校では音楽祭は文化祭と同じぐらいの盛り上がりがある。
音楽祭、文化祭、体育祭と大イベントが年内に三つもあるので、生徒会には感謝している。
人の入りも文化祭に負けないほどである。
時たま有名人も来るそうだが、お目にかかったことは無い。
「あー圭織緊張してきたよ」
舞台の袖で、部長が胸を押さえている。
司会の生徒会長がマイクを持って喋っている。
「次は弦楽部と吹奏楽部です」
やおら飯田部長が皆を集めた。
全員の手を一点に集中させる。
「よーしみんな、気合入れるよ!
 頑張っていきまっ」
「「しょい!」」

644 :コンボ:01/12/21 22:39 ID:54DfjMxS
ローリングストーンズメドレーは上手くいった。
いつも通りの気持ちでいけたのが幸いしたのだろう。
「ほら、みんな出て、次オーケストラだよ!」
飯田部長が手招きしている。
タイトルはよく知らないが、聞いたことのある曲ばかりである。
部長が最も重点的に練習したので、ミス一つ無く終えることができた。
客席からは盛大な拍手を貰った。
「よかったー、ほんとよかったー」
さっきから部長は”よかった”を連呼している。
よっぽど心配だったのだろう。
オーケストラが終わればあとは吹奏楽部と弦楽部がそれぞれ一曲づつである。
俺はギターを立てかけて、オオトリの歌を練習することにした。
「Why she had to go I don't know, she wouldn't say……」
「ああ、ほんとよかった……あっ!」
後ろから部長のひっくり返った声が聞こえた。
「これ、弦切れてるよ!」
部長の指は俺のギターを指していた。

645 :コンボ:01/12/21 22:40 ID:54DfjMxS
舞台裏は一転して大騒ぎとなった。
立てかけておいたギターが倒れて、そのショックで弦が切れたらしい。
もともと切れかけていたのに、気付いていなかった。
今、ギターは俺と准一、吉澤しか持っていない。
予備のギターも弦も用意しなかったことを後悔した。
「おい、早よ取りにいけや!」
准一が急かす。
「もうすぐ吹奏楽部終わるぞ!
 そんな時間ねえよ!」
誰かが叫んだ。
吹奏楽部が終わり、全員舞台裏に帰って来た。
「いよいよ最後となりました、弦楽部で曲は”イェスタデイ”」
司会の声が変に癇に障った。

突然、吉澤が自分のギターを突き出した。
「……小野君、これ使って!」
鋭い目でこちらをじっと見つめている。
「使えねえよ、お前のだ」
「いいから早くして!」
吉澤の目は真剣だった。
「……分かった、ありがとう」

646 :コンボ:01/12/21 22:41 ID:54DfjMxS
「吉澤ひとみは欠席です」
准一は司会に短く伝えた。
「えっ、じゃあ二人でやるの?」
「悪いですか?」
三年の生徒会長は准一の気迫に黙った。
大勢の観客に見られるのも3回目なので慣れてきた。
あとは全力を出し切るのみである。
俺は、”H・Y”と裏にマジックペンで大きく書かれたギターに全てを託した。

「もう、めっちゃ感動したよ。
 マジで泣きそうなった。
 それにしても後ろの男の人カッコよかったなー」
小川麻琴は親友のあさ美にそういうと、一つ間を置いた。
「でもなんであさ美のお姉さん出てなかったんだろうね」
「なんでだろ……お姉ちゃん頑張ってたのに……」
「……とりあえず、ここ出よっか」
麻琴はあさ美の独特の雰囲気に慣れきれていなかった。

647 :コンボ:01/12/21 22:43 ID:54DfjMxS
「お疲れー」
飯田部長はそう言うと、ペットボトルを差し出した。
「ありがとうございます」
キャップを開けて一気に飲み干した。
准一が腰を浮かせている。
「ん、どこ行くんだ?」
「ちょっとトイレ」
しばらく座って休憩していたが、ギターが吉澤の物なのを思い出した。
(これ返さなきゃな……)
吉澤は長椅子に座っていて、近付くとこちらに振り向いた。
「吉澤」
ギターを差し出すと、吉澤は両手で受け取った。
「なんでギター貸してくれたの?」
俺も長椅子に腰掛け、壊れたギターを片付けながら尋ねた。
「……好きな奴に聞かせたかったんだろ」
吉澤も片付けていたが、手を止めてまた俺の顔を向いた。
「……好きな奴がいたから渡したの!」
「え?」
思わず間抜けな声が出る。
「私はぁ、あんたが好きなの!」

648 :コンボ:01/12/21 22:43 ID:54DfjMxS
俺が固まるのを尻目に、吉澤は喋り続けた。
「高校入って、音楽祭見た時に好きになっちゃったの!
 私がこのクラブ入ったの誰のせいだと思ってんの」
吉澤は大声を張り上げているが、舞台裏は騒がしいから俺にしか聞こえない。
「病気の時に従妹の子と仲良さそうにしてたのが気に食わなかったの!
 それで……あの時はキスして欲しかったの!」
”あの時”がいつのなのかは十分分かった。
「高校になるまで本気で好きになった人なんていなかったの!
 だから私はぁ……」
終わりの方は涙声になっている。
「分かった」
俺は両手で吉澤の肩を持った。

後ろからは男子の奇声やらが聞こえたが、気にしなかった。
気にできないほど夢中だった、と言った方が正しいかもしれない。

649 :コンボ:01/12/21 22:43 ID:54DfjMxS
「お取り込み中の所あれなんやけど……」
吉澤から顔を離すと、准一の足が目に入った。
「その長椅子どかすから立って、やってくれへん?」
顔がにやついている。
その後ろにはいつのまにか坂口が立っている。
右手にはカメラが握られていた。
「お前何撮ってんだよ!」
苦笑いしながら立ち上がった。
准一も苦笑いを浮かべている。
「ええやんけ、許したれや。
 どうせ隠す気無いんやろ」

「もちろん」

650 :コンボ:01/12/21 22:44 ID:54DfjMxS
その晩、家に帰って梨華ちゃんに全て話した。
泣くことも無く、怒るようなことも無かった。
ただ、黙って話を聞いてくれた。
「ほんとにごめん」
「……そうですか。
 じゃ、私振られちゃったんですね」
梨華ちゃんはつとめて明るくしていた。
「でも、自分の気持ちを言えたからいいんです。
 いつか、智哉さんよりもずっと素敵な彼氏作りますから!」
涙目で笑みを作っていた。

651 :コンボ:01/12/21 22:46 ID:54DfjMxS
「それじゃあ、音楽祭の成功と二人を祝して、カンパーイ!」
飯田部長が音頭を取ると、全員ジュースを飲み始めた。
弦楽部、もとい管弦楽部では、音楽祭の翌日に打ち上げをやるしきたりがある。
好き勝手にジュースを飲んだり菓子を食べたりして暴れる。
今年は吹奏楽部もいるから、例年より人数が多い。
「お前は幸せ者だな、このヤロー!」
「ちょっ、ジュースこぼれるって、ちょっとマジで!」
俺にはヘッドロックを食らいながら殴られるという暴力のオンパレードが始まった。
「おーい、酒持ってきたぞ!」
筧が赤い顔で叫んでいる。
「でも私たちまだ未成年ですよ」
「かったいこと言うなよー!」
ふらつく足取りで吉澤のコップに酒を注いでいる
(先に飲んでたな……)
ようやくヘッドロックから解放されて一息ついていると、吉澤が隣に座った。
コップの中身は無い。
顔は火照り、焦点が定まっていない。
「……お前酔ってるぞ」
「ともやくぅーん。
 愛の告白はぁー?」
「へ?」
「私は告白したけどぉー、智哉君まだ私にしてないじゃーん」
俺達の会話を聞いていたらしい飯田部長が立ち上がった。
「それじゃあここで、小野君に改めて愛の告白をしてもらいたいと思いまーす!」
(あの人も酔ってるな……)
見たところしらふは俺ぐらいである。
「ほらはよ立てや!」
准一の息も酒臭い。
さっきまで騒いでいたのが一気に静まり返る。
「えっと……好きだ」
「「うおおおお!」」
「「きゃあああ!」」
教室中が獣のような叫び声を上げる。
「「キース、キース!」」
期せずしてキスコールが起こった。
吉澤がとろんとした目で見つめてくる。
もうこうなったらやけだ。
「よっしゃー!
 お前ら見とけー!」

とある幸せな一日。

652 :コンボ:01/12/21 22:52 ID:54DfjMxS
とりあえず区切りがついたんで、様子見ようかなーと。
多分そのうちまた書き始めると思いますが。
(だって物書き楽しいんですもん)
あと”先生”ってやめてもらえませんかね……
先生って呼ばれるほど凄いことは全然してないんで。

653 : :01/12/21 23:07 ID:yuweB898
お疲れさんです。
>>651でこの話は終わりですか?
とりあえず続編を楽しみにしています。

654 :G1馬:01/12/21 23:27 ID:WN0poDx6
お!怒濤のアップですね。
イエスタディか・・・俺らもやったなぁ
なんでこれになったんだろう?思い出せない

655 :あ名無し娘。:01/12/21 23:35 ID:dg3U8Z3g
おーーーーーーーーー
そうか・・・吉澤かぁ〜〜〜〜〜

656 :ねぇ、名乗って:01/12/22 12:49 ID:sm6VVIRs
振られてしまう梨華ちゃんが梨華ちゃんらしい。
悲恋が似合う女ですよね

657 :名無し募集中。。。:01/12/23 01:19 ID:A117g5I+
(・∀・)イイ!!

658 :名無し募集中。。。:01/12/23 03:25 ID:A117g5I+
俺のID時報か・・・・・

659 :ねぇ、名乗って:01/12/24 01:33 ID:b+3Vm5qz
暮らしのパートナーと真剣に考えたら・・石川だな。

660 :我輩は犬である。:01/12/24 17:19 ID:T4QigYNg
オレの名前はアレックス。ジャーマン・シェパードだ。
今日は平日。天気も良い。
犬の訓練師のご主人は今日は仕事が休みなので
近所の公園に散歩に連れて来てくれた。

暖かい陽だまりの中公園の中にはあまり人も居ないので
のんびりした空気が漂っていた・・・
公園の片隅では、なにやら撮影しているみたいだ。
ご主人様はあんまり、そういうのは気にしないタイプなので
そこを避けるように方向を変えた。
「アレックス。ちょっとトイレ行くから待っててくれ。
それとあそこのコンビニに買い物も行くから10分ぐらいかな。」

661 :我輩は犬である。:01/12/24 17:20 ID:T4QigYNg
と言い柵にリードを結びつけた。
留守番は慣れている。それに暖かい陽射しは気持ちがいいので
伏せの状態で少しまどろんでいた。
「お留守番れすかぁ?」
片目を開けると小さな少女がしゃがんでこっちを見つめていた。
「おなまえは?あたしはののれす。」
・・・普通に話し掛けてきたこの少女は訓練されている自分の
ココロの中にスッと入ってきた。
だが、自分には自分の名前を告げる術が無い。
そんなことを見透かしているようで少女は
「おなまえなんていいのれす。おりこうさんれすね。
ののは、すこし疲れたのでぬけてきたのれす。わるいコれす。」

662 :我輩は犬である。:01/12/24 17:28 ID:T4QigYNg
なぜかこの少女には凄く引かれて気がつくと
ご主人様以外には振ったことの無い尻尾がパタパタ動いていた。
「おやつたべますか?」と言い少女はビスケットを差し出してきた。
ご主人様以外からは食べ物を貰わないように躾された自分は食べなかった。
「食べないのれすか?いけないって言われてるの?
えらいね〜。ののは、いけないとわかってても食べてしまうのれす。」
ふとさっき撮影していた方向を見ると何人かがざわついている。
どうやら人を探しているらしく、ドタバタ走り回っている。
少女はその様子を慌てているような、それでいて楽しんでいるような目で
見つめていた。
「のののこと探してるんれすよ〜。わかる?」
言われなくてもわかっていたが、ペロっと舐めてあげた。
少女は物凄く喜んで抱きついてきた。
・・・気がついたらいつもは待っているときは伏せなのに
座っている自分が居る。尻尾まで振って・・・

663 : :01/12/24 20:48 ID:HKRAA9rf
おお〜!動物視点かぁ。
すげえ楽しみっす。

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